ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』《鳥》
異なるキャスト、異なる脚本・演出で衝撃的に生まれ変わる!

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“花”に続く第2弾の“鳥”「髑髏」いよいよ参上!
今度は劇団に馴染みの深いクセモノ揃いのキャスト陣で
歌、踊りの要素を強化したショーアップver.「髑髏」へ進化

 

≪360°客席が回転する新劇場〔IHIステージアラウンド東京〕で
『髑髏城の七人』が“鳥バージョン”として
異なるキャスト、異なる脚本・演出で衝撃的に生まれ変わる≫

今年3月30日にオープンを控える〔IHIステージアラウンド東京〕。こけら落とし公演である劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season花の準備も着々と進行中ですが、早くも第2弾『髑髏城の七人』Season鳥が動き始めました!

〔IHIステージアラウンド東京〕は劇場中央に配置された円形客席が約1300人の観客を乗せて360°回転する、誰もが驚く新機構を持つ劇場です。東京ウォーターフロント・豊洲埠頭地区に誕生するこの新劇場は、2010年にオープンしたオランダに次いで世界で2番目にあたるもの。つまりこの画期的なシステムを使用した演劇は、アジアではここ豊洲でしか味わうことができません。円形の客席をぐるりと囲んだステージは、ある場所は関東荒野に、ある場所は漆黒の髑髏城内に、ある場所は艶やかな色里になり、ストーリー進行に合わせて客席がゆっくりとステージの方へその向きを変えていくなど、かつてない“没入感”を提供します。この劇場ならではの、きっとこれまで経験したことのないような、物語の世界観にどっぷりと没入できる刺激的な演劇体験ができるはずです。

 

≪1990年の初演以来、上演するたびに趣向を凝らして上演を重ね
変化を遂げてきた劇団☆新感線の代表作『髑髏城の七人』≫

この〔IHIステージアラウンド東京〕の特殊な機構に合わせて上演される演目は、劇団☆新感線の代表作でもある『髑髏城の七人』。物語の舞台となるのは、織田信長亡き後の戦国時代。殺陣やアクションが満載で、笑いや涙もたっぷりと散りばめられ、壮大な歴史劇でもある王道のエンターテインメントです。

今回は、“花”“鳥”“風”“月”の4シーズンごとにキャストを変え、それぞれの脚本、それぞれの演出で、1年3カ月にわたって上演します。キャラクターや人間関係だけにとどまらず、大きく劇構造が変わることもあり、“多少の改訂”にとどまらない可能性も!?たとえば“花”と“鳥”は2011年版と同じく<捨之介>と<天魔王>を別の役者が演じますが、“風”以降では初演から2004年版までと同様に<捨之介><天魔王>を一人二役で演じるバージョンなども登場する予定で、あらゆる視点からのチャレンジが今後も用意されています。

演出のいのうえひでのりによると、“花鳥風月”の第2弾にあたるSeason鳥は、「“花”が2011年版をストイックにして発展させた『髑髏城の七人』だとすれば、“鳥”は歌と踊りの要素を強化して派手にショーアップした『髑髏城の七人』になります」とのこと。脚本の中島かずきも「キャストそれぞれが持つ魅力に合わせて、主人公の捨之介を筆頭にキャラクターの立ち位置、人間関係がかなり変わってくるはず。そういう意味では今回、また1から書き直すくらいの気概で臨んでいます!」と、新たな“鳥”バージョンへの想いを熱く語っています。

 

≪新感線参加経験者が多く、実力派、個性派役者が
ズラリと顔を揃える、演劇ファン垂涎の“鳥”キャスト!≫

そしてこのSeason鳥には、劇団☆新感線に複数回(それもかなりの回数出ているツワモノ多し)出演している、いわゆる“準劇団員”と呼ばれる役者がとても多く参加します。主人公の<捨之介>には、新感線には4回目の参加となる阿部サダヲ。これまでの“着流しで遊び人風”といった捨之介像をビジュアルからしてガラッと変更し、“忍び”“草の者”であったという過去を強く打ち出すことで、キャラクターの印象が大幅に変わります。所属する大人計画の舞台や映像作品などで見せる表情と、一味違う顔が見られそうです。

