現代演劇界の至宝・サー・トム・ストッパードの出世作『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』で、生田斗真 と 菅田将暉 が初共演!
次代を担う気鋭の演出家・小川絵梨子と共に、世界的戯曲に挑む!
全世界の演劇ファンに、『ロズ・ギル』の愛称で呼ばれ、愛され親しまれている戯曲『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』。英国演劇界のみならず、現代演劇に大きな足跡を残してきたサー・トム・ストッパードが初めて、その名を世界の演劇界に知らしめた、出世作にして代表作である。今でこそ、あらゆる分野で、「スピンオフ」は人気を呼んでいる創作方法だが、なんと演劇の王道シェイクスピアの「ハムレット」に、大胆に切り込み、いわば「ハムレットのスピンオフ戯曲」として、興奮と熱狂を巻き起こした作品である。
その初演は、1966年8月、エディンバラ国際演劇祭のフリンジ・フェスティバルにさかのぼる。「フリンジ」は、いわゆる「小劇場活動の登竜門」。そこで注目された本作は、1967年には、ロンドン「オールド・ヴィック劇場」(英国ロイヤル・ナショナル・シアター製作)で堂々のメジャーデビュー!そこで大センセーションを巻き起こし、瞬く間に世界の演劇界を席巻した。
本年2017年2月~5月に、「オールド・ヴィック劇場」での初演50周年を記念した公演が、同劇場にて行われ、ローゼンクランツ(ロズ)役は、「ハリーポッター」のダニエル・ラドクリフが登場。ギルデンスターン(ギル)役は、映像・舞台で活躍するジョシュア・マクガイアが演じ、演出には日本の演劇界にもなじみの深いデヴィッド・ルヴォーが担当。チケット完売人気はもちろん、初演50周年の意義が、メディアにも大々的に取り上げられ、大きな盛り上がりをみせた。そういえば、数年前に、英国ロイヤルナショナルシアターで、「ナショナルシアター50周年記念」が祝われたときにも、英国演劇の歴史を彩った作品のひとつとして、「ロズ・ギル」の一場面が、ベネディクト・カンバーバッチ(ロズ役)によって演じられたこともあった。本作の影響はもちろん、観客の愛着は、日本の想像を遥かに超えるものがあるのかもしれない。
この度、演劇界に革命を巻き起こした本作の醍醐味を、2017年の日本にもたらすべく、最強のロズギルコンビが誕生!卓越した表現力で益々輝きを増す生田斗真と、破竹の勢いで、音楽活動も展開中の菅田将暉の初タッグに、歴代最年少の30代で、次期新国立劇場演劇部門の芸術監督に任命された気鋭の演出家:小川絵梨子を翻訳・演出に迎え、躍動感あふれる『ロズギル』をお楽しみいただけることだろう。
【あらすじ】
コインの裏表をかけながら、森の中を行く、ごくごく普通の二人組。彼らの名はローゼンクランツ(生田斗真)とギルデンスターン(菅田将暉)。デンマークの王子・ハムレット(林遣都)がどうやら正気を失ったらしい、と義父となった国王・クローディアス(小野武彦)が、その真偽を調べるために、ハムレットの学友だった二人を呼び寄せたのだ。自分たちの旅の目的は分かるけれども、その目的をどう果たせばよいのか分からない二人。ただただオタオタする二人のそばを「ハムレット」の物語は粛々を進み、そして、、、、。自分たちも物語のひとつとして、なす術もなく、どんどん死が待つ終末に向かって運ばれていく「誰でもない彼ら」。 かくて運命に流された二人は、この短い台詞によって存在を完全にかき消されてしまうのだろうか・・・。
「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ・・・」
【公演概要】
ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ
日程・会場:2017/10/30(月)~11/26(日) 東京・世田谷パブリックシアター
原作:トム・ストッパード
翻訳・演出:小川絵梨子
出演:
生田斗真、菅田将暉/
林遣都、半海一晃、安西慎太郎、田川隼嗣、林田航平、本多遼、章平、長友郁真、松澤一之、立石涼子/
小野武彦
受付期間:8/31(木)12:00~9/10(日)23:59