相葉雅紀主演 パルコ・プロデュース2025『グッバイ、レーニン!』上演決定

2024.12.09


ドイツで最も成功した映画の一つ、『グッバイ、レーニン!』の舞台化
2025年春、相葉雅紀主演で日本初演!

この度、2025年3月に東京・PARCO劇場、4月に福岡・大阪にて、パルコ・プロデュース2025『グッバイ、レーニン!』の上演が決定しました。


数多くの映画賞を受賞し、ドイツの興収記録を塗り替えた名作の舞台化!
東西ドイツ統一を背景に、時代の変化に翻弄される家族の姿をハートフルに描いたヒューマンドラマ

映画『グッバイ、レーニン!』は、2003年にドイツで公開され、本国ドイツだけでも600万人以上を動員、大ヒットした名作です。ドイツ国内外の映画賞を数多く受賞し、ゴールデングローブ賞の外国語映画賞にもノミネートされ、ここ数十年の間で最も成功したドイツ映画の1つと言われています。
東西ドイツが統一されてから三十数年が経ち、ドイツ国内でも東ドイツの記憶が薄れつつある中ですが、東ドイツを知らない世代も、あの時代を懐かしむ世代も親しみをもてるよう、国家の政治的な背景ばかりでなくコメディ要素も織り込んだ家族にまつわる普遍的でハートフルな演劇作品として、2021年に初めて舞台化されました。舞台版は、映画の脚本を手掛けたベルント・リヒテンベルク自身による舞台化でありながら、映画にはない、演劇ならではの仕掛けも盛り込まれた作品となっています。


相葉雅紀主演で2025年春に日本初演!
PARCO劇場初登場の日本演劇界を牽引する演出家・上村聡史との初タッグ!

このドイツ発の話題作を、2025年春に初めて日本で上演することが決定いたしました。
演出は、2024年9月に新国立劇場の芸術参与に就任し、2026年9月より同劇場演劇部門芸術監督に就任予定の上村聡史が務めます。本作について「“人々の身体に染みついた記憶”がテーマだ」と感じたという上村が、初登場のPARCO劇場でその手腕を発揮する“過去/現在、国家/家族、嘘/真”についての物語にご注目ください。

主演のアレックス役には、2024年に嵐としてデビュー25周年を迎え、現在はバラエティ番組のMCなどテレビでの活躍のほか、ドラマや映画といった映像作品で、近年ますます精力的に俳優活動を続ける相葉雅紀が決定いたしました。2022年に『ようこそ、ミナト先生』で12年ぶりの舞台に出演し、2024年には『THANATOS~タナトス~』で音楽朗読劇に挑戦するなど、舞台にも意欲的な相葉が、上村との初タッグに挑みます。

これまで多くの作品で“歴史と分断”を描いてきた上村が、相葉雅紀とともに、東京発の「グッバイ、レーニン!」をどう綴るか、そして、我々現代の日本人はどう受け止め、わたしたちの心には何が刻まれるのか、この挑戦にぜひご期待ください。

 

スタッフ

[演出] 上村聡史  Satoshi Kamimura
1979年生まれ 東京都出身/2001年文学座附属演劇研究所入所。18年に同劇団を退座。09年より文化庁新進芸術家海外留学制度において1年間イギリス・ドイツに留学。第56回紀伊国屋演劇賞個人賞、第22回・第29回読売演劇大賞最優秀演出家賞、第17回千田是也賞など受賞。近年の主な演出作品に、『白衛軍』、『デカローグ』、『夜は昼の母』、『My Boy Jack』、『エンジェルス・イン・アメリカ』、『野鴨』、『ガラスの動物園』、『森 フォレ』、『Oslo(オスロ)』など。現在、新国立劇場演劇部門芸術参与、2026年より同劇場芸術監督に就任予定。

 

キャスト

相葉雅紀 Masaki Aiba
1982年12月24日生まれ 千葉県出身/1999年嵐のメンバーとして「A・RA・SHI」でCDデビュー。『相葉マナブ』、『嗚呼!!みんなの動物園』、『相葉◎×部』にレギュラー出演するなど、テレビドラマやバラエティなどを中心にマルチに活躍している。
近年の主な出演作に、【ドラマ】『今日からヒットマン』『ひとりぼっち-人と人をつなぐ愛の物語-』(23)、『和田家の男たち』(21・EX)、【映画】『“それ”がいる森』(22)、【舞台】音楽朗読劇『THANATOS~タナトス~』(24)、『ようこそ、ミナト先生』(22)などがある。

<コメント>
今から数十年前の出来事をテーマにした物語ではありますが、脚本を読んだとき、作品に描かれる時代の流れに翻弄される人々の姿、家族を想うあたたかい心は、今の時代にも共感できるような、いきいきとしたものが息づいていると感じました。上村さんの演出によって描かれる作品の世界に飛び込み、全力で挑ませていただきます。

 

[ストーリー]

主人公アレックスは、母と姉と3人で、東ドイツの首都ベルリンに暮らしている。
父はアレックスが幼いころに西ドイツに単独亡命していた。東ドイツ建国40周年記念日である1989年10月7日の夜、アレックスは家族に内緒で反体制デモに参加、警官ともみあっていたところを、偶然通りかかった母に見つかってしまう。
母はそのショックから心臓発作を起こし、8か月間昏睡状態に陥ってしまうが、ある日突然目を覚ます・・・・・・。