6月14日(日)に東京・パルテノン多摩にて開幕したミュージカル『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』。
公演に先駆け6月13日(土)に開催された、ゲネプロ公開と初日前会見の様子をお届けする。
ミュージカル『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』ゲネプロ公開レポート
旧約聖書「創世記」の「ジョセフの物語」をベースに、全編音楽で綴る本作。主人公・ジョセフ役は、2022年の日本初演に続き薮宏太が務めます。ナレーター(シルビア/清水 ※Wキャスト)が子どもたちを導くように物語が始まると、薮演じるジョセフの優しく透き通った歌声が会場中に響きました。
父親から特別に愛されるジョセフは、11人の兄弟たちから嫉妬され、数奇な運命をたどることに……。「Jacob and Son」ではジョセフの父・ジェイコブ役の三田村邦彦が、奥行きのある歌声と威厳あふれる存在感で作品にさらなる深みを与えます。作品のタイトルにもなっているカラフルなコート=テクニカラー・ドリームコートを身に着けた薮によるコート遣いも見どころの一つ。「Joseph’s coat」ではふわりと広がるカラフルなコートが舞台上を華やかに彩りました。
物語を伝える重要な存在であるナレーター役は、日本初演から続投のシルビア・グラブと、今回初出演の清水美依紗のWキャスト。シルビアの深く包み込むような豊潤な歌声は観る者を物語の世界へと導き、清水の力強く華やかな歌声は、観客を連れて物語の世界に飛び込むような明るさを感じさせます。演出のダレン・ヤップが意識していたという、ナレーターの「チーキー(いたずらっこ)」な雰囲気を、持ち味の異なる2人のナレーターがそれぞれ表現しました。
ファラオ役として新たに参加するのは橋本良亮。二幕目の登場を飾るロック調のナンバー「A Pharaoh’s Story」では、力強いサウンドに乗せて、薮が「セクシーだけど芯がある」と表現した橋本の歌声が響き渡ります。客席を巻き込むような演出で、ライブ会場のような盛り上がりを見せました。
ミュージカル界の巨匠 アンドリュー・ロイド=ウェバーの原点である本作では、幅広い曲調、華やかなダンス、多彩なライティング、そして薮をはじめとする出演者たちの色彩豊かな歌声が大きな魅力です。ジュダ(秋沢健太朗)、ベンジャミン(東島京)ら兄弟たちと、その妻役の女性陣、そして奴隷となったジョセフを雇う大金持ちのポティファー(大山真志)といった個性豊かなキャストたちが、圧倒的な歌声とダンスで躍動感たっぷりに舞台を盛り上げています。
1幕のラストを飾る人気ナンバー「Go, Go, Go Joseph」は、今作を代表する1曲。華やかでアップテンポな音楽とカラフルなライティング、そして客席を巻き込むクラップが、明るい未来への期待を膨らませます。さらに、2幕のラストを飾る「Megamix」は、劇中を盛り上げた多彩なナンバーの数々が豪華にミックスされた贅沢なメドレー。作品を彩った個性豊かな登場人物たちが集結し、最高潮の熱量とともに物語のフィナーレを華やかに締めくくりました。
6月14日(日)に行われた東京・パルテノン多摩公演を皮切りに、仙台・東京エレクトロンホール宮城にて6月20日(土)~21日(日)、名古屋・COMTEC PORTBASEにて6月27日(土)~28日(日)、岡山・岡山芸術創造劇場 ハレノワ 大劇場にて7月4日(土)~7月5日(日)、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて7月10日(金)~7月13日(月)、そして東京・有楽町よみうりホールにて7月19日(日)~8月9日(日)を予定しております。
初日前会見 登壇者コメント
薮宏太

「2022年の日本初演から約4年ぶりに再演することができて、本当に嬉しく思います。大人に限らず、すべての皆様に観ていただきたい作品となっているので、パワーアップしたジョセフを皆様に楽しんでいただけたらと思います」
シルビア・グラブ

「2022年の日本初演に続き、ナレーター役を務めさせていただきます。年齢、雰囲気、声質の異なるキャストが同じ役を演じているのが、この作品の面白いところです。とても感動する物語ですので、皆様ぜひ楽しみにしていてください」
清水美依紗

「日々の稽古がとても楽しくて、たくさんの夢や希望をいただきました。明日から始まる公演にとてもワクワクしています。ナレーターとして、皆様に物語を届けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします」
三田村邦彦

「素敵なキャストの皆様が集まっていて、稽古ではいつも感銘を受けながら皆様についていっておりました。深いストーリー性があり、何度も観ていただくとさらにその奥行きが増していくような作品です。皆様どうぞよろしくお願いいたします」
ダレン・ヤップ(演出)

「約58年前の物語を再演として東京に持ってくることができ、とても嬉しく思います。キャスト、スタッフの皆さんは、謙虚な気持ちと寛大な心をもって、一生懸命に務めてくださっています。ジョセフの物語を、才能あふれる旧知の仲間と新しい仲間とともに届けられることは非常に光栄です」
ゲネプロ写真
舞台製作:松竹/ぴあ/シーエイティプロデュース








