「ジョンソン&ジャクソン」は俳優・大倉孝二と、劇作家・演出家のブルー&スカイによる演劇コンビネーションだ。大倉の所属する劇団・ナイロン100℃の番外公演として上演された『持ち主、登場』で作・演出の共作経験を経てコンビ構想をスタートさせ、2014年初回公演『窓に映るエレジー』、2016年第二回公演『夜にて』、と大倉孝二とブルー&スカイが信頼を寄せる魅力的なキャストが集い公演を行ってきた。
“役にたたない演劇”と称し、ナンセンスでくだらない作風を、実力派俳優たちが、全力の悪ふざけのように、生き生きと演じる姿が、なんとも癖になる公演シリーズだ。
そのジョンソン&ジャクソンが、2018年6,7月に再び帰ってくる。
今回は何と、いとうせいこうの参加が決まった。いとうせいこう といえば、ラッパー、MC、小説家、芸人…、様々な顔を持つが、「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」、「シティボーイズ」などのナンセンス・コメディ作品で俳優として舞台に立つ一面も持つ。今回、ジョンソン&ジャクソンにどんな風を吹き込むのか、未知数だ。更に、強力キャストに池谷のぶえ。2014年上演の『窓に映るエレジー』でも、その“剛腕ぶり”を見せた至宝のコメディエンヌの参戦となる。
この4名の濃いメンバーが、どんな“未知との遭遇”をし、どんな化学反応を起こすのか、期待に胸が膨らむ。
作と演出を担うジョンソン&ジャクソン・大倉孝二と、いとうせいこうから、コメントが届いた。
【コメント】
■大倉孝二 (ジョンソン&ジャクソン)
前回の公演が終わって、ジョンソン&ジャクソンを今後もやっていきたいという気持ちを、ブルー&スカイと確認しました。今回は、二人で始めた原点に立ち戻り、少人数で自由にやってみましょうかということで、お声がけをしたところ、これ以上無いお二人に出演頂けることになり、悪いことばかりじゃないなと思いました。
「自分たちが何をやりたいか」とともに、今回は「お二人にどう面白がってもらうか」も大事だと思っています。どんなことを面白がるのだろう、とお二人のアイデアも頂きながら、着地点は決めきらないで、創る過程を楽しみながら、探していきたいです。
音楽的なことは今回も絡ませていきたいと思っています。演劇的なものになるかわかりませんが、“変なもの”にしたいです。
せいこうさんや、池谷さんの持っているものも借りて“くだらなさの研究”みたいなものができたら、むしろ僕らが学べたら、と思っています。
■いとうせいこう
ジョンソン&ジャクソンに出たいとずっと願っておりましたし、たぶんメンバーの二人にも言ったと思いますが、連中は忘れているでしょう。私は舞台で笑いをやる機会を失っていたからです。今回出演がかない、なおかつ大好きなコメディエンヌ池谷のぶえさんと一緒で楽しみで仕方がありません。ただ、四人しか出ないのでセリフが多くなりそうで心配です。私の性根が芸人で役者ではないこと、ブルー&スカイが理解していてくれるのを祈るのみです。
【公演概要】
ジョンソン&ジャクソン新作公演
『タイトル未定』
作・演出:大倉孝二 ブルー&スカイ(ジョンソン&ジャクソン)
出演:大倉孝二 いとうせいこう ブルー&スカイ 池谷のぶえ
日程:【東京公演】2018年6,7月
劇場:CBGKシブゲキ!!(東京都)ほか公演予定
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大倉孝二
いとうせいこう
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