ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」バックステージに潜入!


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©nilz boehme

ただいま渋谷・東急シアターオーブにて上演中の、ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」のバックステージに潜入しました!
普段は見ることのできない舞台の裏側をレポートいたします!

 

まずこちらがバックステージへの入り口、グリーンルーム!

 

①グリーンルーム
キャストやスタッフが、休憩中にここへ飲み物や食べ物を取りにきます。

 

舞台のセットは鉄製とアルミ製があり、こちらはアルミのセット!

 

②セット
アジアの国にはアルミのセットを持ち込むことが多いようです。衣装、PA音響、ムービングライトなどと一緒に航空便で運びます。
電源のように地元で供給するもの以外、ほとんどのものはツアーで持ってきているそうですよ!

 

こちらはキュー出しのオートメーション。

 

③Q出し オートメーション
ここからステージマネージャーがキュー出しをします。舞台にまつわる全ての司令塔がここになります!

 

その他、音響設備もこちらに集約されており、役者1人1人がここにマイクを取りにきます。

 

④音響もろもろ
 

ちなみに・・・マイクはこんなに小さいのです!

 

⑤マイク
付けているのが分からないように、うまく髪に隠してつけているそうです。どうりで客席からは見えないですもんね。。。!

 

日本は電源の形式が海外と異なるため、変換ボックスが必要だったり、
マイクの周波数を合わせたり、公演前の準備も相当大変だったみたいですよ・・!

 

続いては小道具!

 

⑥小道具マネキン
ブライダルショップのシーンで使用されるマネキン。

 

こちらのフェンスは4人掛かりで舞台に出していて、運んでいる人が見えないようにセットするのが大変みたいですよ!

 

⑦小道具フェンス
 

ジュークボックス

 

⑧ジュークボックス
 

ドックの店のバー!

 

⑨ドックの店のバー
 

細かい小道具は、このテーブルに並べられます!!

 

⑩テーブル
 

こちらは効果音を出す機械。

 

⑪効果音
実は、数か月前まで舞台の銃声はモデルガンを使用していたのですが、
国に銃を持ち込むのが難しくなり、録音に切り替えたそうです。こんなところにも世界情勢の影響が出てくるのですね・・・

 

続いては衣装!
衣装は270着以上あり、全部で138ケース分にもなるそうです!

マリアの白いドレス!

 

⑫ドレス
 

「アメリカ」のドレス

 

⑬「アメリカ」ドレス
 

シャークス!

 

⑭シャークス
 

ジェッツ!

 

⑮ジェッツ
ロゴがかっこいい!!

 

セットの下に潜入!

 

⑯セット下
 

この床にもこだわりが!

 

⑰床
床は、ダンサーが体を痛めないことを大前提に考えられており、通常はもっと柔らかい床を使用します。
ただし今回はセットもかなりの重量のため、ダンサーが踊りやすく、かつセットの重量に耐えられる床を選定したそうです!
この床もセットと一緒にツアーを回っていると考えると、なんだか感慨深いですね・・・!

 

こちらは舞台の様子。

 

⑱舞台
たまたま清掃のため、ムービングライトが下がっている状態です。かなり貴重な場面に立ち会えました!!

 

「ウエスト・サイド・ストーリー」のカンパニーメンバーは全部で70人
そこに現地の人が40人~60人加わって設営します。劇場の東急シアターオーブは、エレベーターで13Fまですべてを運ぶため、特に苦労したそうですよ・・!

 

※最後にオーケストラピットをチラ見せ!

 

⑲オケピ横
 

縦からだと・・・劇場での生演奏も、ミュージカルの醍醐味ですね!!

 

⑳オケピ縦
 

以上、バックステージレポートでした!
少しでも舞台の裏側が伝わっていれば幸いです。

 

ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」はいよいよ今月30日(日)まで!
本場の圧倒的な迫力とクオリティーをぜひ劇場でお楽しみください!

 

【公演情報】

ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」

日程:2017/7/12(水)~30(日)
会場:東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)
料金(税込):S席¥13,000  A席¥11,000  B席¥9,000

※未就学児入場不可
※生演奏・英語上演・日本語字幕あり

原案:ジェローム・ロビンス
脚本:アーサー・ロレンツ
音楽:レナード・バーンスタイン
作詞:スティーブン・ソンドハイム
オリジナルプロダクション・演出・振付:ジェローム・ロビンス
音楽監督・指揮:ドナルド・ウイング・チャン
演出・振付:ジョーイ・マクニーリー