
撮影/宮川舞子
岸田國士戯曲賞受賞の劇作家・山本卓卓による新作、人を助けるヒーロー達の物語を益山貴司演出で上演!
初日を迎え、山本卓卓・益山貴司からのコメント&舞台写真が到着した。
コメント
山本卓卓(作)
たぶん子供の頃から、ずっと憧れて、あたためて、育ててきた作品だったんだなと、ゲネプロを観て思いました。無意識や有意識、人間に感じ取れるあらゆる要素が7人のパフォーマーと、力強くも繊細な演出、振付、音楽、堅実で色彩豊かなスタッフワークによって、いよいよみなさまの目に触れます。どうかこの宝箱を持って帰ってください。何年後かにこの思い出があなたを構成していることに、期待と願いを込めて。風よ吹け!
益山貴司(演出)
初日の舞台が、観客の皆様の拍手とともに終わったあと、しばらく私は席を立てなかった。途中まで、演出家の最後の仕事として、感想のメモをとっていたのだが、それもやめてしまった。ただただ目の前で繰り広げられる、壮大な愛と正義の物語にのめり込んだ。今、私は気の利いたコメントが書けずに悩んでいる。ただただ、多くの人々に、この物語を、この舞台を体感して欲しい。そんな願いだけが私の心に沸き立っている。そして、なによりも、あの時の私、高校2年の春、初めて演劇を始めた頃の私に見て欲しい。演劇は、こんなに豊かで楽しいものなんだよ、と言う言葉とともに。
舞台写真





