大阪松竹座 令和3年11月公演「松竹新喜劇 錦秋公演」開幕!!

左から竹本真之改め曽我廼家桃太郎、植栗芳樹改め曽我廼家一蝶、桑野藍香改め曽我廼家いろは

大阪松竹座にて「松竹新喜劇 錦秋公演」が開幕した!今回は傑作喜劇の2本立てで、渋谷天外、藤山扇治郎をはじめ、「松竹新喜劇」劇団員が本拠地・大阪にて二年ぶりに揃った。
また本公演は、日本の喜劇の祖と呼ばれる“曽我廼家”の名前を、松竹新喜劇の次世代を担う若き劇団員・植栗芳樹、桑野藍香、竹本真之が継承することでも話題となった。曽我廼家五郎、十郎が日本で初めて喜劇と銘打った公演を生み出してから百十余年、昭和57(1982)年以来の“曽我廼家”継承という大きな節目の公演とあり、開演前から劇場は明るいムードに満ちていた。

開演10分前、“新曽我廼家”の3名、曽我廼家一蝶、曽我廼家いろは、曽我廼家桃太郎が緞帳の前に登場した。劇場内の感染症対策の説明や来場者への注意事項など、息の合った掛け合いを披露。劇場が和やかな雰囲気に包まれ、初日の幕が開いた。
『お家はんと直どん』は実に43年ぶりの上演となる作品で、朝の連続テレビ小説の劇中劇として話題となった昭和の名作。大きな見どころは、曽我廼家文童演じる直吉が、結婚して家を出る娘を送り出すというクライマックスの場面。娘の幸せを祈る父の姿が、ここから新しいスタートを切る“新曽我廼家”の3人を見つめる文童自身の姿と重なる。藤山寛美らとともに長年劇団を支えてきたその迫真の演技に、劇場は感動の涙と大きな拍手に包まれた。
『お祭り提灯』は劇団随一の人気演目として、これまで何度も上演されてきた。大阪松竹座では平成25年ぶりの上演となり、意地悪ながらどこか憎めない隠居を渋谷天外が演じ、舞台上で繰り広げられるドタバタ劇に客席から笑い声が漏れた。藤山扇治郎は松竹新喜劇入団時にも勤めた丁稚役で存在感を発揮。新曽我廼家の3名はもちろん、同じく曽我廼家を継承している曽我廼家八十吉、曽我廼家寛太郎、曽我廼家玉太呂の3名も出演し、晴れ舞台を盛り上げた。最後に、劇団代表の渋谷天外より曽我廼家6名と劇団の次世代を牽引する藤山扇治郎の紹介があり、客席から大きな拍手が送られた。
松竹新喜劇らしい泣き笑いの芝居で観客は大盛り上がり。2年ぶりの本拠地での公演は、温かく賑やかな雰囲気の中初日の幕が下りた。

『お家はんと直どん』(左から井上惠美子、曽我廼家文童、曽我廼家寛太郎、渋谷天笑、曽我廼家いろは)

『お家はんと直どん』(左から渋谷天笑、井上惠美子、曽我廼家寛太郎、曽我廼家文童、曽我廼家いろは)

『お家はんと直どん』(左から渋谷天笑、曽我廼家いろは、曽我廼家文童)

『お祭り提灯』(左から曽我廼家一蝶、曽我廼家寛太郎、曽我廼家八十吉、渋谷天外)

『お祭り提灯』(左から曽我廼家桃太郎、曽我廼家いろは、藤山扇治郎)

『お祭り提灯』(左から曽我廼家八十吉、藤山扇治郎、渋谷天外)

左から曽我廼家桃太郎、曽我廼家いろは、曽我廼家一蝶、曽我廼家玉太呂、曽我廼家八十吉、渋谷天外、藤山扇治郎、曽我廼家寛太郎

 

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