ブロードウェイミュージカル『ピピン』城田優&クリスタル・ケイ インタビュー

通も初心者も楽しめる魅力満載のミュージカル!

 

城田優が人生に悩む若き王子・ピピンに扮し、その彼を物語にいざなうと同時に芝居の進行役も務めるリーディングプレイヤーをクリスタル・ケイが演じる、ブロードウェイミュージカル『ピピン』日本語版。二人とも偶然NYで、今回の日本版でも演出を手掛けるダイアン・パウルス演出版を観ており、世界観のダークさ、ゴージャスさには、すっかり心を奪われたという。

「とにかくエネルギッシュで、サーカスのようにアクロバットも満載で。お客様は最後には絶対、すごいものを観た!と思えるはず」と城田が評せば、クリスタル・ケイも「ブロードウェイでもこんなストーリーのものがあるんだとビックリしました。ダークなユーモアがあり、ちょっとエロく、様々な要素が入ったエンターテインメントなんです」と語る。

 

城田にとっては、自分探しをする悩み多きピピンのようなキャラクターに挑むのは初めてとのことで、「今まで出演してきたものの中でも、最も城田優ヤバイね!と思っていただけるような舞台にしたいんです。同業者に、自分もこの作品に出たかったと思わせられたら最高ですよね!」と早くも意気込み十分だ。

 

一方、クリスタル・ケイはこれが初舞台、初ミュージカル。歌は本職とはいえ、役柄が入った上での表現となると勝手が違ってくる模様で「未知の世界なので、ビビってます。しかもハンドマイクではなく両手が使えるわけなので、表現の仕方も変わりますしね。だけど友達でもあり、もう20年もやっているベテランの優がそばにいてくれるので安心です」と、にっこり。さらに「歌手をしているだけでは得られないスキルが身につくかもしれない!」と、この新たな挑戦に目を輝かせている。

加えて口を揃えるのが「これはミュージカルファンも観劇初心者も同じように楽しめる」ということ。

城田「ただの音楽劇ではなく、歌がうまい人たちが出ていて、面白い話だというのは最初から約束できていますからね。ミュージカルへの入口としても最適の作品ですよ」

クリスタル「体験したことのない、観ている側もドキドキしちゃうようなショーになることは間違いありません!超オープンマインドで、遊びに来る感覚で観に来てください」

 

インタビュー・文/田中里津子

 

※構成/月刊ローチケ編集部 1月15日号より転載

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【プロフィール】
城田優

■シロタ ユウ ’03年、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』で俳優デビュー。’16年『アップル・ツリー』で演出家デビューを果たした。

クリスタル・ケイ
■クリスタル・ケイ ’99年、13歳でデビュー。昨年6月、アルバム『For You』をリリース。『ピピン』が
初舞台、初ミュージカルとなる。