12月25日のクリスマス、TOKYO DOME CITY HALLにて、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs不動峰のお披露目イベントおよび製作発表が行われた。「テニミュ応援団」と自負する堀田 、高木 俊をMCに迎え、越前 リョーマ役の古田 一紀をはじめとする今回の出演キャスト全員、さらにはゲストで7代目青学レギュラーの小越 勇輝、山本 一慶、黒羽 麻璃央が登壇した。
お披露目イベントは、練習風景がたっぷり収まった3rdシーズン紹介映像を皮切りに、キャスト全員での『ザ・レギュラー』 を披露。手塚 国光役の財木 琢磨と、橘 桔平役の青木 空夢が試合前の意気込みを語り、「決着は2ヵ月後に」と、固い握手を交わした。
続いてゲストの3人が登場。現キャストに対し、「初々しい!」とコメント。3人のゲストに加え、VTRにて7代目の手塚 国光役の多和田 秀弥の応援メッセージも届いた。「11年続いている歴史とバトンを繋げて、お客様への感謝の気持ちを忘れずに突っ走って欲しい。」と力強くコメントした。3人のゲストは、バトンを渡すように現キャストに向けて、あたたかなエールを送った。
そして最後に古田 一紀が「本当に緊張したけど楽しかった。気を引き締めて稽古に臨み、皆さんを笑顔にできるような公演にしたい。」と締め括った。
続いてすぐに製作発表へ。2003年春からの公演の歴史を振り返るダイジェスト映像の後、株式会社集英社取締役鈴木 晴彦、株式会社ネルケプランニング代表取締役松田 誠からの挨拶があった。松田プロデューサーは「テニミュ3rd シーズンの方向性を話し合うときに、許斐先生の『攻め続けてほしい』という言葉が心に残っている。その攻めの姿勢で取り組んでいきたいということで、新曲を9曲入れるつもりで作っています!」と打ち明け、3rdシーズンがさらなる進化を遂げることを誓った。
本イベントで最も歓声が上がったのが、原作の許斐 剛先生の応援コメント映像が流れた瞬間だ。「キャラクター達がテニスを通じて心身共に成長し、生身のキャスト自身も一緒に成長していく。そしてその2つの成長をお客様も体感できることがテニミュの特徴。原作共々、常に全力で突っ走り続け、新たなる挑戦に挑むテニミュ3rdシーズンに是非ともご期待ください!」とコメントした。
本作がデビュー作となる新人も多く、「皆様が母のように見守りながら、キャストが成長していくのを見守る不思議なショー。伸びしろがあることが魅力です!応援よろしくお願いします。」と松田が締め括り、観客がキャストに見送られながら全イベントが終了した。
来年で12年目となる「テニミュ」。新たなキャストを迎え、攻めの姿勢で創り上げられていく3rdシーズン。今後の成長が非常に楽しみな舞台だ。
ミュージカル『テニスの王子様』
(C)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト
(C)許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会