CONCERT『THE BEST』いよいよ開幕!|キャストコメント&ゲネプロ写真をお届け!

帝国劇場のラストを飾る公演CONCERT『THE BEST New HISTORY COMING』が、2025年2月14日(金) に初日を迎えた。現・帝国劇場では350作品を超えるミュージカルと演劇が届けられ、日本の演劇史を豊かに飾り、同時に世界に多くを発信してきた。この日本を代表する劇場が建て替えのため2025年2月28日をもって長い歴史に幕を下ろす。その歴史の集大成となる本コンサートが、鮮やかに劇場を彩った豪華なキャストとともに届けられる。

記念すべき初日を前に公開ゲネプロと記念会見が行われた。

まず開幕記念会見に登壇したのは、レギュラーキャストの井上芳雄、浦井健治、宮野真守、小野田龍之介、三浦宏規、甲斐翔真、佐藤隆紀、島田歌穂の8名。今の想いを聞かれたキャストのコメントを紹介する。

キャストコメント

井上 稽古中から、全てのことが”これで最後だな”っていう思いです。考え出すといろんな思いあるんですけど、お客様も帝国劇場終演の想いを分かち合うことが、初日からできてるんじゃないかなと思います。(お客様は)盛り上がってくださるのですが、ただワーッと盛り上がるだけじゃなくて、皆さんそれぞれ噛みしめながら観てくださっている気がしました。あとはもうとにかく毎回、いろんなゲストも来てくださいますし、お祭りだなと。帝国劇場最後の祭りを今から2週間楽しみたいと思ってます。

浦井 初日の終演後に、スタッフの方からご挨拶がありました。他の作品でも舞台初日の後に、いつも感動的なことを仰ってくださるのですが、今回、目の前で涙を流しながら”悲しいけれども、次に向かうという気持ちで進んでいきたい”とお言葉をいただきまして。そのことも含めてスタッフさんたちの存在を改めて痛感して、人生かけてるんだなっていうのを感じました。

宮野 ナンバーの数がすごく多い公演なのですが、それにより帝国劇場の歴史を感じます。錚々たる皆さんが出演してる中、僕は比較的、新参者というか帝国劇場新世代俳優なんで…
井上 (浦井と肩を組んで)世代は僕たちです!(笑)
宮野 えぇ…新世代俳優41歳なんですけど…(笑)自分もこのような歴史的瞬間に一緒にいさせていただけたことがすごく光栄でしたし、そこで、格式ある場所でお客様とコールアンドレスポンス(劇中のMCで客席を盛り上げるシーンがあった)をやって、伝説を残したいなと思っております。
井上 今日もやられるんですか?
宮野 演出の方に怒られるかと思ったら、もっとやってくださいと。コンサート盛り上げていきたいと思っております。

小野田 ただただ名誉でございます。次の時代に向かったコンサートだなと思うのと同時に、ミュージカル史、演劇史の1つの大きな区切りなんだなっていうのも、正直感じます。日々ゲストの皆様、キャストの皆様、スタッフの皆様、オーケストラの皆様と噛みしめながら、そしてお客様と分かち合いながら、楽しく、しっかり思いを込めて、続けていきたいなと思ってます。
井上 龍之介は帝劇の開幕当時から出てるんですよね
小野田 出てないわ!60年ぐらい前ですよ。
井上 誰よりも貫禄があるので…(笑)
宮野 最古参!!
小野田 僕は本当に何で新世代俳優と呼ばれないんだと。ずっと中堅俳優って呼ばれて…(笑)まだまだ33歳若手俳優頑張ります!

三浦 全てが豪華です。出演者の皆様も、セットも、衣装も、音楽も。自分も出演してるのですが、”集大成を誇るコンサートなんだな”と思って袖からお客様として見ています。1ファンとしてこのコンサートすごく楽しんでおります。
井上 一番苦労してるシーンはどうでした?
三浦 大先輩と組んで踊るシーンですね(笑)何回も芳雄さんに相談させてもらいました。とにかく僕の気持ちとしては、絶対に衣装の裾を踏まない!!
登壇キャストたち (笑)なるほど!大事、大事!
三浦 絶対に!!これ以上ないぐらいのすり足で!頑張ります。

甲斐 新世代俳優として…(笑)大先輩方に囲まれてコンサートをさせていただき本当に光栄で嬉しいことです。このコンサートをしていると、初演キャストの方々も沢山いらっしゃる中で、これから僕が20年、30年、40年経った時に、そういった存在なれてるかなと、背筋を伸ばされるような気持ちです。またいつか帝国劇場が新しくなった時には第一線でやれるように頑張りたいと思います。

佐藤 僕の中では帝国劇場はミュージカルのイメージがすごく強かったのですが、演出の中でミュージカル以前の芝居を沢山知れる瞬間があり、歴史ある場所なんだと改めて感じています。本当に熱い想いで届けるのですが、なぜこの最後の最後で、歌でずっとやってきた僕が0番で踊ってるのかと…それは本当に申し訳ないなと思う。(笑)
井上 ジャンバルジャンね、ジャンバルジャンが帝劇の0番で踊ってるっていう。
島田 凄くダンスの振り練習をされていましたよね。
佐藤 本当にびっくりするほど練習したんですけど、その姿も楽しんでいただけたらと思います。

島田 この大切なステージに立たせていただける事が何だか夢のようです。でも何故かこのレギュラーキャストが、この素晴らしい男性陣の中で…私一人だけ…すみません。
登壇キャストたち (拍手)素晴らしいですよ、
島田 全日程を出させてもらうので、とにかく体調に気をつけて、しっかり頑張りたいと思います。今回のこのコンサートを通して、帝劇の知らなかったことを本当にたくさん知れました。劇中の後半の方で”今の帝劇から次の帝劇へ”という場面があるのですが、毎回ウルウルしちゃうんです。感謝を込めて、未来の希望を胸に1回1回頑張りたいと思います!よろしくお願いします。

ゲネプロ写真

本コンサートはA~Gの全7プログラムでプログラム毎に異なるゲストと共に、2月28日まで帝国劇場でお届けされる。この歴史ある舞台に注目したい。