2022年6月23日(木)~26日(日)浅草公会堂にて、鼓童浅草特別公演2022『翔走-Shoso-』上演!
太鼓芸能集団「鼓童」は1981年、ベルリン芸術祭で鮮烈なデビューを果たし、以来、公演数は世界53の国と地域で6,500回以上を数え現在、日本のプロフェッショナルの公演団体として最も数多くの海外公演を行っており、昨年創立40周年を迎えた。太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見出し、現代への再創造を試みる鼓童は、劇場公演のほか、小中高校生との交流を目的とした「交流学校公演」や、ワールドミュージック・クラシック・ジャズ・ロック・ダンスパフォーマンスなど、異なるジャンルの優れたアーティストとも積極的に交流を図り、世界各地で様々な形で太鼓文化の普及と発展に努めている。改修工事を終えた浅草公会堂で3年振り、そして2013年から開始した浅草での特別公演も今年で10年目という記念すべき特別な舞台を、鼓童の演奏者・阿部好江が浅草初演出にて新作「翔走」をお届け。「三宅」「千里馬」「Jang-Gwara」「大太鼓」など鼓童の歴史ある演目から住吉佑太や池永レオ遼太郎、前田順康など今の鼓童を象徴するサウンドメーカーによる舞台初披露の演目まで全15曲を披露予定。困難な時期を過ごす中で、蓄えたエネルギーや新しい創造の世界を表現し、佐渡から海を越えて浅草のシンボルの1つでもある浅草公会堂での久しぶりの開催、初夏の浅草にどんな音が響き渡るか、濃密な2時間に期待したい。
コメント
阿部好江(演出)
走り続けてきた私たちにとって、新型コロナの打撃は大きく、立ち止まらざるを得ない状況の中、私たちの揺るがないものとは何かを考えさせられました。
佐渡に暮らし、共に生きていくという原点に立ち戻りつつ、新しい音も作り続けてきました。今回の舞台では、多様な才能が生み出した、新しい演目の数々も組み込まれています。
エネルギーが湧き出すような演目、佐渡の芸能を取り入れた演目から、今回唯一女性キャストの新山萌をクローズアップしたものまで。
そして、鼓童初期の頃から受け継がれてきた演目を、若い世代の彼ら自身が体当たりでぶつかっていきます。
今の鼓童をどうぞお見逃しなく。
前田順康(出演、作曲)
空間と時間とそして人、
浅草の街から感じた律動をいくつかの曲にしました。
佐渡で生まれた鼓童の音が浅草の空気と交差して音楽になる、
その瞬間を楽しんでいただけたらと思います。
新山萌(出演)
初めて浅草公会堂で感じた、浅草の皆様の熱意や熱気を、今も鮮明に覚えています。
あれから三年。
皆様にいい音を届ける。
ただ一つそれだけを胸に、これからも走り続けます。
女性がキャストの中で1人なので、女性らしさという部分も今まで以上にこの作品では表現していこうと思っています!
ぜひ、その疾走感を劇場でご体感下さい。