博多座『石川さゆり特別公演』絶賛上演中!
9月5日に初日を迎え、ただいま絶賛上演中の博多座『石川さゆり特別公演』。
6年ぶりとなる博多座公演の舞台観劇レポートを少しだけお届け!
まずは、第1部のお芝居「はかた恋人形」。こちらは、博多人形師の小島与一とその妻、ひろ子の物語で舞台は博多。当然、台詞は“博多弁”となるだけに、7月に行われた取材会では、「ちゃちゃくちゃら(=めちゃくちゃ)で分からんとですよ」と、博多弁習得にやや苦戦気味の様子の石川だったが、そんな言葉はどこへやら。愛らしく語る博多弁は彼女の高声とマッチして、なんともチャーミングな“博多の女(ひと)”がそこにいた。最近は、テレビ番組などでも方言を使う女子の魅力が取り上げられているだけに、彼女の博多弁の可愛らしさは誰もが“キュン”とさせられるに違いない。
また、岡本健一や西岡德馬といった共演陣も「ふうたんぬるか~」や「ちんころこまい」など、昔ながらの博多弁の数々をすらすらと披露。場内に笑いが起きるほど、彼らの博多弁も地元客にも違和感なくスッと入りこんでいた。同じく共演者の高橋由美子も、懐の深さ度量の広さで西岡が演じる炭鉱王の夫を立てる妻を好演。
そして物語自体も、(一部を除いて)実話をベースに描かれているだけに、小島与一 氏を支えた素敵なごりょんさん(=奥さん)の姿が羨ましく、二人のドラマチックな恋模様・生き方には涙を拭う観客もちらほら。作・演出は、今年4月に博多華丸の主演で博多座でも上演された『めんたいぴりり』でもおなじみ、人情味あふれる喜劇を得意とするG2によるもの。泣けて笑える芝居を今作でも余すところなく堪能でき、一部はあっという間に幕を下ろした。
―ヒット曲の数々と趣向を凝らした演出で見ごたえたっぷりの第2部!
続く第2部『石川さゆりオンステージ 歌三昧』は、こちらもG2による演出。ジャジーな椎名林檎の提供曲『暗夜の心中立て』からスタートした瞬間、1部とは印象が異なる石川さゆりが登場。たった1小節だけでガラリと世界を一新し、そのパンチの効いた歌声と花魁風の着物姿はとても艶やかで粋!また、ここではある人物による懐かしいギター演奏での登場やあっと驚く演出に冒頭からステージに目が釘付け。最新曲「あぁ…あんた川」はもちろん、往年のヒット曲までを短い時間に凝縮した2部では他にも、小説を題材にした歌の構成にも趣向を凝らし、その物語の世界へと誘うなど、歌以外に観客へ“余韻”を与えてくれる演出も。また、『博多あるある話』のコーナーやトーク中は、会場全体がひとつになれる場面も用意されており、再びチャーミングな石川さゆりを魅せてくれる。そんな彼女の魅力がたくさん詰まったお芝居とステージは、今月28日まで!
チケットは好評発売中。良いお席はお早目に!!
<石川さゆりモデルの博多人形が登場!!>
1部の題材となった博多人形。今回、博多人形師・小島与一の妻を演じた石川さゆりをモデルにした特製博多人形が、博多座エントラスにお目見え!また、小島与一 氏の作品も展示されており、こちらも観劇前後にご堪能あれ!!
【公演情報】
石川さゆり 特別公演
公演期間:9/5[土]~28[月]
※公演日時の詳細は下記『チケット情報はこちら』よりご確認ください
会 場:博多座
料 金:A席13,500円 B席7,000円 C席4,000円
※特BとD席の取扱いなし
Lコード:85323