『池袋ウエストゲートパーク SONG&DANCE』初舞台化にしてミュージカル化!!主演マコトに大野拓朗が決定!

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池袋発!の伝説の原作が、ワークショップを経て、
ついにトライアル公演に踏み出す!!!

東京芸術劇場では、地元池袋を舞台とし、一般都民が参加して楽しむことのできるダンスエンターテインメントを創出すべく、2013年、2015年と2度にわたり 石田衣良原作「池袋ウエストゲートパーク」を題材としたワークショップを行ってきた。初年度はダンス+芝居(脚本 御笠野忠次、演出 杉原邦生、振付 北尾亘)、2回目は ダンス+歌(演出 杉原邦生、振付 北尾亘、既存楽曲に柴幸男の歌詞)にて構成し、若い男性ダンサー、俳優たちによるワークショップは作品化への確かな手ごたえを感じさせた。
 今年はいよいよこれをステップアップさせ、シアターウエストに観客を招き入れてのトライアル公演に挑戦する。繰り返し上演して、芸劇の風物詩となり、この舞台が人気のダンサーや俳優を生み出すこと、そして将来的にはプレイハウスでの実現を目指すクリエイションとしていく企画である。

 

「IWGP」とは? 石田衣良の産んだ都市伝説!
「池袋ウエストゲートパーク」は数々のヒット作をもつ、作家石田衣良氏のデビュー作品で、第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞。
池袋西口公園にたむろする若者、チンピラ、警官、町の人々、悪の黒幕らを描いたシリーズ連載小説。石田そして今なお断続的に執筆は続いている。どうしようもなくダメなやつら、キレたやつらが繰り広げる青春群像は現代社会を鮮やかに写しながら、どこかなつかしくいつの時代も変わることのない争いや友情を描いている。2000年には連続ドラマ化され、脚本の宮藤官九郎を一躍スター脚本家に押し上げた伝説の作品。劇中には東京芸術劇場も頻繁に登場する、まさに地元、ど真ん中なのだ。

 

町のダンサーが舞台に! ストリートダンサーの日替わりバトル
池袋はストリートダンスの盛んな土地柄でもあり、深夜芸術劇場のガラス窓の前で踊る若者たちの姿が見られる。夏の名物である近藤良平の「にゅ~盆踊り」、秋の「よさこい祭り」そしてフェスティバル・トーキョーを賑わしたフラッシュ・モブなど、自ら踊る人々が年中集う場所でもある。東京芸術劇場では、この “町の踊り”と地続きで行われる「池袋ウエストゲートパーク」に挑戦し、劇場を外とつないで賑わいを創出したいと願っている。ミュージカルという枠組みを超える参加型エンターテインメント、2.5次元をしのぐ興奮の渦に観客を巻き込みたい。作品のハイライトとして設定されるチーム同士の抗争シーンでは、公募を勝ち抜いたストリートダンスカンパニーが日替わりでガチに渡り合い、観客の反応で勝敗を決するという「ダンスバトル」形式で上演したいと構想している。

 

今回は、「池袋ウエストゲートパーク」のおなじみのキャラクターたちの繰り広げるドラマをオリジナル楽曲と群舞に乗せて描く。芸劇とホリプロとが共同して、これから急上昇しそうな若者たちを多く登用し、一大ムーブメントを目指す。今回のミュージカル化の題材は、池袋のストリートギャングの闘いを描いた「サンシャイン通り内戦(シヴィルウォー)」。観客にも分かりやすい題材だろう。
この舞台を通じてファンを獲得した男子たちがスターとして巣立っていくというストーリーも描きたいと考えている。

 

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主演:マコト(真島 誠)・・・・・大野拓朗
地元の高校を卒業後、母親の果物屋の手伝いをしながらぶらぶらしていたが、ストラングラー(絞殺魔)を捕まえる指揮をとったことが噂になり、池袋一のトラブルシューターと呼ばれ、謝礼をとらない姿勢がその評判に拍車をかけている。次々に難題がもちこまれるが、どの組織にも属さず、誰に対してもフラットな付き合いをする。池袋をたむろしているストリートギャング、ヤクザ、小学生からお年寄りまで信頼されている。ローテンションに見えるが、熱い情熱を持ち主。ヤクザの脅しにも平然としていられる度胸の持ち主だが、母親には頭が上がらない、そして、それほど喧嘩は強くない。

 

<主演 マコト役大野拓朗コメント>
この作品への出演が決まったと聞いたときは、シビレました。まず、大好きな石田衣良さんの作品であり、しかもその中でも大好きなIWGPを舞台化である、そして自分が主演させていただけることにシビレたのです。IWGPは、小説はもちろん、ドラマもリアルタイムでも観ていましたし、DVDボックスも持っています。
マコトやキングを始め、カリスマたちの輪の中に入りたいとずっと思っていました。それが本当に叶うなんて。それもマコトとして生きることができるなんて。感激です。マコトとして、たくさんの愛を持って、楽しく舞台上で生きられたらなと思います。

この作品のキーワードは「誰もが憧れてしまうカリスマ性」だと思います。登場人物たちの持っているカリスマ性を、音楽・ダンスの力を借りて表現できたらと思っています。
生の舞台ですから、登場人物たちの熱を目の前で、お客様の五感で感じていただけたらと思いますし、幅広く表現のできるミュージカルで、このIWGPワールドを炸裂できたらと思っています。

 

<演出 杉原邦生から大野拓朗起用についてコメント>
「大野さんを初めて見たのはNHK朝の連続テレビ小説の『とと姉ちゃん』でした。
その役の印象が、爽やかだけど頼りない間抜けな青年というものだったので、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』で、ロミオ役の大野さんを観たとき、まったく違った印象にとても驚きました。舞台に立つその姿は精悍かつ繊細で、大胆さと柔らかさを持ち合わせていました。そんな大野さんならきっと、彼にしかできないマコトを体現してくれるはずと確信を持ちました。大野さんと一緒に、舞台でしか成し得ない新たな『池袋ウエストゲートパーク』がつくれることを、いまから楽しみにしています。」

 

【公演概要】
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池袋ウエストゲートパーク SONG&DANCE

日程・会場:
2017年12月23日~2018年1月14日(予定) 東京・東京芸術劇場シアターウエスト

2018年1月19日~21日(予定) 兵庫・兵庫県立芸術文化センター 中ホール

原作:石田衣良(『池袋ウエストゲートパーク』文春文庫刊)
脚本・作詞:柴 幸男
演出:杉原邦生
振付:北尾 亘

キャスト:大野拓朗 ほか