ミュージカル「ビューティフル」で注目のキャロル・キングの魅力をご紹介!

11月5日(木)から東京・帝国劇場で上演されるミュージカル「ビューティフル」。
2017年にも上演されて大好評だったミュージカルが2020年、主要キャストそのままに戻ってきます!

ミュージカル「ビューティフル」は、シンガーソングライターのキャロル・キングの半生を、彼女の生み出してきた数々の名曲とともに描いたミュージカルです。
本作の魅力を知ってもらうために、皆さんにキャロル・キングについてご紹介しましょう。

是非キャロル・キングの名曲たちを聴きながら、その魅力に浸ってみてください。

 

キャロル・キングとは、1970年代に一世を風靡したアメリカの女性シンガー・ソングライターで、アメリカでは知らない人のいない超有名歌手。
出したアルバムが15週連続でチャート1位となる大ヒットとなったほどの人気を誇り、アメリカ音楽の一時代を築いたと言っても過言ではありません。

1972年には、シンガー・ソングライターとしての2枚目のアルバムとなる「Tapestry(つづれおり)」でグラミー賞最優秀アルバム賞を受賞。さらには「イッツ・トゥー・レイト」で最優秀レコード賞、「君の友だち」で最優秀楽曲賞を受賞するなどその功績は世界に認められています。

彼女の人気をイメージしやすいように日本でいえば、竹内まりやさんや松任谷由美さんのようなイメージでしょうか(違ったらごめんなさい)。どんな世代からも愛される、確かな実力を持ったアーティストなのです。

 

キャロルの魅力はソウルフルで温かい歌声と、耳馴染みのいいポップで軽やかな楽曲、そして等身大で身近な歌詞。彼女が紡ぐ着飾らない歌詞は幅広い世代の人々の心を打ち、現在でも世界中に愛されています。ミュージカル「ビューティフル」では、彼女の半生を描くことで、どのようにしてそんな名曲たちが生み出されてきたのかを知ることができます。

実はキャロルは、元々は多くの歌手に楽曲提供を行いヒット曲を連発していた人気作曲家でした。若い時のキャロルは、カレッジで出会った男性、ジェリー・ゴフィンを楽曲制作&私生活のパートナーとして、出産に育児、仕事と忙しい生活を送りながらも楽曲を作り続ける日々。よきライバルにも恵まれながら曲を作り続けた二人。その努力は報われ、人気作曲・作詞家コンビとしての階段を上っていきます。その後もヒット曲を連発し順調に見えた生活ですが、ふたりの結婚生活は明るいものではありませんでした。

様々な困難を乗り越え、彼女が作曲家からシンガーになり才能をより開花させていく過程も、是非劇場でご確認下さい。

 

ちなみに、名曲ぞろいのキャロルの楽曲で、特に筆者のおすすめは「ナチュラル・ウーマン」。皆様きっとどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。この暖かくて愛のこもった歌詞と、印象的なメロディがとても好きで、私を勇気づけてくれる一曲です。

ミュージカル「ビューティフル」の中でも披露されている一曲なので、是非事前に聞き込んで、心の中で一緒に唄えるぐらいになってから劇場に行くことをお勧めします。その他の楽曲も予習をしていくと楽しさ倍増ですよ!