待望の日本初演!ミュージカル「メリー・ポピンズ」
最強のクリエイティブチームが手掛ける本作の稽古場レポート&キャストコメントをお届け!
ミュージカルファンなら誰しもが期待するミュージカル「メリー・ポピンズ」
プレビュー公演の初日が3月18日(日)に差し迫る中、公開稽古が行われ劇中から2曲のナンバーを2パターン、計4曲を披露した。
1曲目は第1幕で歌われる「鳥に餌を」(Feel The Birds)
メリー・ポピンズは子どもたちを、父親のジョージが働く銀行に連れていき、「お金の価値は、“いくら”という金額の大小ではなく、お金をどう使うかによって決まる」ということを教える。その帰り道、セント・ポール大聖堂の前を通りかかると、鳥の餌を売る女性に出会う。身なりがボロボロの女性を見て、気味悪がる子どもたちにメリーは「見た目の奥を見ることが大事だ」と教えるナンバー。
1回目はメリー・ポピンズを平原綾香が、バードウーマンを島田歌穂が演じた。
2回目はメリー・ポピンズを濱田めぐみが、バードウーマンを鈴木ほのかが演じた。
「鳥に餌を」は、ウォルト・ディズニーが最も愛した楽曲で、映画が公開された後には、毎週金曜日になると、個人的に作詞・作曲のシャーマン兄弟をオフィスに呼んで、この楽曲を歌ってもらっていたとのこと。その歌を優しくも力強く歌い上げる4名が印象的でした。
2曲目は第1幕のビッグナンバー「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス (Supercalifragilisticexpialidocious)」
メリーが子どもたちに「何を言うかじゃなく、どう言うかが大切」ということを教えるナンバー。公園の中のミセス・コリーの“おしゃべりのお店”で、1オンスの会話(15文字のアルファベット)を買って、メリーとジェーンとマイケルは、34文字の世にも不思議な言葉を生み出す1曲だ。
1回目はメリー・ポピンズを平原綾香が、バートを柿澤勇人が演じた。
2回目はメリー・ポピンズを濱田めぐみが、バートを大貫勇輔が演じた。
キャストの動き、表情がとにかく楽しそうで見ているこちらも自然と笑顔が溢れた。楽曲途中でバートが34文字のアルファベットを表現するシーンにも注目いただきたい。
アンサンブルキャストの息の揃ったパフォーマンスも魅力的だった。
公開稽古後、囲み取材が行われメリー役の濱田めぐみ、平原綾香バート役の大貫勇輔、柿澤勇人の4名が参加。公演に対するコメントが届きました。
≪現在の稽古に関して≫
濱田めぐみ
最初に比べて作品に慣れてきました。1日中みんなで稽古場で過ごしているので信頼がすごく築けている。このままの調子で舞台稽古、公演初日を迎えたい。
平原綾香
毎日朝から晩までみんなで力を合わせて稽古をしている状態です。あともうちょっとで開幕なのでしっかりと頑張っていきたい。
大貫勇輔
慣れがすごく大事。振付の量がものすごく多いので振りと身体の動きと感情がマッチするまで苦労した期間がありました。少しづつそれができてきてやっとお芝居をしてるなって感じになってきました。
柿澤勇人
毎日9時間くらい稽古場にいて、辛くてハードな稽古なんですがそれくらいやらないと子どもから大人まで楽しめるエンターテイメントに仕上がらないと思うのでキャストもスタッフも苦しんで楽しんで乗り越えたら3月には素晴らしいものになると信じています。
≪どのような方に観てほしいか≫
濱田めぐみ
とにかく何も考えずに劇場に来て下されば必ず素敵な思い出をお持ち帰りできるので誰でも誘い合わせのうえ劇場で楽しんでいただけたらと思います。
平原綾香
メリー・ポピンズが主役ではあるんですが、キャラクターがみんな濃くて1人1人が主役のような舞台だと思っています。感情移入できる部分がそれぞれあって、メリー・ポピンズの台本を見たとき、最後はずっと泣きながら台本を読んでいる状態でした。それくらい実は泣けるミュージカルでもあります。なので是非大人ももちろんですが4歳以上から子どもたちも見れるので、ぜひ劇場に足を運んでいただけたらと思います。
大貫勇輔
ディズニー作品ということもあって夢と希望と愛に溢れた作品でその中にも稽古すればするほど、気付きや学びがたくさんあり稽古場で涙するシーンが何回かありました。それくらい胸に響くというか届くということが何度もあって、もっとそれを深めていきたい。それとともにたくさんのお客さんに観ていただきたい。今回は未就学児の4歳から観れるのでご家族でカップルで色んな人たちにこの作品を観てもらえたら本当に嬉しいと思います。
柿澤勇人
本当に子どもから大人まで楽しめる作品です。お子さんは4歳から見れまるので、初めての観劇のいいきっかけになる最高の作品です。
仕事だったり育児だったり、疲れている大人の方々に特に観ていただきたい。
忘れかけていた思いやりや愛っていうのを感じることができる作品なので是非劇場に足を運んでいただきたい。