パルコ・プロデュース2024 PARCO劇場スペシャル版 カタシロ~Relive vol.1~ 上演決定!


究極の「即興劇」体験をTRPGで!
<演技>と<素の自分>の間で生まれる「答え」
出演者すらも知らない一度限りの物語を劇場で体感する

この度、12月20日(金)よりパルコ・プロデュース2024 PARCO劇場スペシャル版『カタシロ~Relive vol.1~』の上演が決定しました。

PARCO劇場に、TRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)の名作シナリオ「カタシロ」が初登場!プレイヤー同士で会話しながら物語を進めていく対話型のテーブルゲーム、“大人のごっこ遊び”とも呼ばれるこのTRPGを、舞台上で出演者が生身でプレイすることで、リアルでスペシャルな体験をお届けします。


ゲーム×演劇という新たな挑戦!

パルコのゲーム専門チームPARCO GAMESと演劇を中心に舞台作品を制作するPARCO劇場のチームで贈る本作。「TRPGを劇場で楽しんでいただく」という新たな挑戦が始まります。ゲームと演劇という一見遠いところにあるような領域の異業種コラボですが、エンタテインメントとしての親和性の高さに注目しました。
そのパートナーは、演出家・脚本家・YouTuberとして活躍し、本年はミステリー舞台『AGASA』の脚本も務めたディズム。今回のシナリオ「カタシロ」の作者で、ゲームマスター(進行役)となる「医者」を全公演通して演じます。「カタシロ」はシナリオが約4万冊売れており、YouTubeでのプレイ動画再生数は全ての回を合計すると500万回再生に到達したTRPGの大人気作。プレイヤーだけでなく、プレイヤー同士の会話を見ている人も楽しめる内容で、一度プレイすると他の人のプレイ動画を見たくなる特徴のある作品です。現在までに舞台版の無観客生配信や映画版の上映も行われ、映画版「カタシロ Replica」の限定上映は10分で即完売しました。


出演者も観客も劇場でしか味わえない一生に一度きりのスペシャルな体験!

「カタシロ」の特徴は「一度内容を知ってしまうと、患者役としては出演できない」ということ。」今回の患者役の出演者たちもシナリオの全貌をまったく知らないまま舞台に臨みます。会話をしていく中で知らず知らずのうちに素の自分が明かされ、展開も結末もその人次第。一度限りの物語が劇場という場でリアルタイムに生み出されます。今回は、これまでの「カタシロ」とは違い、事後の映像配信は一切ありません。小さなテーブルを飛び出して劇場という大きなテーブルで、リアルタイムでプレイされる本作は、これまでのT(テーブルトーク)RPGとは一味違うT(シアタートーク)RPGとも呼べる作品になることでしょう。出演者にとっても観客にとっても、一度きり。この瞬間はもう二度と来ない!というスペシャルな体験にぜひご期待ください。


記念すべき初回に登場する多彩な出演者!

記念すべき初回には、様々なフィールドで活躍する下記12名の豪華ゲストが、患者役として集結しました!
トップバッターを飾るのは、御年83歳を迎え日本を代表する女優・白石加代子。自身のライフワークともしていた「百物語シリーズ」を終え、ニュー白石加代子として挑む1作目に、この「カタシロ」を選びました。新たな挑戦に年齢は関係ない!という白石が、舞台という大きなテーブルで繰り広げる「台本なしの会話劇」に、ぜひご期待ください!もう一人の患者役には「カタシロ」経験者の声優・ライバーたちを迎え、百戦錬磨のディズムが医者役として進行し、果たしてどのような展開が待ち受けるのか……!!多方面の第一線で活躍する各ゲストとのセッションを、毎日それぞれ見比べるのも、本企画の大きな楽しみです。
さらに全公演、本編の終了後にアフタートークを開催いたします。「カタシロ」の体験を終えたばかりの出演者たちと一緒に印象に残ったシーンを振り返ったり深掘りしたりと、本編とあわせてご覧いただくことでさらにお楽しみいただける構成となっています。

 

【患者役】
・白石加代子(俳優) ・七海ひろき(俳優)
・木村達成(俳優) ・立川志らく(落語家)
・いとうせいこう(作家) ・足立梨花(俳優・タレント)
・伊藤理々杏(乃木坂46) ・エル・デスペラード(新日本プロレス)
・尾上右近(歌舞伎俳優) ・スギちゃん(芸人)
・紅ゆずる(俳優) ・安元洋貴(声優)

※公演回毎に「患者役」「もう一人の患者役」が異なります。出演日を必ず事前に公式HPなどでご確認ください。

 

脚本・演出ディズムよりのコメント


その人が何者なのか、ひょんなことからうかがい知る瞬間。こんな人だと思っていたら、そんな面もあったのかと思えるやり取り。普段の会話ではたどり着けない、場があるからこそ引き出せる本音。ありがたいことにそういったものを、目の前で見れる機会をいただけることになりました。今回は映像にも残らないので、その場にいた人しか目撃することができません。取り扱いを間違えればとんでもないことになりそうな、ある種の即興舞台をお見逃しなく。
『カタシロ』が!有観客で!!舞台化!!!!やった!!!!!!!!!

 

<TRPGとは>
テーブルトーク・ロールプレイングゲームの略。
各プレイヤーが自分で作ったキャラクターを演じ、プレイヤー同士で会話しながら物語を勧めていく対話型のゲーム。ゲーム機などのコンピュータを使わずに、紙や鉛筆、サイコロなどの道具を用いて、人間同士の会話とルールブックに記載されたルールに従って遊ぶ。

<「カタシロ」概要>
――あなたは誰ですか?
この問いに、人は名前を、もしくは職業を答えるかもしれません。
ではその2つを奪われたとしたら。自らを示すものが何もない状態で、あなたは自分を称して何と答えるでしょうか。
『カタシロ』はそんな問いから始まる、あなたの人生の物語です。

出演者は冒頭、記憶を失った “患者” として登場します。そこに “医者” が現れ、互いに話をしながら、ストーリーを進めます。ミステリアスかつプレイヤーの内面に真正面から切り込んでくる内容は、多くの出演者たちを悩ませ、考えさせ、そして何かしらの「答え」を出すことになります。その答えこそが、普段は目を背けがちな自らの人生をも問い直すことへと繋がり、エンターテインメントでありながらも様々な感情を出演者・観客の中に呼び起こします。