今しか体験できない東京ホテイソンの笑いを!
昨年、自身初となる単独公演ツアーを成功させた東京ホテイソンが、今年も全国ツアーを敢行!1回目の手応えを2人はこう語る。
たける ごくシンプルに、こんなに人が来てくれるんだ!と思いました。全国の方々と生でお会いする機会がなかったので、応援してくださる皆さんを肌で感じられたのは本当に良かった。あと、コントは今までやったことがなかったので、楽しかったです。漫才だけではなく、いつかテレビとかでコントもできたらいいな。
ショーゴ 同じネタでも各地区でウケるところとウケないところがあって、そこで試行錯誤して、最終公演にこれがベスト、という形に持っていけたのは、各地を回って経験したからこそでした。コントについては、単独1本目のコントが自分らしいネタだったので、そういうコントを増やしたい。漫才はもちろんですが、自分の中にコントのことを考える部分、コントへの欲ができました。
今回のツアーは、札幌・広島を加えた8都市16公演とスケールアップ。コントに魅力を感じつつも、漫才への並々ならぬ想いがみなぎる。
ショーゴ 2022年のM-1は準々決勝で負けてしまいましたが、手応えとしてウケてはいたので、あとは精度を上げるだけ。いろいろ取っ払って新しい漫才をやりたいです。最初は漫才とコントを半々にしようと思ったんですけど、やっぱり漫才の比率を多くしました。もう一度、漫才を勉強しよう、という気持ちです。
たける 準々決勝で負けて、いい意味でM-1がすべてではない、という感覚にもなりました。だから、今回の単独は自由に漫才やコントをやって、楽しく自由にやれている中にお客さんが入ってくれたら。1回目の単独も、M-1も、お客さんに伝わっているという感覚はあるので、それを大事にしたいと思っています。
そして芸人としてさらなるステップアップのために、2023年こそクリエイティブなことをしたいと話す。
ショーゴ 去年もクリエイティブなことをしたかったけど、ありがたいことに仕事も増えて、思ったほどできなくて。でも周りの芸人たちは、バンドやったりドラマにでたり、芸人以外のこともちゃんとやってるんですよ。それで俺は筋肉を鍛えているので、まずは大会に出ると決めました。YouTubeとかでも、お互いにパーソナルな部分をもっと出していきたい。たけるは多趣味だしね。
たける コロナ禍があって、先輩や仲間とご飯に行く、みたいなことも断りやすいんですよ。でも、それに慣れちゃダメだな、と。現場以外でのコミュニケーションが現場にも生きてくるだろうし、そこをしっかりとっていく1年にしたい。エピソードトークが現場での話だけではダメですから。
芸人としての人間力を磨きつつ挑む今回の単独ツアー。今しか体感できない、東京ホテイソンの笑いを味わえるはずだ。
ショーゴ いろんなパターンの漫才を入れようと思っているので、こいつら新しいものをやろうとしてるんだな、と感じてもらえたら。
たける コントもやるので、ぜひ今回も楽しみに、お近くのところに見に来ていただきたいです!
インタビュー&文 / 宮崎新之
Photo・篠塚ようこ
※構成/月刊ローチケ編集部 1月15日号より転載
掲載誌面:月刊ローチケは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布
【プロフィール】
東京ホテイソン
■トウキョウホテイソン
ボケ担当・ショーゴとツッコミ担当・たけるによるお笑いコンビ。’15年結成。
M-1グランプリ2020ファイナリスト。第1回単独公演「洒落柿」Blu-ray発売中。