赤塚不二夫自身が「自己最高傑作」と謳う
『レッツラゴン』の舞台化、
『男子!レッツラゴン』絶賛上演中!
7月30日(木)夜、下北沢本多劇場で『男子!レッツラゴン』が幕を開けた。
『なんてバカ芝居!』
これ、この舞台を観た人の100人に聞いたらきっと100人がそう答えるであろう言葉。
普通は作品の感想は人それぞれというのが当たり前。なのにこの作品ではきっと皆同じ感想を言うのだろうということが確信できるのだ。
それってとても凄いことなのではないだろうか。
2002年の旗揚げ以来、見た後に何も残さないバカにこだわったコントを続けてきた、細川徹(作・演出)の企画ユニット「男子はだまってなさいよ!」。
2010年の『天才バカボン』の舞台化を成功させ、満を持して(?)挑む今年生誕80周年記念イヤーの赤塚不二夫自身が「自己最高傑作」と謳う『レッツラゴン』の舞台化。
原作を知る人が実写は無理と口々に言う難攻不落の作品に、細川が導き出した答えはズバリ真っ向勝負だ。
「男子はだまってなさいよ!」でこれまで提示してきた細川の揺るぎないコンセプトこそがまさに『レッツラゴン』なのだと。
赤塚不二夫のバカと細川徹のバカでがっぷり四つに組む、結果生まれた『男子!レッツラゴン』は期待に違わぬ純度100%のバカ芝居に仕上がった。
また、この作品に欠かせないのが一人としてまともな人(熊もいるが)がいない個性的すぎる登場人物たちを演じる役者たち。
主人公ゴン役の渡辺大知、おやじ役の中村まこと、ベラマッチャ役ほかを演じる荒川良々、「スチャダラパー」のANI、お笑い界からの参戦となるバッファロー吾郎A、
ラバーガールの大水洋介・飛永翼、シソンヌのじろう・長谷川忍。
各界の第一線で活躍する役者たちがテンション高く、最初から最後まで徹頭徹尾バカ一直線で突っ走る。
「男子はだまってなさいよ!」初見の方は、はじめ驚くかもしれない。
しかし次から次へと絶え間なく押し寄せるバカの波動にどんどん身体(脳?)がシンクロしていくのを感じるだろう。そうしたらもう笑いに抗うことはできない。
終演するまで息つく間もなく続く笑いの攻勢に身を委ねるのみ。
内容を聞かれても何だったのかと説明に困ってしまうけれど、
観終わった後の清々しさ、爽快感はハンパではありません。
くだらない。実にバカでくだらない。でもとっても愛おしい!
『バカ万歳!』そう賛辞を贈りたくなる快作。
その内容ゆえ、とにかくナマで観ないことにはこの作品の面白さが完璧に伝わることはないだろう。
公演は8月9日[日]まで。絶対にお見逃し無いように!
★観劇前のおススメ★
大ヒット上映中の映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観ておくとよいかも。
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【公演情報】
赤塚不二夫生誕80周年+男子はだまってなさいよ!10
『男子!レッツラゴン』
日程:7/30(木)~8/9(日)
会場:下北沢 本多劇場
料金:全席指定 ¥7,000
原作:赤塚不二夫
作・演出:細川 徹
音楽:スチャダラパー
出演:渡辺大知(黒猫チェルシー) 荒川良々 ANI(スチャダラパー) バッファロー吾郎A(バッファロー吾郎)
ラバーガール(大水洋介・飛永 翼) シソンヌ(じろう・長谷川 忍) / 中村まこと
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