「LOVE ON THE FLOOR 2017」公開稽古場取材レポート
木下グループpresents「LOVE ON THE FLOOR 2017」の公開稽古が、6月12日(月)に神奈川県川崎市内にて行われた。
「LOVE ON THE FLOOR」は、「ときめき」「情熱」「とまどい」「嫉妬」「無償の愛」といった、人々が辿る様々な「愛」の局面を、世界のトップスケーターとトップダンサーたちがダンスパフォーマンスを通じて表現するステージ。 米国の超人気TVリアリティーショー番組“Dancing with the Stars”で2度の優勝経験を持つシェリル・バークが、構成・演出を担当している。
2016年の公演は、最終日のチケットが取れないと悲鳴が上がるほどの大好評で幕を閉じた。2017年版は、昨年はゲスト出演だった髙橋大輔がシェリル・バークと共に主演を務める。
多くの取材陣を前にした公開稽古では、ショーの中から2場面が披露された。
1曲目は髙橋を中心としたナンバー『Glory』。裸足でゆっくりと舞台中央に歩み出る髙橋をダンサーたちが囲み、その中で髙橋が伸びやかに踊り出す。音に乗る、というより音楽そのもののような髙橋のしなやかさはフィギュアスケートでの姿を彷彿とさせるが、躍動感のあふれる振付の中に見える力強さは“ダンサー・髙橋大輔”としての新しい一面だ。前回では、シーンvの中で所々に出演していた髙橋だが、今回はガッツリとダンスを見せる形に変更。踊る髙橋をたっぷり堪能できるだろう。髙橋が踊り終わると、ステージを見守っていたダンサーやスタッフから「ヒューッ!」と大歓声と拍手がおくられた。照れたように小走りでステージから去った髙橋。控え場所に戻ると、笑顔でダンサーたちとハイタッチを交わしていた。
2曲目はシェリルを中心としたナンバー『The first date』。ステージには街灯とカフェのテーブルとイスがセットされて、お洒落な街角に。そこで出会った男女が、軽快なデュエットダンスを繰り広げる。タイトルの通り、初デートのワクワク感が感じられる明るいナンバーだ。シーンの後半は男性ダンサーが帽子を小道具として使い、セクシーさをアピールする振付となっていた。
囲み取材は、公開稽古前にシェリルと髙橋が出席。公開稽古後、髙橋が単独で取材に応じた。
シェリルが「去年と比べてダンサーも増え、大輔ももっと踊っている。去年のショーと比べてかなりパワーアップしました。クオリティもプロダクションも良いものになっていますので、楽しみにして頂きたいです」と手応えを語る今作。
髙橋も「アクロバティックな振付も増えたので、去年に比べて迫力が増したと思います。最初から最後までステキ! 中でも、シェリルの新しいナンバーは心に響きます。リハーサルを見ていて、みんなで泣いてしまうほどです」と見どころを語った。
シェリルが「踊るために生まれてきたような素晴らしいダンサー」だと絶賛する髙橋だが、本人は「今はまだ、氷の上の方が自信あります(笑)」と照れ笑い。「氷の方が体力は使いますけど、バランスを崩した時などの対処法が分かっているので。フロアの上でのダンスは、ごまかしがきかないので難しいですね」と打ち明けた。
ストーリー自体は去年と同じだが、新しい要素も加わったニューバージョン。去年のステージでは、女性ダンサーとの絡みも披露した髙橋だが、今回は男性ダンサーに「回されたり、投げ飛ばされたりします!」とのこと。
「去年を越えなければいけないという緊張感はありますが、また新しい感覚を届けられると思います」と意気込みを見せた。
W主演のシェリルと髙橋の他、フィギュアスケート女子シングルで活躍したクリスティ・ヤマグチ、フィギュアスケートアイスダンスのメリル・デイヴィス、チャーリー・ホワイトといったオリンピック金メダリスト、米国で活躍中のトップダンサーたちが出演する。
また、髙橋の出演は未定だが、全米ツアー公演も決定した。日本公演は6月16日から25日まで東京・東急シアターオーブにて。
※高橋大輔の「高」は「ハシゴダカ」が正式表記
取材・文/片桐ユウ
写真/田中聖太郎写真事務所
【公演概要】
木下グループ presents LOVE ON THE FLOOR 2017
日時:2017 年6 月16 日(金)~6 月25 日(日) 全13 回公演
会場:東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11 階)
チケット料金:
SS 席 ¥15,000、S 席 ¥13,000、A 席 ¥11,000、B 席 ¥9,000(全席指定・税込)
構成・演出:シェリル・バーク
出演:
シェリル・バーク、髙橋大輔(W主演)
クリスティ・ヤマグチ、メリル・デイヴィス、チャーリー・ホワイト
ほか 米国トップダンサー
★詳しいチケット情報は下記ボタンにて!