2021年12月27日(月)を皮切りに、大阪と東京で公演予定のミュージカル『浜村渚の計算ノート』。書籍販売数・累計100万部突破の同名数学ミステリーシリーズの初の舞台化となる本作の主役・浜村渚役が、一般公募のオーディションを経て、中学2年生の井手柚花(14歳)に決定した。
ミュージカル『浜村渚の計算ノート』は、中学2年生の天才数学少女・浜村渚（はまむらなぎさ）が、警視庁の数学オンチな刑事たちと同級生とともに、戦後最大の数学者であるドクター・ピタゴラスが率いる数学テロ組織【黒い三角定規】に立ち向かい大活躍する物語。主役の浜村渚役には、『ライオンキング』のヤングナラ役や『レ・ミゼラブル』のリトルコゼット役など、幼少より有名ミュージカルに多数出演経歴をもつ井手柚花（いで ゆうか）が決定。最終オーディションでは、書類選考を経て10名の候補者が参加したなか、オーディションの審査員を務めた同名原作の著者・青柳碧人氏も、自身がイメージする浜村渚に通じると、満場一致で浜村渚役を射止めた。本作では自身初となる舞台初主演を務める。
浜村渚役・井手柚花コメント
「最終オーディションで結果発表があったときは、嬉しくて嬉しくて、控室に戻ってから、夢かと思って何回か頬っぺをつねったりしました。人生で一番嬉しいです。演じさせていただく浜村渚との共通点は、普段ぼーっとしているところです(笑)。この作品は、数学の問題が出てくるので最初は勉強系のミュージカルかと思っていましたが、原作を読んで、浜村渚が数学を使って事件を解決するのが面白いなと思いました。私はそんなに数学が得意ではないのですが、数学が苦手な人でも、これを観るといつの間にか数学が好きになるミュージカルと聞いているので、自分自身も楽しみながら演じたいなと思います。」
『浜村渚の計算ノート』作者・青柳碧人氏コメント
「井手さんは、初めから雰囲気が“しっくりくる子”だなと感じていました。決め手になったのは、「自分が好きなことについて話してください」という質問に対する答えです。心の内側から好きな映画について夢中で話している様子を見て、僕のイメージする浜村渚に通じていると思いました。『浜村渚の計算ノート』は、数学をエンターテイメントにしたいと思って書き始めた話なので、ミュージカル化のお話をいただいて、文字通り“エンターテイメント”になることが嬉しくて、今からとても楽しみです。多くの人は数学を勉強だと捉えていると思いますが、この作品に触れて、自分もちょっと数学やってみようかなと思ってもらえたら嬉しいです。」
作品公式YouTubeでは、今後、井手柚花のオーディションから初主演の舞台に立つまでを密着する、ヒロイン密着番組を配信予定。すべての始まりとなる#1が公開された。
ミュージカル『浜村渚の計算ノート』
YouTube特別番組「ヒロイン密着番組#1」
ミュージカル『浜村渚の計算ノート』には、主役の浜村渚を演じる井手柚花ほか、トップミュージカル俳優・岸祐二をはじめ、『ライオンキング』元シンバ役の友石竜也、幅広いジャンルで活躍する上山竜治、『刀剣乱舞』など2.5次元舞台で人気を博す三好大貴など、豪華実力派俳優が出演。また、お笑い芸人のFUJIWARA原西孝幸や、元SUPER☆GiRLSの宮崎理奈、世界大会でも話題のブレイクダンスチーム・FOUND NATIONの出演も決定している。圧倒的な演技、歌、ダンスを体感しながら、コミカルな要素に大笑いし、数学の謎解きにスカッとして、いつの間にか数学が好きになる…といった教育要素も詰まった、今までにない《新感覚》数学エンターテイメント！
チケットは好評発売中。今年の年末年始の大阪・東京での公演に、期待は十分だ。
ストーリー
「数学の地位向上のため、国民全員を人質とする」そんな宣言を出し日本中にパニックを起こしたのは、数学テロ組織【黒い三角定規】とそれを率いる天才数学者・ドクター・ピタゴラス。警視庁は【黒い三角定規・特別対策本部】を設置するが、そのメンバーは全員数学オンチ。数学的な思考がなければ、彼らが仕掛けるいくつもの難事件を解決することは不可能だ……。そこで、日本の救世主として選ばれたのは、数学の天才にして女子中学生、浜村渚だった！
※原作小説シリーズは〈講談社文庫〉より発売中（既刊11冊）。
