舞台『K ‒MISSING KINGS‒』 荒牧慶彦 インタビュー

あらまっきー
歴代キャストが積み重ねてきた《絆》の物語

『K』の舞台化シリーズ第4弾の上演が決定した。原作は2014年7月に公開された劇場版。パラレルの現代日本を舞台に、異能の力を持つ者たちの交流とバトルを描くオリジナルアニメだ。初演から夜刀神狗朗(クロ)を演じてきた荒牧慶彦が、シリーズで初めて主演を務める。

荒牧「こんなにも長く一つの役に携わることが初めてなので、続投が決まったことは本当にうれしいです。和気藹々としながらも切磋琢磨できるカンパニーを目指したい」

 

自身が演じるクロのことを「家事から体術、剣技、なんでもできてしまう万能さの一方で、どこか変な一面も持っている。そこが可愛くて仕方ないです(笑)」と語る荒牧。作品の魅力に対しても明確な分析を見せる。

荒牧「謎が深い物語の中に垣間見える、絶対的な王道ストーリーが愛されているのだと思います。キャラクターが個性的かつ魅力的なところも理由の一つですね」

 

今作にもファン待望の新キャラクターが登場。クロの前に現れる、因縁の相手・御芍神 紫役には佐々木喜英が決定している。殺陣の美しさに定評のある荒牧と佐々木の対決シーンに期待が高まる。

荒牧「ヒデくん(佐々木)とは何度か共演しているのですが、殺陣をするのは初めて。脚本・演出の末満健一さんからも『2人の殺陣が観たい』と言っていただいていますし、僕自身も楽しみにしています!」

 

メインキャラクターには新キャストが発表され、初演メンバーと初参加組が混ざり合う新たなカンパニーで新作に臨む。

荒牧「舞台『K』が始まって4年目。ここまでたくさんのことがありましたし、多くのキャストが変更してきました。でも今まで『K』の物語を紡いできたキャストの想いは受け継がれています。その上で新たな一歩を踏み出します。だからシリーズを見守ってきてくださった方々には安心して頂きたい。積み重ねてきたものを存分に活かし、舞台『K』を、そして《絆》の物語をたくさんの方に愛されるよう努めます。これまで進んできたストーリーはもちろんあるのですが、初めて観る方にも楽しめる内容にしたいと思っているので、ぜひ観にきてくださるとうれしいです」

 

インタビュー・文/片桐ユウ

 

※構成/月刊ローチケHMV編集部 8月15日号より転載
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掲載誌面:月刊ローチケHMVは毎月15日発行(無料)

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【プロフィール】
荒牧慶彦
■アラマキ ヨシヒコ 90年、東京都出身。数々の舞台やミュージカルでメイン役を務めるほか、舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜では山姥切国広役で出演。

 

【公演概要】
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© GoRA・GoHands/k-project © GoRA・GoHands/stage k-project

舞台『K -MISSING KINGS-』

 

日程・会場:
10/19(木)~22(日) 京都・京都劇場
10/26(木)~29(日) 東京・天王洲 銀河劇場

原作:GoRA×GoHands『劇場版 K MISSING KINGS』
脚本・演出:末満健一

出演:荒牧慶彦 柴小聖/上田堪大 磯部花凜 寿里 植田圭輔 前山剛久 中尾拳也/
小野健斗 茉莉邑薫 木戸邑弥/大崎捺希 小山百代/佐々木喜英 他