ミュージカル『王様と私』製作発表の写真をお届け!

2024年4月9日(火)から東京・日生劇場にて幕があがる、ミュージカル『王様と私』。製作発表が行われ、登壇したのは主演でミュージカル初出演を果たす北村一輝と元宝塚トップスターの明日海りお、作曲家としても活躍をしている演出の小林香。

本作はブロードウェイ初演後、1952年第6回トニー賞作品賞など5部門の栄冠に輝いたのち、1985年、1996年の再演でも大ヒットを博した不朽のミュージカル。日本版ではミュージカル黎明期だった1965年に東宝が製作して以来、当代の名優たちによって演じ継がれてきた。名曲『Shall we dance?』をはじめとする、愛に満ちたデュエットや美しいバラードの数々で彩られる本作は、今回約28年ぶりに日生劇場で上演される。

製作発表の中で、北村と明日海はオファーを受けた時の感想を、小林は作品への想いを以下のように話した。

北村 最初はお断りする勢いで渋りました。ミュージカルは歌が主軸ですが、芝居しかしてこなかった自分に務まるのかと歌に対する壁がありました。

ですが、若い時に演技の勉強のために日舞や声楽などを学び、発表会をした時の自分の声をプロデューサーが覚えてくださってて「絶対出来ます」と言ってくださったのが決断として大きかったです。

今は皆さんにびっくりしていただけるように、前向きな気持ちで頑張っています。

明日海 ミュージカルが好きなら誰もが知っている作品や曲。だからこそ技術や演じる人の魅力が問われる作品だと思っていますので、私で務まるのか不安です。

今回は小林さんが今回ver.に演出して、台本や歌詞を書いてくださり、王様役を北村一輝さんが演じられると聞き、新しい『王様と私』が生まれるのではないかなととても楽しみです。

小林 東宝で働いていた時期にちょうど前回の『王様と私』が上演されていて、東宝の中における『王様と私』の存在の大きさを肌で感じていました。

ですのでこのオファーをいただいた時は、身の引き締まる想いで、喜び以上に大きな使命を負うような責任を感じています。

またかなり昔に作られたクラシカルな作品ですので、それを現代で上演する事へのプレッシャーも感じています。

ただ今回の製作発表で北村さんと明日海さんとお会いし勇気も湧いてきましたし、間もなく稽古も始まりますので、いい作品を作りたいと思っております。

と語った。

国籍・文化・身分を超えた、信頼と愛の物語であるミュージカル『王様と私』。この世界的な名作の伝統と品格を受け継ぎつつ、多様な価値感に溢れる現代にふさわしい、新演出版の本作に期待だ。

東京公演は2024年4月9日(火)~4月30日(火)、ローソンチケット貸切公演は4月23日(火)12:45公演にて行われる。

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