“ブンレッド”井内悠陽らが名を連ねる俳優ユニット「WAVE」お披露目イベント『Watanabe Actors Star Fes』まもなく開催!コント×ダンスパフォーマンスの演出・振付は梅棒、井内悠陽のオフィシャルインタビュー到着!

現在、テレビ朝日系列で放送中の第49回スーパー戦隊シリーズ『爆上戦隊ブンブンジャー』にてブンレッド・範道大也役を務める井内悠陽や、TBS日曜劇場「下剋上球児」等に出演の中山翔貴、男子高生ミスターコン2023グランプリ受賞の植野花道ら7人による新星若手俳優ユニット「WAVE」のお披露目となるイベント『Watanabe Actors Star Fes』がまもなく11月16日(土)に開催する。
綱啓永、井上想良も出演するワタナベエンターテインメントの若手俳優が集結するこのイベントで、「WAVE」によるコント×ダンスパフォーマンスの披露が決定。このパフォーマンスの演出と振付は、ストーリー性のある演劇的な世界観をダンスとJ-POPで創り上げる“劇場型ダンスエンターテインメント”を提供するパフォーマンスグループ「梅棒」が担当。エネルギッシュで心躍る梅棒の演出・振付により解き放たれる、WAVEのフレッシュな魅力に乞うご期待!
この度、開催を目前に控えた井上悠陽のオフィシャルインタビュー到着!

“ブンレッド”井内悠陽らが名を連ねる俳優ユニット「WAVE」が発足。
お披露目となるイベント『Watanabe Actors Star Fes』がまもなく開催!
新しいスタートを目前に、井内悠陽が語る俳優の実感

現在放送中のスーパー戦隊シリーズ「爆上戦隊ブンブンジャー」でブンレッド/範道大也を演じる井内悠陽。
オーディションで主役を射止め、華々しい俳優生活のスタートと思われた井内にも、例外なく悩み苦しんだレッスン生時代があった。経験、そして仲間を得ていよいよ始動する俳優ユニット「WAVE」。
11月16日(土)に開催される『Watanabe Actors Star Fes』では、舞台やミュージカルなど飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍するパフォーマンスグループ「梅棒」の演出・振付けによるコント×ダンスのパフォーマンスにも挑戦する。
俳優・井内悠陽の現在地と、いよいよ迫るお披露目の日に向けた意気込みを聞いた。

――「爆上戦隊ブンブンジャー」の撮影も佳境に入っているかと思いますが、撮影当初と今、ご自身が感じている変化はどんなものですか?

今はとにかく寂しい気持ちが大きくなっているのが率直な心境です。「初めまして、よろしくお願いします」と出会いのほうが多かったのが、回を追うごとに「今日でブンブンジャー最後なんです」と次の現場に行かれるスタッフの方が増えてきて。このような長いドラマに参加することが初めてだったので、すごく寂しいですね。僕自身の変化では、最初はどのように撮っていくのかとか、現場の雰囲気も何もわからないところからだったので、自分もどこまで意見を言っていいのか、言った方が良いのかと
いうことももちろんわかっていませんでした。でも最近は自分でもどんどん提案ができるようになってきたというのは感じています。もちろん、監督のプランがあったうえでですが、自分もこういうことを考えてきたので、やってみても良いですか?というプラスのコミュニケーションがとれるようになったのは、一番感じている変化です。
それと、当初はドラマの展開も、僕たち役者も「これからどうなっていくんだろう?」という中での撮影だったものが、最終回がみえてきて、1話1話の展開がとても濃いものになっているので、台本を読み込む作業も、より時間をかけて深くやっていかなきゃいけないと思い、以前より台本を読む時間が倍くらいになっています。

――その作業の時間は、井内さんにとって楽しいものですか?

楽しいです。この1年、同じ共演者との時間を重ねていく中で、「きっとこのシーンはこういう芝居でくるな」ということも想像できるようになってきたし、セットのイメージやロケ場所の知識もふえて、わかりやすくイメージできるようになったぶん、ここで撮るならこっちを向いて台詞を言いたいなとか、セットのこの部分を使いたいなとか、自分の中で準備していけることの幅も広がったと思います。

――範道大也という役との距離はどのように変化しましたか?

本当に最近、ある変化を感じたところです。大也というキャラクターは、これまで深堀りされてきませんでした。台本をもらったときに、僕ではなく大也の気持ちで読むようにしているのですが、他のキャラクターのエピソードに大也として嬉しい気持ちになったり、感動して涙が流れたりということはあっても、自分(大也)のシーンで泣いてしまうということはなかったんです。大也が泣かないから、ということももちろんあるのですが、最近初めて自分のシーンの台本を読んで泣くという経験をしました。

――それは、大也がより自分事になった、距離が縮まったということなのでしょうか?

うーん…。逆に大也として読むということができなくなってしまって、初めて大也が自分から離れたという感覚のほうが近いですね。

―大也の、井内さんも知らなかった一面を知ったような感覚でしょうか?

