久本雅美が語る「ラスト２」
「暴れまくったろと思ってます！」

柴田理恵が、久本雅美が、佐藤正宏が、梅垣義明が…スポットライトにワハハ本舗のメンバーが1人ずつ浮かび、客席に降りた彼らはオールスタンディングの観客たちにハイタッチをして全員が退場。2013年、そうやってワハハ本舗全体公演「ラスト」は幕を閉じた。これが最後の全体公演…のはずだった。が、「ラスト」は３部作シリーズの第1弾だった。え～！？　このうれしいサプライズ、詳しいことが知りたいと、久本雅美に直撃インタビュー。

「喰始が、なんでもう一回『ラスト』をやろうと思ったか。それはお客さんの熱意と涙です。『やめないで！』っていうお客さんの姿を見て、喰さんが泣いたから。これはしゃあない。でね、今回のオープニングは、『ラスト』の幕が降りた続きから始まります。『ラスト』じゃなかった、２だったって（笑）」。

休止していた間に喰始はオーディションを実施、昨年6月に20代を中心とした、歌って踊って立ち回る、ネオ大衆演劇集団「大江戸ワハハ本舗・娯楽座」を結成。約1年間、浅草で250ステージも活動し、腕を磨いた新メンバーたちが全体公演に参加する。なわけで「ラスト２」のサブタイトルが「NEW HOPE～新たなる希望～」。

「ダンスがめちゃうまい子や歌が上手な子とか、いろんな資質を持ってるヤツがいます。新しいエネルギーが入って、幅が広がると思いますね。その子たちと私らとでやるワハハワールド、ものすごくワクワクしてますよ。ワハハ本舗以外では裸スーツも着られないし、ダッチワイフの格好も出来ない。私は、それができるワハハワールドが大好きですから。もう、暴れまくったろと思ってます！」。

TVで絶対見られない久本&柴田
ワハハ全体公演を明日の活力に！

久本も柴田も、テレビのバラエティーなどで超売れっ子だ。ワハハの舞台では、サービス過剰と言えるほど、観客を巻き込んで大騒ぎ。そのギャップの大きいこと…。

「テレビで見れない私が出るからね。『いやぁ～、あんなにきれいな格好して司会してはんのに、股間で風車回してはるわ～』みたいなね（笑）。下ネタや過激なネタ、でもファンタジーなネタや感動的なネタもある。こんなおもちゃ箱みたいなワハハの世界はほかにないので、1回見て！と思う。人生の幅が広がるし、ええ体験やと思いますよ。ワハハ本舗見て、自殺とどまって元気になった人もいるしね。劇場へ行くのは、お金と時間とエネルギーがいる。そのお客さんのエネルギーに応えていかなアカン。来てよかった、イヤなこと忘れた、明日も頑張ろう！っていう気持ちになっていただくために、全力で頑張りますよ！」。

今回、全国ツアーの最終日となる大千穐楽を初めて大阪で迎える。「大阪のお客さん、全員が舞台に上がって来たりして。怖いな～（笑）。でも、うれしいです。自分の故郷で『ラスト２』の大千穐楽を迎えられるって、ちょっと感慨深いものがありますね。初めての方が来てくれたらうれしいなぁ。ワハハを観たことない人は、もったいない気がするんですよね。私らもあと何回舞台に立てるのか、カウントダウンも始まってますし。ワハハ本舗はカーニバルですから、みなさん、ぜひ遊びに来てください！」。

※アジャコングは東京公演のみ出演

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