© 渡辺航(週刊少年チャンピオン)2008/「弱虫ペダル」GR製作委員会
© 渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、セガ・ライブクリエイション
楽しさと熱を“受け継ぐ”
シリーズ第8弾公演決定!
新世代、突入! 渡辺 航が描く大人気漫画「弱虫ペダル」(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)を原作とした演劇作品、舞台『弱虫ペダル』。
シリーズ第7弾公演「IRREGULAR~2つの頂上~」の千秋楽直後に発表された次回公演開催決定に、多くのファンがどよめいた。
新たに小野田坂道を演じた小越勇輝は、前回公演を「初めてのことが多く、いろいろな挑戦がありました」と振り返る。
西田シャトナーによる独自の演出では、役者たちがメインキャラクターのほかに、女子高生や自動販売機、虫(!)など様々な役を演じる。
今泉俊輔役・太田基裕が「小越くんといい関係性を作れたらと思っていたので、いろいろな役で一緒にやれて良かった」と語り、鳴子章吉役・鳥越裕貴が「“引き継ぐ”という要素が多かったので、小越くんは大変だったと思う」といたわると、小越は笑顔で「楽しかったです。みんなに温かく迎えていただいて、ありがたかった」と応じた。
最新作では、3人の役が共に高校1年生から2年生へと進級。新たな課題に立ち向かう姿や、新キャラクターの登場も予測される。
大きな節目となる次回公演に、一作目から出演している太田と鳥越の存在は心強い。チームとの絆を深めた小越にもいっそうの期待がかかる。
鳥越 「“弱ペダ”のいちファンとして、どの部分をやるのだろう、と楽しみにしているところです。新メンバーとも舞台の楽しさを共有できたらいいなと思います。それが一作目から続く“受け継ぐ”という意味かなと思うので」
太田 「“ペダステ”には楽しんでやらないと伝わらない楽しさがあるんです。公演のたびに期待も大きくなってきているのを感じていますが、前と比べるようなことはしたくない。みんなで楽しみながら芝居を作って、新しいスタートを切れたらと思います」
小越 「いろいろな人が積み重ねてきた思いをみんなで合わせながら、熱を伝えていけたらと思います。ぜひ楽しみにしていてください」
一作目の頃の思い出を振り返る鳥越さんに対して、厳しいリアクションを返す太田さん。
そんなところから、話は3人の初対面のエピソードへ……。
鳥越 「一作目の時期に『週刊少年チャンピオン』で連載されていたのがインターハイ3日目辺りの熱い展開の真っただ中でした。いつか役者として成長したときに、この試合の鳴子を演じられたらいいなと思っていたシーンがあったんです。舞台のシリーズが長く続いて、その場面を演じることができたのはうれしかったですね。夢がかなうってこういうことか……と思っていました」
太田 「良かったね~」
鳥越 「もうちょいリアクションがあってもいいでしょ?」
太田 「突き放すと面白い顔してくれるから(笑)」
鳥越 「アトラクションじゃないからね! でも長い付き合いだからこそ、ですね」
太田 「“ペダステ”の前に一度共演しているんですけど、そのときは仲良くなれないタイプだと思っていたんですよ。でも意外と何度もいろんなことに誘ってくれたので、いつの間にか負けてしまい(笑)、気が付いたら仲良くなっていました」
小越 「僕も、過去最高に仲良くなるのが早かった相手かもしれないです」
鳥越 「ずっと数えてたよね。(小越から)毎日言われるんですよ。今日で出会って4日目だね、5日目だねって(笑)」
小越 「出会って2日目くらいで仲良くなれたので」
鳥越 「初めて会ったのは取材だったのですが、鳥越としてはアピールポイントだなと思っていたんです。取材場所に来て、みんなからワーッとイジられているところを見てもらって、あわよくば(小越に)ツッコんでくれたら仲良くなれるなと思っていたんですけど……まったくこなかった」
小越 「(苦笑)」
太田 「僕はそのとき、気付いていたよ。鳥越裕貴が小越勇輝にツッコんでもらうのを待っているって(笑)。だからちょっとドキドキしながら見守っていた」
小越 「そのときの(鳥越の)イメージは……髪型の印象しかない」
鳥越 「クルクルのパーマかけてたから」
太田 「髪型だけで人を笑わせようとしていた時期だったね」
鳥越 「その言い方!……まぁ、そうだったけど!」
太田 「正直!(笑)」
……と、仲良しの3人。
「総北メンバーの思考回路はなんとなく分かる」(太田)というほど、
チーム力の強いカンパニーも“ペダステ”の魅力です。
インタビュー・文/片桐ユウ
構成/月刊ローソンチケット編集部 12月15日号より転載
【プロフィール】
小越勇輝
■オゴエ ユウキ(中央) ’94年、東京都出身。ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンにて主役の越前リョーマ役を全公演演じる。舞台作品での主演ほか、テレビドラマ、映画にも多数出演。
太田基裕
■オオタ モトヒロ(右) ’87年、東京都出身。超歌劇『幕末Rock』、『メサイア』シリーズ、12月には舞台『CLUB SLAZY』に出演するなど、舞台、映画に多数出演。
鳥越裕貴
■トリゴエ ユウキ(左) ’91年、大阪府出身。「イナズマイレブン」で初舞台を踏む。舞台『弱虫ペダル』一作目より全作に出演するほか、舞台を中心に多数の作品で活躍している。
【公演情報】
舞台『弱虫ペダル』新作公演
原作:渡辺 航「弱虫ペダル」(秋田書店『週刊少年チャンピオン』)
演出・脚本:西田シャトナー 音楽:manzo
出演:小越勇輝、太田基裕、鳥越裕貴 他
日程・会場:
2016/3/4[金]~6[日] TOKYO DOME CITY HALL
2016/3/10[木]~13[日] アルモニーサンク 北九州ソレイユホール
2016/3/17[木]~21[月・休] 大阪・オリックス劇場
2016/3/25[金]~27[日] 神奈川芸術劇場
料金(税込):一般指定¥6,800 プレミアムチケット(パンフレット付)¥9,800
一般発売日:2016/2/6[土]