<天魔王>を演じる森山未來と<蘭兵衛>を演じる早乙女太一も、共に新感線参加は4回目。どちらも2011年版『髑髏城の七人』と同じ配役での参加となりますが、あれから6年という年月が流れたことで生まれる二人の人間的な成長という内面的な変化、そして捨之介が阿部サダヲになることで、キャラクターの立ち位置やパワーバランスなど脚本の時点から相当な変更点が出てくることは必至。何より身体能力の高さという面でも折り紙付きのこの3人が、この“鳥”バージョンでどのような形で激突する ことになるか、どうぞご注目を。

さらに<極楽太夫>にはこちらも新感線参加4回目となる松雪泰子。これまで“いのうえ歌舞伎”“ネタもの”“音モノ”と、新感線本公演でさまざまなジャンルに出演してきた、“オールラウンダー”として信頼の厚い彼女。色っぽさと芯の強さという面では、おそらく最強の太夫となることは間違いありません。

<渡京>には、劇団員の粟根まこと。1990年初演版、2004年『アオドクロ』版に続いて同役を演じる粟根、哲学を持った筋金入りの裏切りキャラでその真骨頂を見せてくれることでしょう。

また、極楽に惚れて突っ走る関八州荒武者隊のリーダー<兵庫>に扮する福田転球はこれまた歴代の兵庫とは一線を画し、兵庫役としては最年長。実は1990年の『髑髏城の七人』初演版に鉄機兵として出演していた過去を持つ福田、新感線にはそれ以来の参加となります。

<少吉>に扮する少路勇介は、新感線には2度目の参加。前回出演した『蜉蝣峠』の時の百姓役も大好評だった少路、今回はどんな泥臭さを発揮してくれるか楽しみなところ。

<沙霧>を演じる清水葉月は、この座組のメインキャストでは唯一の新感線初参加者。ベッド&メイキングス『墓場、女子高生』や『転校生』(いずれも2015年)などで 頭角を現した若手注目株で、フレッシュな彩りを添えつつステージを思い切りよく疾走してくれるはずです。

<狸穴二郎衛門>には、これが新感線参加6回目の梶原善。2004年版『アカドクロ』では贋鉄斎を演じた経験のある梶原が、今回は狸穴二郎衛門として飄々としつつも謎めいた“タヌキオヤジ”をいかに表現するのか、興味が尽きません。

そして<贋鉄斎>役として、新感線にはもはや12回目の参加となる池田成志がとうとう満を持して『髑髏城』に初参加することになりました。きっとこれまでの誰よりも胡散臭く、声が大きく、はた迷惑度の高い贋鉄斎がこの“鳥”バージョンで誕生することが予想されます。

 

“花”“鳥”に続く、“風”“月”バージョンも、アッと驚く新鮮味溢れるキャスティングの妙、魅力的な演劇的仕掛けなどなどが準備万端、用意されています。演劇界、エンターテインメント界注目度MAX! 史上初のプロジェクト、いずれのバージョンもどうぞお見逃しなく!

 

