
俳優・アーティスト・クリエイターとして幅広く活躍している福澤侑が、8月10日(日)より開催している初のソロライブツアー『Yuu Fukuzawa 1st Live「The Dark Parade」』。名古屋、大阪公演を経て、8月21日(木)には東京公演が行われる。 8月20日(水)に発売するオリジナルアルバム『The Dark Parade』の楽曲を携えた自身初のソロライブツアーに対する思い、名古屋・大阪でのライブの手応えや、東京公演に対する意気込みなどを伺った。
――1stアルバム『The Dark Parade』、同名のライブツアーのコンセプトを教えてください
福澤 タイトルにある通り、「闇の中のパレード」がコンセプトです。闇=暗いということだけではなくて、闇と光の振り幅みたいなものを表現したいと思い、闇の中で光るライトの綺麗さだったり、静けさの中で突如現れるサーカスの楽しさだったりを意識しています。特にこのアルバムやツアーは、喜怒哀楽を全部表現したいと思って作りました。
――「闇の中のパレード」をコンセプトにした理由についてもお聞きしたいです
福澤 初めてのアルバムとツアーだったので、役者やアーティスト、裏方をやらせてもらっている今の福澤侑のアーティストとしての“振り幅”を皆さんに知ってもらえたらと思って決めました。
――今回のライブツアーにおけるこだわり、挑戦したことなどはありますか?
福澤 まずはギタリスト・二宮楽さんとのセッションです。ギターサウンドでダンスを踊ったり、アコースティックな感じで歌わせてもらったりしているんですが、そこは自分の中でも初めての挑戦で楽しいですし、見せ方もこだわっています。
それから、スタッフさんに無理を言って、ステージから客席に向かって流れるようにカラーライトをつけていただきました。ステージと客席の一体感を作りたくてお願いしたので、会場に入ったらぜひ見てほしいです。 あとは最高のパフォーマンスをしてくれるゲストの皆さんですね。それぞれが個性的で唯一無二なので、一緒にパフォーマンスできるのはめちゃくちゃ楽しいですし、僕も負けないようにしないといけないという思いで挑戦しています!

――すでに名古屋、大阪公演を終えられていますが、手応えはいかがでしょう
福澤 名古屋は初日だったこともあり、最初のうちは自分もお客さんも「どういう感じ?」っていう探り合いみたいな緊張感があったと思います。でも、お客さんもすぐ「あー、そういう感じね!」と理解してくださって、僕やダンサーだけじゃなく、会場全体で雰囲気を作って盛り上がることができた感覚がありました。ゲストで来てくれたYUKIのパフォーマンスで、僕もお客さんもさらに勢いをつけてもらったと思うので本当に感謝です。自分のライブなのに、終わってみたら自分が一番楽しんでいました(笑)
大阪は名古屋の次の日だったので、気持ちが高ぶったまま挑むことができました。緊張感よりも「もっと自分のパフォーマンスのクオリティを上げるぞ!」という気持ちの方が強かったですね。ゲストは気心が知れていてパフォーマンスに対して絶対的な信頼があるBimiだったので、任せるところは任せて自分のパフォーマンスに集中できました。そういう意味では名古屋とはまた違った見せ方も出来た気がします。 リハーサル中、急遽Bimiに「YUKIとのfeaturing曲の『Taste』もやれる?」と聞いたら、即答で「いいよ!」と答えてくれ、即興でラップしてくれて。そのサプライズによって会場でしか味わえないライブ感が生まれ、お客さんにも楽しんでもらえたと思います。お客さんも最初から「盛り上がるぞ!」という雰囲気でいてくれたので、僕も負けないようにずっとギアを上げっぱなしでしたね。


――東京公演に対する意気込みを教えてください
福澤 名古屋、大阪の公演を経て、ダンスも歌もさらにパワーアップしたライブをお届けできると思います。自分のパフォーマンスもさらに上げて、新鮮に臨みたいです。
東京公演はゲストが顕嵐とYUKIの二人になって厚みも増すでしょうし、ステージも少し広くなるのでダイナミックに表現できたら良いなと思っています。見に来てくださるみなさんも、しっかり盛り上がる準備をお願いします!
