
9月8日(月)より東京・東京建物 Brillia HALL、その後大阪、仙台公演(予定)を経て、東京へ凱旋、東京・Theater Hにて、『コーラスライン』の日本公演が決定した。
1975年の初演以来、オリジナルの演出と振付で上演され続けた『コーラスライン』は、2021年に奇跡的に新演出と振付の許可がおり、マイケル・ベネットの精神を受け継ぎつつ、ドラマを深く掘り下げた最強版の演出が新たに誕生。
このバージョンでこれまでと異なるのは、演出家・ザックとオーディションを受けているダンサーたちとの距離感。
今までザックは舞台上に姿を現すことはなく「神の声」のように客席の最後列からダンサーたちに語りかけてたが、今回のバージョンではザックがダンサーたちと同じ舞台上に立ち、彼らと関わっていく。ザックもダンサーたちも同じ舞台人であり、同じ人間であるということが強く打ち出され、マイケル・ベネットがこの『コーラスライン』に込めた強いメッセージを強く打ち出した演出となっているようだ。マイケル・ベネットへ深く敬意を評し、愛情深く丁寧に創作された新バージョンはまさに21世紀の『コーラスライン』。
イギリス、レスターのThe Curveで幕を開けたこのバージョンは、2024年ロンドン、サドラーズ・ウェールズ劇場をはじめイギリス都市でツアーを行うなど注目を集め話題の演目となった。その最強バージョンが、日本で初上演する事が決定し、いよいよその全貌が明らかとなる。
最強バージョンで初めて舞台上に姿を見せる演出家・ザックを演じるのは、世界的にも有名なバレエダンサーで、2022年コロナ禍での来日公演の突破口を開き、劇場中を幸せの渦に包んだ「Singin’in the Rain~雨に唄えば」、2023年には天海祐希と共演した舞台『レディマクベス』でのマクベス役でも話題となったアダム・クーパー。
ダンサーでもあり過去に舞台演出も手掛けている彼は、まさにザック役そのもの!
海外に一級のミュージカルを観に行くことは、経済的にも安全の面でも、不安いっぱいの道のり昨今。そんな中、アダム・クーパー率いる英国キャストが、歌とダンスと物語を日本にお届け!2014年、17年、22年と、客席を感動の渦に巻き込んだ「これが観たかったんだ『「雨に唄えば』」のシリーズ第2弾、JCP制作ミュージカル”コーラスライン”、今回限りの来日!!!
コーラスラインがお馴染みの人には、さらなる刺激が待っている!これまでの演出に、ザックの登場が実現、最強バージョン!
まだ観たことのない人には、これぞミュージカル、これぞ人生、これこそが人が生きるということを、華やかに、そしてドラマチックにお届け!!
公演決定に伴い、演出家・ザック役のアダム・クーパーよりコメントが到着。
演出家・ザック役:アダム・クーパー コメント

オリジナルの舞台も映画でも誰もが知るこの作品を新しい演出で上演すると聞いた時は、とても素晴らしいいアイデアだと思いました。
私が演じるザックは自分のキャリアとも非常に似ているので、今までの経験を活かすことができます。
特にオリジナルの演出と最も異なるのは、このザックの在り方だと思います。ですのでザック役を新しく創り上げることができると思いました。
観客席からマイクで話しかけるというオリジナル演出を、この新演出では舞台上でダンサーたちと関わっていくことは、ザックの人間性をより観客の皆様にお見せすることができますし、ただの厳しい演出家・振付家という印象ではなく、この物語に登場する名もなきダンサーたちと「同じ」舞台を愛する一人の男として観客の皆様に感じとってもらえるのではと思います。
日本のすべてのファンと友達の皆さん!
「コーラスライン」で日本に戻れること、皆さんに会えることが楽しみです。
イギリスよりたくさんの愛をこめて。またもうすぐお会いしましょう!