■あらすじ
織田信長が明智光秀に討たれた本能寺の変から八年の月日が流れた、天正十八年(1590)の初め。
天下が豊臣秀吉に握られようとしていたこの頃の関東平野に、関東髑髏党の鉄機兵たちに追われて逃げる女の姿があった。その名は<沙霧(清水葉月)>。関東荒野に不気味にそびえる漆黒の異形の城、髑髏城の絵図面を持っているために追われていたのだ。そこに通りかかった北条家の家臣である<渡京(粟根まこと)>は、沙霧を助けるのかと思いきや電光石火で裏切り、髑髏党側につく。絶体絶命の沙霧を救ったのは、薄汚いこもを被った愚鈍な表情のあやしげな男<捨之介(阿部サダヲ)>だった。
やっとの思いで沙霧がたどり着いたのが、関東一の色里“無界”。宿場も兼ねた旅人など人の出入りも賑やかな街。到着したばかりの牢人姿風の男<狸穴二郎衛門(梶原善)>や、ボロボロの着物でうろつく貧相な百姓風の男<少吉(少路勇介)>など様々な人々が行きかっている。この色里一と評判の<極楽太夫(松雪泰子)>に、“無界”の用心棒気取りの関八州荒武者隊の統領<兵庫(福田転球)>もすっかり骨抜き状態だ。面倒見のいい極楽は傷だらけの沙霧を介抱し、なぜか沙霧を追うように里に現れた捨之介も一緒に一晩、里にかくまうことにする。
その晩、再び沙霧を狙って鉄機兵たちが襲来。里を留守にしていた“無界”の里の主でもある<無界屋蘭兵衛(早乙女太一)>も加わり応戦するが、そこに異形の鎧と仮面を身につけた関東髑髏党党首の<天魔王(森山未來)>が手下たちを引き連れて現れる。こも被りを取り天魔王に襲い掛かる捨之介、仮面を外す天魔王、表情が変わる蘭兵衛。三人の男のただならぬ気配に、その場に緊張感が張りつめた。一触即発の三人のもとに二郎衛門が割って入ったことでその場はおさまるが、捨之介はとある山奥にこもる刀鍛冶<贋鉄斎(池田成志)>のもとへと向かう。一方、蘭兵衛は誰にも知らせず、たったひとりで髑髏城へと乗り込もうとしていた。
捨之介、天魔王、蘭兵衛の過去の深い縁(えにし)とは? それぞれの思惑、謀略、願いは果たされるのか……?

 

■公演概要

ONWARD presents
劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season鳥 Produced by TBS

【公演日程】2017年6月27日(火)~9月1日(金)

【会場】IHIステージアラウンド東京

【作】中島かずき

【演出】いのうえひでのり

【キャスト】
阿部サダヲ 森山未來 早乙女太一/松雪泰子/
粟根まこと 福田転球 少路勇介 清水葉月/
右近健一 山本カナコ 村木仁 /
藤家剛 工藤孝裕 井上象策 安田桃太郎 菊地雄人 伊藤教人 横田遼 下川真矢
生尾佳子 伊藤玻羅馬 岩田笙汰 大内唯 奥山寛 上垣内平 嶌村緒里江 常川藍里
東松史子 中根百合香 野田久美子 安田栄徳 山口ルツコ 山﨑翔太 矢内康洋
梶原善/池田成志

【スタッフ】
美術:堀尾幸男/照明:原田保/衣裳:堂本教子/音楽:岡崎司/作詞:森雪之丞/振付:MIKIKO/音響:井上哲司/
音効:末谷あずさ 大木裕介/殺陣指導:田尻茂一 川原正嗣/アクション監督:川原正嗣/ヘア&メイク:宮内宏明/
小道具・甲冑製作:高橋岳蔵/特殊効果:南義明/映像:上田大樹/大道具:俳優座劇場舞台美術部/

歌唱指導:右近健一/演出助手:加藤由紀子 木下マカイ 山﨑総司/舞台監督:濱野貴彦 芳谷研/
宣伝美術:河野真一/宣伝写真:野波浩/宣伝面打:淺野健一/宣伝メイク:内田百合香/宣伝ヘア:宮内宏明/

宣伝:脇本好美 浅生博一 長谷川美津子 ディップス・プラネット/
制作:辻未央 花澤理恵 笠原健一/制作助手:福岡彩香 石塚洋平 福島美咲 山岡まゆみ/デスク:高畑美里/
制作プロデューサー:細川展裕 柴原智子

【主催】
TBS
ディスクガレージ
ローソンHMVエンタテイメント
電通

【後援】
BS-TBS
TBSラジオ

【制作】ヴィレッヂ

【企画・製作】
TBS
ヴィレッヂ・劇団☆新感線

Produced by TBS Television, Inc., Imagine Nation, and The John Gore Organization

【特別協賛】株式会社オンワードホールディングス

 

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劇団☆新感線
ステージアラウンド東京
阿部サダヲ
森山未來
早乙女太一
松雪泰子
粟根まこと
福田転球
少路勇介
清水葉月
梶原善
池田成志