「町田くんの世界」は安藤ゆきにより2015年～2018年に別冊マーガレットにて連載された累計発行部数140万部の人気作。物静かでメガネ。そんな外見とは裏腹に成績は中の下。アナログ人間で不器用なのに運動神経は見た目通りの町田くん。そんな町田くんが周りのみんなを変え、みんなに愛されていく新感覚人間ドラマだ。

そんな大人気コミックを、少年忍者・川崎皇輝主演で初のミュージカル化。3月29日(金)～4月14日(日)にシアタークリエで上演後、大阪・梅田芸術劇場でも上演予定。

演出はウォーリー木下。東京2020パラリンピック開会式やミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』、演劇『ハイキュー!!』等の他､幅広いジャンルを手がける実力と柔軟性を備えた注目の演出家だ。

今回は本公演の稽古場の様子をお届け！

▼稽古場写真

稽古場取材後に記念会見も設けられ、主演川崎の魅力を聞かれたウォーリー木下は以下のように語った。

ウォーリー　第一印象は頭がいいなと思いました。自頭がいい。この作品に向き合うまでに沢山経験をされてきた事が大きいのだと思います。どうすれば自分がこの作品に貢献出来るか、この現場が楽しく、みんなが前向きになれるような空間を作れるかを考えています。そのためには、その場で決断しないといけない事もありますし、時には厳しい事もしなければいけません。皇輝くんはそれを瞬時に出来ますし、やって見せてくれます。

出来ない事が今まで１つもありません。きっと沢山経験したし、このために準備してこられたのだろうなと思います。この先もっと大変になりますが、また新しい皇輝くんをきっと見せてくれると思うのでとても楽しみです。

また川崎はクリエでのミュージカルであることの心境聞かれ

川﨑　クリエはミュージカルを語るうえで外せない劇場だと認識していますので「クリエで主演のミュージカルに出演させていただく」という事にまずは驚きました。

そうは言いつつ、劇場自体には馴染みがあります。毎年この時期に事務所主催のライブがありますので、毎年出演していますし、僕が所属している少年忍者の初単独ライブの場所もクリエでした。ですのでとても思い入れがある劇場ではあります。ただ、この劇場にミュージカル主演で立つとなると、どれだけ馴染みのある場所でも見え方が変わるのだと思って今からドキドキしています。

と語った。

この記念会見中も、袖で見ていたキャストと笑ったり目配せをしたりと、和気あいあいとした現場で、カンパニーの仲の良さが伝わってくる。

少数精鋭のカンパニーであるため、舞台上のセットを歌いながら移動させたり、川崎以外のキャストは作中でメインの役以外にも何役も演じたりと難しい作品であるが、その緊張感を感じさせない柔らかい空気で稽古が進んでいるようだ。

大人気コミック初のミュージカル化、主演はミュージカル初主演の川崎皇輝と、初尽くしの注目の作品。東京公演は3/29(金)～4/14(日)、シアタークリエで開幕したのち、4/19(金)～4/21(日)で大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでも上演される。

いまのこんな時代だからこそ
「人を好きになる」を、町田くんと知ってほしい。

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