NINAGAWA・マクベス 香港公演千秋楽!!市村正親&田中裕子のコメントが到着!

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ニナガワが魂を込めた最高傑作が再び蘇る!!
ニナガワが熱望していた世界公演へ!そして日本凱旋公演!

 

1985年エジンバラ (イギリス )で上演されて以降、世界でNINAGAWAの 名声を不動にした作品がこの「NINAGAWA・マクベス」です。
蜷川氏がご逝去されても尚、公演を熱望追悼という形で英国決定。更に2014年秋、蜷川さんが香港で倒れた際、現地の関係者に大変お世話になったため、「その恩返しをたい」と考えており、そこで 実現したのが「NINAGAWA・マクベス」の香港での公演です。この度蜷川幸雄一周忌追悼公演として、香港で6月23日~25日に行われ、本日、香港公演千秋楽を迎えました。
カーテンコルでは満員のお客様がオスタディグ熱い拍手を贈ってくださました。香港でオールでオールスタンディグはとても珍しいそうです。作品の素晴らしさや蜷川さんへのリスペクトを強く感じることができました。

 

市村正親
稽古では幾多のダメ出しを受けて、公演に入り、最後、台本にサインをお願いしたら、「頑張った。蜷川 幸雄」と書いてくれました。これからも自分が演じる背景には、常に蜷川さんの魂が傍にいるような気が します。『NINAGAWA・マクベス』で海外公演に一緒に行けないのは無念だけど蜷川魂をこの胸に抱き、乗 り込みたいと思っています。マクベスを本場ロンドンでというとプレッシャーは普通なら感じるでしょう が、僕には二-ナがついている。胸を張って乗り込みたいと思っています!

 

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田中裕子
『NINAGAWA・マクベス』の稽古場で蜷川さんは「忘れないで。僕はいつもここに居るから。ここ から見てるから」と、おっしゃいました。 あの稽古場でまた稽古を積み直し、市村さんのもと皆で、2017年の再演に向かいます。 楽しみにしていらしたイギリス公演にも、蜷川さんと一緒に挑みたいと思います。

 

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台詞と人物設定はそのままに、時代を日本の安土桃山時代に移し替え、血塗られた野望と運命の悲劇をあざやかにうつし出す。巨大な仏壇の中、現在・過去・未来が交錯する。 人間・人生の喜び、憂い、儚さ、狂気をよりドラマティックに描いた作品。

「イギリス人は自国以外の人間が創るシェイクスピアを認めない。だからこそ、判定勝ちでなく、決定的な力量を示してノックアウトしなければならない。人生の終わりにさしかかり、本当に自分が世界 性を持った作品が創れていたのか、圧倒的力量だったのか、確認したくなった。」(蜷川幸雄談)と、2015年蜷川が“世界のニナガワ”と称されるきっかけになった作品に改めて全力で挑んだ。

 

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「今の世と、死後の世界を繋ぐ仏壇。仏壇を開けて位牌と対話できるということは、シェイクスピアの作 品が自分たちの物語になるということだと直感した。お彼岸には家で仏さんを迎え、お重を持って墓参り に行き、ご先祖のお墓や桜の樹の間で食事をする。ある時期までごく普通に日本人の生活にあった風景が、 そのまま“我々のマクベス”になるだろうと。翻訳劇を学ぶという意識から抜け出し、ヨーロッパの人々 が庭や旅籠で芝居をするような感覚でシェイクスピアを創れる、日本人がシェイクスピアをやる意味がこ れで見つかったと思ったんだ」(蜷川幸雄談)

 

伝説、ふたたび。これが、ニナガワが愛したマクベス
 

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市村正親
いま、無事に香港公演を終えてホッとしています。蜷川さんがいなかったら、『NINAGAWA・ マクベス』は生まれていません。蜷川さんが魂込めて創ったこの作品に出演できたこと誇り に思います。また、僕にとっては初の香港公演です。無事に終えることができて充実感でい っぱいです。蜷川さんの魂が僕の身体に乗り移って、自分でも信じられないくらいの舞台を 経験することができました。香港初日を終えたあと、切に感じたことは、NINAGAWA・マ クベスは、舞台上で『演ずる』というよりは、『生きる』ということでした。天国にいる蜷川さん、ありがとう。

 

田中裕子
たくさんの拍手をありがとうございました。蜷川さんが最後に演出したこの作品を、香港の 皆様に観ていただけて幸せです。

 

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撮影:Piet Defossez

 

【公演概要】
NINAGAWA・マクベス

日程・会場:
7/13(木)~29(土) 埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
8/4(金)~6(日) 佐賀・鳥栖市民文化会館

演出:蜷川幸雄
作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:小田島雄志

出演:
マクベス/市村正親
マクベス夫人/田中裕子
バンクォー/辻萬長
マクダフ/大石継太
ダンカン王/瑳川哲朗

 

★詳しいチケット情報は下記ボタンにて!