室龍太を主演に迎え、キ上の空論の最新作『人骨のやらかい』上演決定!!

2025.01.30

中島庸介主宰「キ上の空論」の最新作『人骨のやらかい』が、6月12日(木)~6月17日(火)に東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演されることが決定した。

2013年に中島庸介が旗揚げした「キ上の空論」。2023年には10周年を迎えた演劇ユニット「キ上の空論」は何気ない会話の中にある毒と傷、滑稽な人々の日常を描いてきた。2024年は第1弾『けもののおとこ』、第2弾『除け者は世の毒を噛み込む。』、第3弾『緑園にて祈るその子が獣』と新作3部作を上演する怒涛の年に。そして今年は、人間の滑稽さと優しさを描く最新作『人骨のやらかい』をお届けする。

出演には、主演の室龍太をはじめ、『最遊記歌劇伝』など舞台やラジオと幅広く活躍している藤原祐規、『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』が代表作である佐藤永典、『あんさんぶるスターズ!』や映像で活躍している奥谷知弘、『獣電戦隊キョウリュウジャー』をはじめ舞台・映像問わずに活躍している丸山敦史、演出・出演とマルチにこなす町田慎吾が決定。また、オーディション応募者468名の中から選ばれる追加キャストにも乞うご期待。

上演決定に際し、中島庸介からのコメントも到着した。

中島庸介 コメント
最近の世の中はどこか気が滅入るというか、これはきっと僕だけが感じている事ではなくて、多分今の時代、まともでいる事の方が難しいんだと思います。SNSであったり、ニュースであったり、そこで生まれる感情トラブルが、心にそういうウイルスを運んでいるのかもしれません。だからって別に誰かに特別優しくしてほしいなんて思わないですけど。ただ、むやみに傷つける必要はないんじゃないかなって。ちょっとの気遣いで互いの居心地がよくなるなら、そっちの方が絶対にいいと思うんです。今回はそんな想いがきっかけで生まれた話で、優しい人たちの物語です。もちろんそうでない人たちが出てきて、そわそわさせるんですけど。そこらへんは、もはや笑って見てもらいたいです。傷つきやすい日々の中で、笑いと、優しさを届けられたらと思っています。
心強いキャストにも恵まれました。本日発表されたキャストに加え、オーディション応募者468名の中から選ばれる追加キャストにもぜひご期待ください。現在選考中ではありますが、素晴らしいメンバーが揃う事を確信しています。ぜひ劇場で体感頂けたら嬉しいです。

チケットは3月中旬からの劇団先行発売開始後、4月上旬からはローソンチケットでも先行発売を予定!詳細は決まり次第、ローチケ(webサイト)にてお知らせ致します。

ストーリー

お笑いトリオ“三角コーン”の紡木(つむぎ)は相方たちとうまく噛み合わず、彼女にも振られ、モヤモヤした日々を過ごしている。婿養子として安達家に迎えられた勝士(かつじ)は、妊娠中の妻スミレの機嫌を損ねないよう気を使って生活している。優太(ゆうた)は塾講師や家庭教師をしながら、小説を書いて密かにネットで発信している。
大学時代の友人である紡木、勝士、優太が久々に集まって飲んでいると、紡木は勝士の“とある行為”が気になる。勝士はグラスの中の氷を噛んでいた。「奥さんがやってるのを真似したら癖になっちゃって」と言うが、その姿に紡木は不気味さを感じる。
数日後、動画制作会社の撮影で廃校に訪れた勝士は、教室で“それ”を発見する。そして“それ”を口に含み、噛み砕く…胸が熱くなり高揚感に満たされる勝士は、そのあと−−−−−−−
一方、紡木に優太から連絡が入る。勝士と彼の義母が行方不明だという。紡木はそれを彼の“とある行為”が関係していると考える。