言葉を使わず、ソーシャルディスタンスを保ちながら、動きだけで人生の喜怒哀楽を描き出す
が~まるちょば LIVE 2021 STORIES “ PLEASE PLEASE MIME ”開幕
「沢山の人に“舞台でのパントマイム“、そして”が~まるちょば“を楽しんでもらえたらと思います!」
パントマイム・アーティストとして活動するが~まるちょばによる舞台「が~まるちょば LIVE 2021 STORIES “ PLEASE PLEASE MIME ”」が、本日1月21日(木)に東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて初日を迎えました。ソーシャルディスタンスを保つ必要がある今だからこそ、ソリストとして意味のある舞台芸術作品を届けることを掲げた本公演は、テレビでよく見るトランクを使うショーや、自身のトレードマークとも言えるモヒカン姿を封印。セットのないシンプルなステージの上で、言葉を使わず身体ひとつで複数の物語を展開していきます。
前半のショートスケッチでは、舞台上で多くのトラブルに見舞われていくピアニストや、ちょっと間の抜けた銀行強盗など、設定ごとに異なる人物を熱演。豊かな表情と細やかな目線、卓越した動きで、時にコミカルに、時に繊細に、いま起こっていることを表現し、会場の笑いを誘います。さまざまな喜怒哀楽の形を届けながらも、声を発することは一切なし。しかしながら、キャラクターの個性や置かれている状況、感情の移り変わりが伝わってくる内容に、大きな拍手が起こりました。
後半に登場する『指環』は、これぞが~まるちょばと言えるストーリー性の高い長編。その名の通り〈指環〉を軸に、とある男性の人生の中で起こった出来事を描き、長い期間をかけて環境や感情が変化していく主人公はもちろん、彼に関わる登場人物との出逢いや成長もすべて一人で表現した大作です。2020年10月の合同取材会時にが~まるちょば自身が「パントマイムへの意識が絶対に変わってくれると思う」と語っていた通り、人情味に溢れたドラマティックな展開に気持ちが揺さぶられ、感情移入せずにはいられない内容。言葉以上のものが伝わってくる、まさにパントマイムの凄さを感じる、圧巻のステージとなっています。
今回の公演に寄せて、が~まるちょばからメッセージが到着しました。
コメント
無茶を覚悟でドバッと大放出のショートスケッチ5作品と長編作品。残念ながら夜の公演は中止になっちゃったけれど、この御時世に日中の4公演が出来るってんだからありがたい。舞台上は過去から未来へあんな事やこんな事になっちゃうけれど、これがたったひとりで出来るってんだから、我ながらパントマイムの凄さをあらためて実感する今回の公演。沢山の人に「舞台でのパントマイム」、そして「が~まるちょば」を楽しんでもらえたらと思います!
「が~まるちょば LIVE 2021 STORIES “ PLEASE PLEASE MIME ”」は、1月24日(日) まで上演中!