ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち- 』 福岡公演7月3日から開幕!博多座での取材会に小池徹平が登場!!

ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち- 』 取材会 in 福岡  レポート

 

ミュージカル界に旋風を巻き起こした伝説の作品『1789 -バスティーユの恋人たち- 』。今回、2年ぶりの再演が決定し、東京・大阪公演に続いて2018年7月、福岡・博多座に初上陸する。主人公ロナン役を演じる小池徹平(加藤和樹とのWキャスト)が博多座を訪れ、意気込みと作品への熱意を語ってくれた。

 

東京公演が幕を閉じたあとの会見となったこの日。現在の心境を聞かれると小池は、

「毎回3時間、ものすごい熱量をもって東京公演を演じきりました。しかし目前には(大阪・福岡と)まだ67公演あるという現実がある。僕たちはとんでもないことをしようとしているのだということを改めて実感しています。一公演、一公演、誰も怪我がないよう、博多座千穐楽へ向かっていきたい」と語った。

小池演じる主人公ロナンの役どころは、父親を貴族に殺害されたのをきっかけに革命派に転じる青年。

「再演にあたり、改めて台本を読みましたら、以前はこのセリフでこんな感情にならなかったのになあ、というちょっとした変化を感じました。稽古に入ると、前回までの感覚と異なり、違う動きをしたくなったりもしました。今回は新たなキャストも入って雰囲気も変わります。初演にはとらわれず、新たな気持ちで演じたいですね」

2年の間に培ったであろうさまざまな経験を糧にして、よりブラッシュアップされた最新のロナンの登場に期待が高まる。

そして、本作を魅力ある作品に仕上げているもののひとつに鮮烈な音楽がある。観客をグイグイと惹きつけていく、フレンチロックといわれるアグレッシブな曲だ。

「この作品を演るまでフレンチロックといわれるジャンルの音楽は聴いたことがありませんでした。キャッチーさが際立つ楽曲が多いんですね。作曲された方にもお会いしたのですが、面白い楽曲を作る、すごくクリエイティブさを感じる方だと思いました。劇中に使われるのは激しいものだけでなく、バラードやオランプの素敵なソロナンバーなど楽曲もさまざまで、ときどきポロンポロンと遊びゴコロが入っていて、ちょっとしたものが耳に残ったりする。そこも楽しみにしてほしいですね」と、音楽活動でも才能を見せる小池らしい視点で紹介してくれた。

 

今回2年ぶりにキャストと再会した折、ひとりひとりのパワーアップぶりを感じたという。ロナンの恋相手となるオランプ役も神田沙也加と夢咲ねねのダブルキャストとなる。

「“さあや(神田)”と“ねね(夢咲)”は、全然違うタイプのオランプで印象がまったく違うし、毎回楽しいですよ。どっちとも油断できないといいますか。今回は小池(修一郎)さんの演出で、より細かいところを緻密に描き出している部分もあります。ロナンとオランプとの関係もより注目してほしいですね」

 

最後に、この作品をアピールしてもらった。

「フランス革命が起こった1789年の時代感がぎっしり詰まった作品。マリーアントワネットは衣裳やセットなどとても華やかです。楽曲も楽しめて、エネルギッシュなダンスもすごい。言い出せばキリがないほどです。3時間、お腹いっぱいにさせる自信があります。初めての方でももちろん楽しめます。でもこの時代の知識が少しでもあるとより深く楽しめるんじゃないかと思うので、興味のある方は事前に少しだけチェックしてもらうといいですね。さらに楽しんでいただけると思います」

 

この日の会見後は、博多座正面入口に登場したばかりの『博多座グランドビジョン前』でのトークイベントが開かれた。大勢の観客が集まり、大盛況。作品への期待の高さがうかがわれた。

ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』は6月の大阪公演を終えて、十分に熟したところでここ博多座へと入り、大千穐楽を迎える。再び伝説となる瞬間を見逃す手はない。

ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』博多座公演は、7月3日(火)~7月30日(月)まで。チケットは好評発売中。詳細は下記よりご確認ください。