日本初演!ブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』開幕までの道 第3弾!

いよいよ本格的な稽古が始動、キャスト全員が初めて一堂に会した顔合わせの模様をレポート!

安蘭けい、石川禅、浦井健治、加藤和樹、咲妃みゆ、シルビア・グラブ、田代万里生、橋本さとし、濱田めぐみ、森公美子、柚希礼音、吉原光夫というミュージカル界オールスターキャストの顔ぶれも大きな話題となっている、この春、最注目のミュージカル『カム フロム アウェイ』。3月7日(木)の初日開幕に向けて、本稽古がいよいよ始動!1月中旬某日、キャストと主なスタッフが稽古場に集合して“顔合わせ”と“テーブルワーク”が行われた。昨年秋から個人、または少人数での歌稽古は度々行われていたものの、キャスト全員が一堂に会するのはこの日が初めてのこと。各々の笑顔からワクワク感と緊張感の両方が滲み出ていた、記念すべきこの日の稽古場での様子をここでレポートする。

顔合わせの様子

稽古場の真ん中に作られた廻り舞台を中心にしてキャスト、スタッフたちがお互いの顔が見えるように集合し、井川荃芬プロデューサーの司会進行により顔合わせがスタート。まずはホリプロ・菅井敦社長の挨拶から始まり、スタッフとして演出補のダイエル・ゴールドスタイン、振付補のジェーン・バンティングが紹介され、演出のクリストファー・アシュリーは2月末から稽古に合流する予定であることが告げられた。続いて日本のスタッフ陣として、翻訳の常田景子、訳詞の高橋亜子、音楽監督の甲斐正人ら、この日稽古場に顔を出したスタッフ全員の名前が次々と紹介されていく。キャストは“五十音順”ではなくこの作品ならではの“トラック順”として、安蘭けい、森公美子、咲妃みゆ、柚希礼音、シルビア・グラブ、濱田めぐみ、吉原光夫、浦井健治、田代万里生、加藤和樹、橋本さとし、石川禅、という順番で名前を呼ばれ、それぞれご挨拶。加えてスタンバイキャストとして上條駿、栗山絵美、湊陽奈、安福毅も共に紹介された。

最後に、顔合わせの締めのスピーチを行ったのは演出補のダニエル。
「昨日、10回目の来日を無事に果たしました(笑)。大好きな日本にこの作品を持って来られたことは大変光栄ですし、さらに今回は東京のほかに日本の多くの都市でも上演できることを嬉しく思っております。『カム フロム アウェイ』は僕にとっても大切な作品です。実在する人間たちが登場し、本当に起きた出来事がベースになっていて、実際に僕は登場人物として描かれている方々ともお目にかかったことがあります。彼らはフィクションではなく、ここに描かれている通りの人間で、特に大きく誇張されているようなところはありません。彼らが伝えたかったことや、彼らの人間性を描くことは今こそとても大事だと思えます。人を思いやること、優しさを持って他者と接すること。それらはぜひとも現在の日本のお客様に伝えたいメッセージでもあります。私たちも、この稽古場でお互いに優しくし合いつつ、みんなで一生懸命がんばっていきましょう!」

大きな拍手でひとまず顔合わせを終えると短い休憩をはさみ、台本を手にしたキャストたちは輪になって着席。早速、この日が初となる全員によるテーブルワークが行われた。

テーブルワークの様子

まずはやはりダニエルから、このミュージカルの世界観についてや、今回の稽古の進め方についてなどが話され「いずれ良きタイミングで実在する登場人物たちとオンラインで会ってみましょう!」という提案には「わあ!」と嬉しそうな声がキャストたちからも湧き上がる。次いで「何か質問は?」と言われると、すぐさま「まず、なんて呼べばいいですか?」と吉原。「友人、同僚のように“ダニー”と呼んでください」と微笑むダニエルは「みなさん、あまりお行儀よくせず、しゃべっている最中でもわからないことがあれば“スイマセン!”と声をあげてくださいね、OK?」と一同に語りかけ、稽古場全体の空気がふわっと緩む。その後も、現地の公演では英語の方言をどのように扱っていたか、今回の日本公演では方言の台詞をどのように表現するのがいいと思うか、ナレーションのパートではどういう意識で臨んでほしいか、また劇中に笑いはあるもののコメディではないため面白味についてはどう取り組めば良いか、実在の人物を演じることになるがあくまでもモノマネにはならないようにしてほしいということ、また各自が演じる人物たちについても一人一人、本人はどんな印象の人だったか、キャラクターによっては複数の人を合体させて人物造形がされていること等々を、じっくりと解説。さらには9.11事件が起きたあの日、あの瞬間はどんな心境でニュースに接していたか、一般的な日本人が抱いていた認識や感情はどうだったと思うのか、知人が巻き込まれた経験を持つ人の想い、人種や宗教の問題については日本ではどう考えられているか……といった話題をさまざまな角度、深度から作品への考察として約2時間にわたって精力的にディスカッションしていった。

その後は再び軽く休憩をはさんでから、今度は全員参加による初の本読みも決行!それも、場面ごとにダニエルの丁寧な解説付き!! 改めてカンパニー全体の方向性も少しずつ共有されてきた模様で、ますます日本初演の幕が上がる初日が待ち遠しくなった。

取材・文:田中里津子

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