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こんにちは、根本宗子です。
2回目です。1回目の好き放題コラムで廃止にならないかビクビクしていたので、無事2回目の依頼が来て安心してます。ふー。
このコラム読んで演劇に興味が沸きました!という感想もいくつかいただいてうれしい限りです。
このコラム毎回最近の私の写真を載せてるんですが、今回の写真は次回公演月刊「根本宗子」第10号「もっと超越した所へ。」のチラシ撮影風景です。今回なんと大好きな芸術家の増田ぴろよさんにデザインやアートディレクションをしていただきまして、本当に本当に幸せな10号にふさわしいチラシになっているので皆様出来上がりを楽しみにしててください。で、手に取ったら「この人の芝居面白いよー」って宣伝してください。笑
写真をいつも撮ってくれている永峰さんという素敵カメラマンがいるのですが、撮りながら「ぴろよさんのお蔭で一気にメジャー感出たね」と笑ってました。そう、メジャー感バンバン出して行きます。全然まだメジャーじゃないくせに(笑)頑張ります。
あ、演劇ニュースの話しなきゃ・・。
今ね、私はニッポン放送で大森靖子さんの「ミッドナイト清純異性交遊ラジオ」のゲストの出番を待ってるんです。
6月の舞台の宣伝でのゲストです。そう、この6月の舞台もそうなんですが、最近ミュージシャンの方と演劇のコラボ「音楽劇」ってよく耳にしますよね。私の大好きな福原さん脚本の「いやおうなしに」も面影ラッキーホールさんとのコラボ(あ、バンド名今違うんだ。)だし、後藤まりこさんの舞台もやってましたよね、去年。あと音楽劇ではないけど、ポツドールの三浦さんの「母に欲す」も銀杏BOYZの峯田さんとの舞台でしたよね。歌うシーンあったしね。ミュージシャンと演劇人、最近昔より近い存在になってきている気がします。でね、そういう舞台観るとやっぱしすごいんですよ、ミュージシャンの方が。もちろんミュージシャンの方ありきの芝居だったり、役柄だったりするからっていうものあるんだけど、でもやっぱり存在感とかが役者じゃかなわない部分がすごいあって。
それで歌も歌われた日には「かなわねーな!」ってなるわけですよ。
中でも後藤まりこさんと峯田さんが本当にすごくて。やっぱりミュージシャンの方と何か作るってなった時に、ミュージシャンの方は普段再現性を求められてないから、毎日同じことをやるっていうことがなかなかないじゃないですか。だからある程度の再現性を守りながらの感情の爆発させ方みたいなのが全く役者にはまねできないところがあって。当たり前なんだけど、役者は保守的でもあるべきだと私は思うので、20公演あったら、途中で怪我があっちゃいけないし、20公演をしっかりやることが求められるし、でも後藤さんと峯田さんのやり方が「今ここで死んでもいいです」みたいなやり方で。笑 だから本当にかっこいいし、お芝居自体も素晴らしかったんですけど、これを全員がやったらやったで大変なことになるなと。もちろん私も「この1回にすべてを捧げる」みたいな覚悟はあるし、でもどこかで冷静さも持ってなきゃいけないって思うから、んーやはり真似できないですよね。本当にすごい。それで成立させてしまえることもすごい。もちろん演出の方の力もあるんだと思うんですけど。
で、6月ご一緒する大森さんも完全そのタイプじゃないですか。笑
その大森さんに対して私が大森さんについているリードをどの程度引っ張るかを今すごく考えながら芝居を考えてます。
三浦さんと、あ、後藤さんを演出したのもロロの三浦さんでしたね。W三浦さんのミュージシャンコラボを越えられるように再現性のないものを限りなく再現できるように頑張ろうと思います。あ、やばい出番です。あ、しかも演劇ニュースじゃなくって、自分の意気込みになってしまった!!
根本宗子
Profile
根本宗子 ネモト・シュウコ
’09年に映画や演劇、俳優養成の専門学校「ENBUゼミナール」を卒業。
同年に劇団「月刊『根本宗子』」を旗揚げする。
これまで上演されたすべての舞台の作・演出を手がけるなど、
今、最も注目を集める作家のひとりとして活動を展開している。
-今後の活動-
【舞台】
●月刊「根本宗子」リバイバルバー公演「ご無沙汰してます。」
2015年4月4日・5日、11日・12日(土、日のみの公演) 四谷三丁目バー夢
●月刊「根本宗子」第10号 『もっと超越したところへ。』
2015年5月9日~17日 下北沢ザ・スズナリ
●大森靖子×根本宗子「夏果て幸せの果て」
2015年6月3日~9日 東京芸術劇場シアターイースト
【その他】
●小説すばる3月号の「Oh! マイアイドル」にコラム掲載
●テレビ朝日「LoGiRL」生配信(毎週月曜日22時00分~22時45分)
番組MC 夢眠ねむ(でんぱ組.inc)、根本宗子