吉田鋼太郎主演『シラノ・ド・ベルジュラック』公演決定!!世界で愛される純愛の名作に吉田鋼太郎が挑む。

2012.3幻蝶

 あなたを愛したい、ただ、それだけ。
戯曲の持っている美しさ、激しさ、そして楽しさをマキノノゾミ・鈴木哲也×鈴木裕美の演劇力の強力なタッグで上演する。
かなわぬ恋に身を焦がす吉田はじめ魅力的なキャストに注目!

シラノ、ロクサーヌ、クリスチャンはもちろん、ロクサーヌに横恋慕するド・ギッシュ伯爵の恋愛熱の高さに観客は魅了されることであろう。
自分の醜さゆえに愛の告白をしないシラノ。愛の詩に酔いしれ、盲目的な愛に走るロクサーヌ。溢れる愛を表現できないクリスチャン。
3人とも、愛する人を愛したい、ただそれだけが願いなのに、愛が深いゆえに、相手を見失う…。誠の「愛」とは何なのか、誠に「愛する」とは何なのか、ストレートに現代に問う。

吉田鋼太郎が切ない愛に身を投じるシラノ・ド・ベルジュラックをどう演じるのか注目を集める。ロクサーヌ役には自身も詩集を出版するほど「詩が好き」でこのヒロイン像にぴったりな黒木 瞳。そしてクリスチャンには現在NHK朝の連続テレビ小説『わろてんか』に出演中の大野拓朗とCX『明日の約束』に出演中の白洲 迅と若手実力派俳優がダブルキャストで出演。

 

2018年は
日仏友好160周年、エドモン・ロスタン生誕150年、没後100年
『シラノ・ド・ベルジュラック』初演は1897年。上演されるやいなや、パリを虜にした舞台。以後、世界各国で繰り返し上演され、ミュージカルも創られた。誰もが持つ、美しい秘めたる想いの物語。
1世紀を経た今も世界的に上演される、最も人気の高いフランスの傑作戯曲である。

 

【作者紹介】
エドモン・ロスタン(1868-1918)詩人であり劇作家。フランス・マルセイユ生まれ。29歳の時に執筆した『シラノ・ド・ベルジュラック』が大当たりし、レジオン・ドヌール勲章叙勲。その後、『鷲の王子』(サラ・ベルナール主演)で再び大成功を収め、わずか33歳でカデミー・フランセーズに選出される。第一次世界大戦で従軍を志願したが健康上の理由で叶わず、地方の前線を視察後戻ったパリでスペイン風邪をこじらせ、死去。他の作品に『サマリヤの女』『雄鶏』、詩集『ラ・マルセイエーズの飛翔』などがある。

 

【あらすじ】
 17世紀のフランス。ガスコン(ガスコーニュ生まれ)青年隊に属するシラノ・ド・ベルジュラックは天才的な詩人であり剣の達人でもあったが、生まれついての醜い大きな鼻を持つ男であった。ゆえに従妹のロクサーヌへの恋心をずっと胸の奥に閉じ込めていた。そのロクサーヌは若々しい美青年・クリスチャンと目と目を合わせた瞬間から、彼と恋に堕ちてしまっていた。
 ロクサーヌはシラノのことを誰よりも信頼していたので、クリスチャンへの恋心についての相談も持ちかけた。そして、クリスチャンは、姿こそ美しく、軍人としては優秀ではあったが、女性に対して内なる感情を言葉にするのが得意でなく、才女という噂のロクサーヌに恋心を打ち明ける勇気を持てずにいた。自分ではロクサーヌの心を捕えられないと悩むクリスチャン。そんな彼に対し、シラノは自分の誠の真情を語るのに、こんな男が居てくれたならと思い、自分がロクサーヌにあてて書いた恋文を渡し、クリスチャンに力を貸すことになった。シラノは2人の恋の仲裁役であると同時に、自分のロクサーヌへの想いをクリスチャンの手紙に託すのであった。
 ある夜、ロクサーヌ邸のバルコニーの下で、クリスチャンはロクサーヌに告白をする。しかしいざ自分の言葉で愛について語り出すと、凡庸な言葉しか出てこない。ロクサーヌがうんざりし始めたので、シラノがクリスチャンの代役となり、美しく飾られた愛の言葉を告げる。彼女はその言葉の数々に陶酔し、ついにクリスチャンと結ばれ2人は結婚するが、ロクサーヌを慕っていたド・ギッシュ伯爵の嫉妬と策略により、シラノ、クリスチャンらの属するガスコン青年隊は戦場送りとなってしまう。

 クリスチャンには知らせないまま、戦場でもシラノはクリスチャンになりかわり、危険を顧みずロクサーヌに恋文を毎日送る。戦場という場所でシラノは高揚し、ロクサーヌへの想いがとめどなく溢れ出す。溢れだす想いをもつのは、クリスチャンも同様だ。シラノの書いた手紙の様々な言葉にいたく感動したロクサーヌは、クリスチャンに会いたい一心に危険をかえりみず戦場へ赴く。
クリスチャンはその時になってシラノの情熱的な言葉の数々が、自分を語ったシラノ本人の想いであったことを気づく。ロクサーヌは、受取った恋文に書かれていたその人柄、その心を愛しているとクリスチャンに語り、彼は絶望してしまう。そして「僕は愛されたかったんだ」という言葉をシラノに残して、自ら戦禍に身を投じてしまうのであった。
 その後、手紙の本当の書き主が誰であるかは明らかにされないまま、月日が流れる。

 15年の歳月が流れ、夫を失ったロクサーヌは修道院で暮らしており、毎週土曜日に訪ねてくるシラノとの面会や語らいだけを楽しみにしていた。いつものようにロクサーヌのところへシラノが向っていると、彼の敵対者が彼の頭に材木を落とし、シラノは頭部に重傷を負ってしまう。しかし彼はそのまま、待っているロクサーヌのもとへ向う。この日、ロクサーヌはクリスチャンから貰った最後の手紙をシラノに見せ、彼にそれを読んでもらっていた。日がすっかり暮れ、手紙をとても読むことのできないような暗さになっても、シラノがその手紙をすらすらと読んでいることにロクサーヌは気づく。そしてその手紙を読む声は、かつて自分がバルコニーの上から聞いた声であることも思い出す。
 しかし、瀕死のシラノはロクサーヌに己の秘めた想いを決して告げることなく、その最後をロクサーヌの胸で迎えるのであった。

 

【公演概要】
シラノ・ド・ベルジュラック

作:エドモン・ロスタン
上演台本:マキノノゾミ 鈴木哲也

演出:鈴木裕美

主演:
吉田鋼太郎:シラノ・ド・ベルジュラック
黒木 瞳:ロクサーヌ
大野拓朗/白洲 迅:クリスチャン(Wキャスト)
大石継太:ル・ブレ 
石川 禅:ラグノー 
六角精児:ド・ギッシュ伯爵
ほか

日程:2018年5月
劇場:日生劇場(東京都)
主催・企画制作:東宝/ホリプロ

 

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