お稽古を重ねる毎に感情移入している自分に気付き驚いています(丘みどり)
2022年9月17日(土)~18日(日)に東京・ニッショーホールにて上演する朗読ミュージカル「8000mの愛」の舞台稽古写真と、ミュージカル初出演となる丘みどりからコメントが到着しました。「8000mの愛」は、1991年に脚本家・友澤晃一がフジテレビのドラマとして上梓し、三田村邦彦と藤吉久美子が主演を務めた作品。2021年にJ‘S STUDIOが朗読ミュージカル化を友澤に持ち掛け本人自らがリライト、楽曲を松本俊行が書き下ろし、同年12月に岡田亮輔、神田恭兵、2022年2月に川原一馬、茜屋日海夏、七瀬りりこを迎えて上演いたしました。今回、初のホール公演となります。
今回、初舞台にしてミュージカル初主演を務める丘みどりは、演歌歌手として2017~19年にNHK紅白歌合戦に出場、第61回輝く!日本レコード大賞「日本作曲家協会選奨」、日本作曲家協会音楽祭・2020「ベストパフォーマンス賞」に輝くなど、華々しい実績を重ねながら、自身のコンサートで“演魅”というコーナーを設け、芝居の要素を取り入れるなど、作品以前よりこれまでも演技に対して真摯に取り組んできました。初めての舞台、朗読ミュージカル初挑戦となる彼女の姿に、ご期待ください。
彼女が演じる樋口杏子の相手役は、17日(土)が坂元健児、18日(日)が原田優一が務めます。劇団四季出身で、ミュージカル「ライオンキング」の初演時から主役のシンバを演じ、退団後は「レ・ミゼラブル」「ミスサイゴン」「パレード」「マリー・アントワネット」ら大作に出演する坂元、「レ・ミゼラブル」ガブローシュ役、アンジョルラス役、マリウス役と3役を務め、「ミスサイゴン」「マリー・アントワネット」にも出演する原田という、確かな実績と実力を持つ二人が、丘みどりを支えます。
今回の「8000mの愛」は、朗読ミュージカルと、出演者によるミニコンサートの2部構成。ミニコンサートは、丘みどりの代表曲はもちろん、ミュージカルナンバーにも挑戦します。もちろん17日は坂元健児、18日は、原田優一、朗読ミュージカルではバックシンガーを務めた秋野紗良による歌唱、さらに丘みどりと坂元、原田によるデュエットなども予定しています。
2日間の劇場での上演に加えて、18日(日)15:00公演はライブ配信が決定。9月22日(木)23:59までご視聴いただけますので、こちらもお見逃しなく。
丘みどりコメント
お稽古を重ねる毎に感情移入している自分に気付き驚いています。今日、明日と…更にどんな気持ちになっているか… 私にとっては何もかもが初めての経験なので、とても緊張しますが、せっかくいただいた機会を大切に、緊張すらも楽しめたら!と思っています。素晴らしい物語と素晴らしいミュージシャンの音達に身を委ねたいと思います。
あらすじ
山に魅了された登山家の風間孝は、親友と共に挑んだエベレスト登頂で、頂上を目の前に親友が滑落死を遂げてしまいます。親友の妹である樋口杏子にそのことを告げると、彼女は兄の死を悲しく受け入れつつも、想いを寄せる風間のことを心配します。風間の帰国後、2人の距離は徐々に縮まるものの、ヒマラヤ登頂に挑戦することを風間から伝えられた杏子は、心配のあまり思わず自分の本心を打ち明けます。無事に山から戻り彼女の想いを受け入れた風間は、結婚を機に山から離れた生活を送るなかで、次第に山への憧憬を抑えられなくなります。そして、風間がくだした行動は…、杏子の想いは…。
生き方がすれ違うものの、お互いを強く思いあう切ないラブストーリーです。