――東京公演で楽しみにしていることはありますか?
福澤 ゲストの二人ですね。顕嵐とライブをやるのは今回が初めて。顕嵐が持っているダンスや歌のポテンシャル、ステージに立った時の華はとにかく凄いので、一緒に歌えるのはめちゃくちゃ楽しみです。YUKIは名古屋でのゲスト出演を経てさらにクオリティを上げてくると思うので、二人との化学反応がどうなるかが一番の楽しみです。
――ZIPANG OPERAでも意欲的にアーティスト活動をされていますが、グループでのライブとご自身のソロライブの違い、発見などはありましたか?
福澤 ZIPANG OPERAは、(佐藤)流司くんとSpiさんというパフォーマンスお化けたちと一緒なので、ライブも楽曲も3人の個性と良さを出せるように3人と豪さんとしっかり話し合いながら作り上げていきます。
でも、ソロ活動は右を見ても左を見ても僕1人なので(笑)。もちろん支えてくれるダンサーさんやスタッフさんはいらっしゃいますが、常に「自分自身」との戦いだなと感じています。そのぶん、今の自分にしかできないことをとことん追求できる良さがありますね。
グループとソロ、どちらにも良さを感じますし、僕はいろんな人となにかを作り上げる作業が好きなのでどちらも楽しいです。
――ソロ活動における今後の目標、これから挑戦したいことなどはあるでしょうか
福澤 初めてのソロライブが、いきなり名古屋・大阪・東京の3箇所。最初は「観に来てくれる人、いるのかなぁ?」と不安しかなかったのですが、やってみたら本当に楽しいです。福澤侑の表現の場所のひとつとして、これからも定期的にソロライブもアーティスト活動もやっていきたいと思えました。
今度はフルバンド編成でのライブだったり、たくさんのダンサーたちと踊ったり、ゲストやfeaturingでのコラボだったりもどんどんやっていきたいです。なによりも、いろんな才能に出会いたいという気持ちがあります。さっきも言ったのですが、僕はいつでも「才能ある人と面白いものを作っていきたい」と思っているタイプの人間。そのために、自分自身もさらにスキルを磨いていきたいです。
――今回のライブツアーのお話に戻って、東京公演の見どころを教えてください
福澤 僕の普段の活動以上に踊って歌って汗をかいています。お客さんも一緒にたくさん楽しんで汗をかいて騒げると思うので、とにかく日々のストレス発散しにきてください! 絶対に損させません(笑)!
――名古屋や大阪公演を見た方に注目してほしいちょっとコアなポイントなどもあればお聞きしたいです
福澤 何回か言ってしまっているのですが、ゲストが顕嵐とYUKIの2人になるので、さらにパフォーマンス全体に圧が出ると思います。ギターの楽さんやダンサーたちも気合いが入りまくっているので、僕らの「圧」に注目してほしいですね。
――最後に、公演を楽しみにしている方へのメッセージをお願いします
福澤 僕自身、初のソロライブということで、とにかく今自分に出せる限界を出すつもりで臨んでいます!
アルバムの中に入っている『I swear』という曲に込めた想いでもありますが、応援してくださっている皆様、支えてくださっている仲間たちに向けた、僕なりの「未来への決意表明」のライブだと思っています。僕がこのエンターテインメントの世界でやっていくという決意、今後向かっていく先の証人に、皆さんになってもらえたら嬉しいです。
なお、予定枚数終了となっていた東京公演(8月21日(木)@Zepp Shinjuku)は機材席開放につき、8月16日(土)17:00よりチケットの追加販売を行います。 この機会をどうぞお見逃しなく!
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