舞台「戦国無双」ビジュアル撮影 潜入レポート

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4月3日(金)都内某所にて舞台「戦国無双」のビジュアル撮影が行われた。
この日は、真田幸村役/安西慎太郎、真田信之役/小沼将太、石田三成役/植田圭輔の3名が撮影に臨んだ。

スタジオでは、ゲーム「戦国無双」のBGMが流れ、和楽器をベースとしながらも、力強い曲調が、撮影にのぞむキャスト、そしてスタッフの気持ちを盛り上げていた。

張り詰めた空気が漂う撮影現場を想像していたが、実際は、笑い溢れる和やかな空気が漂っており、家族のように暖かな一体感を感じた。

 

 

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そして、衣裳を身に纏った真田幸村役・安西さんが登場した。真田幸村の登場と共にスタジオの空気が徐々に変わっていく。緊張感が増し、それぞれの目に力が入る。スタジオ全体の一体感は増しているように感じた。

衣裳は、模様や縫い目など、原作を忠実に再現しながらも、激しい動きにも対応でき、尚且つ演者への負担が軽減される作りになっている。細部までこだわりぬいて作られた衣裳はとても美しく、作り手の思いや愛情を感じとることができる。

「真田幸村役の安西慎太郎です!よろしくお願いします!」という安西さんの力強く、決意と気合のこもった挨拶から撮影はスタートした。

 

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殺陣指導の方やスタッフの説明を真剣な面持ちで聞き、一つ一つの動きを確認しながらポーズを決めていく。
それは、姿勢や向きだけではない、手の高さや角度、力加減など細かく調整し、徐々に原作の真田幸村に近づけていく繊細な作業だ。

そして、槍を手にし、安西さんも徐々に役に入り込んでいく。台詞も交え、真田幸村を演じながらポーズをとる。荒ぶる感情をグッと堪え、強い意思をもって発する台詞。その様に、鬼気迫るものを感じ、鳥肌が立ってしまうほど気持ちを揺さぶられた。
スタジオに流れるBGMの効果もあり、意図せず「戦国無双」の世界に呑まれていく自分がいた。

そして、安西さんのビジュアル撮影は終了した。

 

 

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続いて、小沼さんが登場した。

「おはようございます!真田信之役の小沼将太です!よろしくお願いします!」と安西さん同様力強い挨拶から撮影がスタートした。

小沼さんは、とにかく不安定で辛い姿勢での撮影が多かった。しかし、しっかりと表情を作り、指先まで神経を集中させ撮影は進んだ。

そして、何度も何度も細かく調整しながらようやくOKが出たが、小沼さん自身が納得できず、撮り直しを希望するという場面があった。この際、真田信之を演じる上での小沼さんの思いや、誠実に役と向き合う姿勢が垣間見えたように思う。

 

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この撮影の際、間違えてしまったりと、しっかりとした印象とは異なる意外な一面を見せてくれた。そして、スタジオが和やかな空気に包まれる中、3テイク目で無事撮影を終えた。

 

 

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この日、最後に撮影に臨んだのは、石田三成役の植田さんだ。

植田さんは、初めて袖を通した衣裳に少々興奮した様子で登場した。

植田さんの衣裳は、他の2人以上に奇抜な作りになっており、使用する武器も鉄扇と、独特の個性に溢れている。

 

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撮影では、この大きな扇を手や指の力で支えながらポーズをつくる為、辛い姿勢も多かったように思う。しかし、植田さんは終始明るく、一度も苦しい表情を見せることなく撮影を終えた。

撮影中のまっすぐと前を見据えた植田さんの力強い眼差しは、今回の撮影を通して特に印象に残っている。

 

 

安西さん、小沼さん、植田さんに初めて衣装を着た感想や、公演に向けた意気込みなどのコメントを頂いた。

 

 

開幕まで2週間をきった舞台「戦国無双」。

原作のキャラたちがそのまま飛び出してきたかのような再現度の高さに、公演に対する期待も高まる。

 

GWは、是非シアター1010にて舞台「戦国無双」を観劇して頂きたい。