初めて知ったというよりは、まだ描かれていない一面を想像はしていたけれど、いざ文章になって台本として読んだときに、改めて感じたことがあったんです。
大也はよく「自分のハンドルは自分で握れ」と言います。僕自身も自分のために演技の仕事をやっていて、何があっても自分で越えてきたのは自分のためでした。それは大也も同じだと思っていたんです。でも大也の行動は、自分のためだけではないのではないかと思い始めて。「大也って本当はこういう人なんじゃないか?」という第三者視点ではじめて大也を見たんです。そういう意味で、一回大也から抜けてしまって。でも、大也を演じるうえで自分の中に第三者視点が出てきたのは初めてなので、だからこそ、このあとの話を演じることにワクワクもしています。

――今のお話をきいて、新たな視点が加わったことによって、より井内さん演じる範道大也という人物に奥行きがでるのではないかと、期待が高まりました。
新たな視点というと、「WAVE」という新しい俳優ユニットでの活動もスタートします。『Watanabe Actors Star Fes』のお稽古中かと思いますが、率直にいかがですか?

懐かしい感覚です。僕は14歳で俳優になりたいと思い立って事務所の養成所に入り、1年間レッスンを受けていました。そして卒業時に所属先が決まるオーディションで、いきなり所属やデビューとはいかず、渡辺高等学院(事務所が運営する芸能高校)でもっと演技を学ばないかということになりました。その間も、事務所に正式に所属できるまで、ダンス&ボーカルスクールでレッスンを受けていた時期もありました。なので、養成所、学校、スクールと、レッスンをした経験のほうがまだ僕の経験としては長いので、久しぶりに同世代の人たちと、ひとつの作品にむけて稽古するということをしていて、色々なことを思い出しながらやっています。

――11月16日(土)にいよいよお披露目となりますが、どういったところをお客様に観ていただきたいですか?

「こんなにさらけ出せるんだ!」というところをみていただきたいです。今回、コントとダンスを掛け合わせたパフォーマンスも行います。「爆上戦隊ブンブンジャー」で僕を観てくれている皆さんは、クールな印象をお持ちかもしれないのですが、コメディ要素の強いストーリーということもあり、全然違う感じになっています。こんなキャラクターもできるんだ、と知っていただけたら嬉しいですし、舞台だからこそできる表現でもあると思うので、そこも楽しんでいただきたいです。

――井内さんからみて、「WAVE」はどういうユニットだと感じていますか?

誰も被らないなぁと。見た目もキャラクターも全然違いますが、稽古しているときの雰囲気、いただいたアドバイスとの向き合い方や取り組み方もそれぞれに違うんです。ひとりで黙々と復習する人もいれば、どんどん質問する人、仲間を巻き込んで練習する人、本当にひとりひとり違うので、こういうところが、何かひとつカラーのあるグループということではなく、俳優ユニットなんだなと、一緒に過ごす時間の中で感じています。

――刺激を受けたり、相乗効果を感じることもありますか?

それはあります。年齢層がバラバラで高校生や大学生もいる。それぞれ、今やっている稽古だけでなく、学校や他のお仕事が終わってから稽古に来たり、他のレッスンも受けていたりしています。僕も、撮影で100%出し切ったと思ったあとの稽古は、きついなと思うことも正直ありますが、それはみんなも同じなんだと思うと頑張れます。それぞれの場所から一つの場所に集まるというだけで、刺激になっていて、鼓舞しあっていると思います。

――では、今回のお稽古の中で、先ほどお話していたレッスン生時代の経験が活きていると感じることはありますか?

はい。「やっていてよかったな」とようやく感じることができました。当時は演技にしか興味がなかったのに、演技ではないレッスンのほうが多く感じていて。特に、ダンス&ボーカルスクールに通っていたときは、平日は学校が終わったら遅くまでレッスンをして、土日も一日中レッスンをするという日々だったので、俳優になるために映画を観たりする時間もつくれなくなってしまったんです。そのレッスンも事務所の方や学校の先生から言われて受けていたものだったのですが、当時の僕には、「これはなんのためになるんだろう、僕は俳優をやりたいのに」という気持ちも少なからずありました。終わってから気づけることがあるとよく聞きますよね。それを今まさに実感していて、振付を覚えるのがちょっと人より早くなったかもとか、見せ方の引き出しが増えていたりというのは、その時の経験があったからなんだなと感じています。

――そういった期間で、気持ちが腐ってしまうことはなかったんですか?どのように乗り越えてきたんでしょうか?

何回もありました。やりたいことと実際学んでいることが違うという気持ちで、体と心のバランスが崩れているなと感じる時期もありました。それを乗り越えられたのは、周りの人たちのおかげでしたね。僕は周りが見えなくなってしまうことが多くて、そういうときは物事を順序立ててやることが本当に下手だったんです。それでいて、できるわけないのに、全部完璧にやりたいと思ってしまうので、演技がやりたいと主張しながら、ダンスも誰にも負けたくない、いやでもやりたいのは演技だ、と。そういったときに、今は何に集中して、余った時間でこれをやろう、次の段階でこれをやろう、と順序立てて取り組むということを、当時の先生にアドバイスやサポートをしていただいたことで、折れることなくやってこれたと思います。

――そういった経験も、今人に力を与えるヒーローに繋がっているのかもしれないですね。俳優になるという少年時代の夢を歩み出した井内さんの、次なる夢はなんでしょうか?

「ずっと演技していたい」です。第一線で活躍できる俳優になるために、いろんな作品、いろんな役に出会いたい。今はそれだけです!