【開幕しました!】寺山修司生誕80年 音楽劇『レミング~世界の涯まで連れてって~』

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撮影:谷古宇正彦

 12月6日(日)寺山修司生誕80年を記念して、伝説的傑作、寺山修司生誕80年 音楽劇『レミング~世界の涯まで連れてって~』が開幕。寺山修司の官能的な超現実の言葉が織りなす世界を、維新派の松本雄吉が〝ヂャンヂャン☆オペラ”という独特の手法で演出。2013年の上演では連日満員、大盛況となったこともまだ記憶に新しい。今回は上演台本の改訂と、新たな演出、新キャストを加え、劇場もより空間規模を大きくし、本作のスケールの大きさを存分に味わっていただける舞台へと生まれ変わった。初日公演に先駆けマスコミ向けのフォトコールと囲み会見が開催されましたので、その模様をほんの少しですがお届けします!

 

◎溝端淳平
稽古を重ねるうちに本作の独特の世界観に浸っている時間が心地よくなってきました。
生の舞台でこその、音と美術とお芝居と、全てが融合した素晴らしい内容になっています。是非観に来てください。

◎柄本時生
寺山修司作品に憧れていたので自分が演じることができて嬉しいです。

◎麿 赤兒
大地のババアでございます。
(溝端演じる息子役に)父親がわりに厳しくしなければ。母一人子一人ですので。

◎霧矢大夢
寺山さんの言葉が美しいので言葉を大切にしたいです。
私の役どころは映画の世界に囚われた女優。若者二人(溝端淳平・柄本時生)を誘っていきたいですね。

 

会見中には溝端淳平、柄本時生が同じ言葉をハモる一幕も。度重なる稽古で培われたパートーナシップを感じる場面でした。
そして、溝端は麿演じる母親をチャーミングに感じることがあるという驚きの一言も。

とにもかくにも、本作こそは百聞は一見にしかず、という言葉そのものの舞台。
是非劇場で寺山修司が、松本雄吉が、そして役者たちが作り出す世界にどっぷり浸って欲しい。
唯一無二の刺激的な体験があなたを待っています!

 

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撮影:谷古宇正彦

 

 

■あらすじ
東京都品川区五反田、幸荘十号室。コック見習いのタロ(溝端淳平)とジロ(柄本時生)、畳の下にはタロの母親(麿赤兒)が潜む下宿屋の壁が忽然と消えた。壁のなくなった部屋には、30年以上も同じ映画を撮り続けているという撮影隊と往年の大女優(霧矢大夢)など、次々に奇妙な訪問者が訪れる。夢か現実か?目眩くシーンの連鎖。壁が消えた世界で、タロとジロは何処へ行くのか…?

 

 

インタビュー 松本雄吉&溝端淳平&柄本時生
http://beta.engekisengen.com/stage/interview/lemming/

インタビュー 笹目浩之&麿 赤兒
http://beta.engekisengen.com/stage/interview/lemming-2/

★「レミング」最新スポット到着!

 

寺山修司生誕80年 音楽劇『レミング~世界の涯まで連れてって~』

■作:寺山修司
■演出:松本雄吉(維新派)
■上演台本:松本雄吉/天野天街(少年王者舘)
■音楽:内橋和久
■出演:溝端淳平 柄本時生 霧矢大夢 麿赤兒 ほか

《公演日程》
12/ 6[日]~20[日]   東京芸術劇場プレイハウス
12/26[土]~27[日]   北九州芸術劇場 大ホール
’16/1/8[金]      愛知県芸術劇場大ホール
’16/1/16[土]~17[日] 森ノ宮ピロティホール