8/31(木)ビリー・エリオット日本初演 50公演記念スペシャルカーテンコールを開催!
7月25日に開幕したミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』が、8月31日の12時45分の回を持って、50公演を達成。これを記念して記念スペシャルカーテンコールが行われ、交互出演で主役のビリー役を演じる、加藤航世(13)、木村咲哉(11)、前田晴翔(12)、未来和樹(15)、山城力(11)の5人が、舞台上に集結した。ビリー5人が衣裳を着て壇上に上がることは初日以来だったため、割れんばかりの拍手と歓声があがった。
一人ずつが、自分の言葉で、今の心境を述べると、観客は微笑ましさに笑みを浮かべた。また、50回公演を記念し、全公演に出演するシングルキャストを紹介する一幕もあった。50回目の公演のキャストは、ビリーを加藤航世、ビリーの父を益岡徹、ウィルキンソン先生を柚希礼音が演じた。この公演では、吉田鋼太郎と益岡徹がダブルキャストでビリーの父親役を、柚希礼音と島田歌穂がダブルキャストでビリーのバレエの先生であるウィルキンソン先生役を演じている。
本作は映画「リトル・ダンサー」を、エルトン・ジョンの作曲でミュージカル化した作品であり、2005年にロンドンで誕生して以来、全世界で演劇賞を総なめにし、のべ1000万人以上を動員している。そして、この作品の日本での上演は、今回が初めてとなる。
バレエ、タップ、機械体操、歌、芝居など、あらゆる要素が求められる主役のビリー役は、1346人の応募者から、1年以上に渡るオーディションを経て選ばれた。現在上映中の映画「スパイダーマン:ホームカミング」でスパイダーマン役を演じている人気俳優のトム・ホランドも、かつてビリーを演じている。5人目のビリーの山城力は、初日以降トールボーイ役で出演しながら稽古を重ね、8月20日(日)にビリー役としてデビューした。
今作は、日本初演は7月19日にプレビューが開幕し、7月25日から10月1日まで東京・TBS赤坂ACTシアターにて、10月15日から11月4日までは大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演している。
【コメント】
加藤航世
「一回一回上手になろうと頑張っているうちに、あっという間に時が経ちました。今までもこれからも、バレエが一番うまいビリーだと言われ続けるよう頑張りたいです」と改めて意気込み「ビリーを演じるのはこれが最後になると思うので、悔いのないよう頑張ります。」
木村咲哉
「8月10日に誕生日を迎え、11歳になりました。共演者やスタッフ、お客様からも祝っていただき最高の1日になりました。去年の夏は虫取りをしていましたが、今年はビリーとして舞台に立ち充実しています」と笑顔で「千秋楽まで、一回一回の公演を大切にして、頑張ります。」
前田晴翔
「オーディション期間は長かったですが、けいこの時間や、本番が始まってからはあっという間でした」と振り返り「ビリーがうれしかったり、怒ったりすると、自分も同じように気持ちになるので、演じなくともビリーでいられます。これからも努力して、進化していきたいです。」
未来和樹
「まだ始まったばかりなのに、これまでと同じ回数をやったらもうこの公演が終わってしまうと考えると、今から淋しく感じます。だからこそ、ビリーが終わった後に、もっと頑張ればよかったと思うことがないように、1回1回の公演を大切に頑張りたいです。」
山城 力
「初日はとても緊張しましたが、2度、3度舞台に出るうちに楽しめるようになってきました。遅れてデビューした自分のために、開幕後も毎日けいこをしてくださった皆さんに感謝しています。この50回公演を励みに、これからもどんどん進化していきたいです。」
【公演情報】
日程・会場:
2017/7/19(水)~23(日) 東京・TBS赤坂ACTシアター ※プレビュー公演
2017/7/25(火)~10/1(日) 東京・TBS赤坂ACTシアター
2017/10/15(日)~11/4(土) 大阪・梅田芸術劇場 メインホール
脚本・歌詞:リー・ホール
演出:スティーヴン・ダルドリー
音楽:エルトン・ジョン
振付:ピーター・ダーリング
出演:
加藤航世 木村咲哉 前田晴翔 未来和樹 山城力/
吉田鋼太郎 益岡徹/柚希礼音 島田歌穂/久野綾希子 根岸季衣/
藤岡正明 中河内雅貴/小林正寛/栗山廉(Kバレエ カンパニー) 大貫勇輔 他
※公演により出演者が異なります