舞台『ノラガミ-神と絆-』 鈴木拡樹 インタビュー

noragami
〝野良〟の神が悪戦苦闘!
人気漫画の舞台化・第二弾

 

 神でありながら、ジャージにブーツ、よれよれのスカーフを巻いた、ゆるふわ系(?)の出で立ち。祀られる社を持たない無名の神・夜トを中心に繰り広げられるストーリーで人気を博す「ノラガミ」(作・あだちとか/『月刊少年マガジン』連載中)の舞台化、第二弾。

 初演に引き続き夜トを演じる鈴木拡樹は「キャスト・スタッフみんなが『ノラガミ』を大好きで、とても愛のある作品になりました」と、前回の公演を振り返った。

鈴木 「初演からオリジナルストーリーをさせて頂けたのは貴重な機会でした。同時にプレッシャーはありましたが、全員がキャラクターの細かい部分まで調べて役作りをしていたので、しっかり『ノラガミ』の世界観をつくることができたと思います」

 

 非日常的存在の“神”を主人公としながらも、ヒロインやパートナーである“神器”とのやり取りから、身近な物語に感じられることが作品の魅力だと語る。

鈴木 「舞台版でも戦闘(アクションシーン)だけではなく、日常的な部分を多く描いていたので、そのシーンを大切に演じました。夜トと神器の雪音は、お互いの隙間を補完しあっている、出会うべくして出会った縁(えにし)だと思います。雪音役の植田圭輔君とは、たくさんの作品を一緒につくってきた仲間なので、とても頼りにしています。演じている最中でもコミュニケーションが取れましたし、シーン作りが早かったですね」

 

 信頼関係の強いキャストたちで、再び「ノラガミ」の世界に臨む。

鈴木 「原作をご愛読されている方、前作をご観劇くださった方、今回から興味を持ってくださった方、全ての方々に楽しんでいただけるものにしなければいけない。改めて気合を入れています。この記事をご覧の皆様と一緒に、劇場で作品の魅力を味わえたら。一同、お待ちしております! あなたにご縁があらんことを」

 

 ちなみに「神様に願いを叶えてもらえるなら?」と尋ねたところ、鈴木は自身ではなく「夜トとして」と前置きして「立派な社が欲しいです」と回答。そんな無欲な役者・鈴木拡樹が演じる“野良”の神へ「お参り」に、劇場まで足を運んでみるのはいかがだろうか。

 

インタビュー・文/片桐ユウ
構成/月刊ローチケHMV編集部 12月15日号より転載

16-1215_LC_h1-3.indd
掲載誌面:月刊ローチケHMVは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布

 

【プロフィール】
鈴木拡樹
■スズキ ヒロキ ’85年、 大阪府出身。『最遊記歌劇伝』、ドラマ『弱虫ペダル』、舞台『刀剣乱舞』、舞台『AZUMI 戦国編』等。

 

【公演情報】

main

©あだちとか・講談社/舞台「ノラガミ」製作委員会2017

舞台『ノラガミ-神と絆-』

日程・会場:
2017年2月16日(木)〜26日(日) 東京・AiiA 2.5Theater Tokyo

詳しいチケット情報は下記ボタンにて!