2023年11月に東京・帝国劇場で上演されるミュージカル・ピカレスク『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人~』の全キャストが決定した。古川雄大を主演に迎え、小池修一郎とドーヴ・アチアによる書き下ろしで贈る新作ミュージカルとして大きな注目を集めている本作品。帝国劇場では単独初主演となるアルセーヌ・ルパン役の古川をはじめ、非常に華やかで個性的な出演者たちが揃った。
主演のアルセーヌ・ルパン役を務めるのは、舞台・映像共に活躍が目覚ましく、今回が満を持しての帝国劇場単独初主演となる古川雄大。ルパンに恋をするクラリスには、歌唱力に定評があり宝塚歌劇団退団後も数々の舞台にてヒロインを務める元雪組トップ娘役の真彩希帆、財宝を狙う怪しげな男ボーマニャンには共に『エリザベート』での熱演と高い評価が記憶に新しい黒羽麻璃央と立石俊樹のWキャスト、元高校生探偵のイジドールは近年ミュージカル出演が続き着実に実績を積み上げている加藤清史郎、ルパンを追いかけるガニマール警部には個性的な存在感が光る勝矢、名探偵シャーロック・ホームズにはジャンル問わず幅広く活躍を続ける小西遼生、ルパンと華麗な対決を披露するカリオストロ伯爵夫人は、小池とは宝塚歌劇団在籍時以来8年ぶりの顔合わせとなる元星組トップスターの柚希礼音と、宝塚歌劇団で絶大な人気を誇り6月に退団後は今回が女優として舞台初出演となる元宙組トップスターの真風涼帆がWキャストでそれぞれ演じる。
日本ミュージカル界を代表する演出家小池修一郎と、フランスの人気作曲家ドーヴ・アチアによる新作ミュージカルが誕生。日仏巨匠がタッグを組んだ作品は『1789 -バスティーユの恋人たち-』が日本で上演されているが、日本で新作が製作されるのは今回が初。また、小池修一郎の書き下ろし作品が帝国劇場で上演されるのも初となる。
本作はフランスの小説家モーリス・ルブランによる「アルセーヌ・ルパン」シリーズを下敷きに、自由な発想で、各キャラクターが入り乱れる冒険活劇ロマン。アルセーヌ・ルパンと魅惑的な美女カリオストロ伯爵夫人、令嬢クラリス、シャーロック・ホームズをはじめとした著名なキャラクター達が登場し、財宝を巡って様々な駆け引きを繰り広げる。ドーヴ・アチアによる心躍るオリジナルミュージカルナンバーはもちろん、ダンス、アクション、ルパンとカリオストロ伯爵夫人による男女を入替えた対決などエンターテインメント性をふんだんに盛り込み、観客を19世紀末パリの舞踏会へと誘う。