木下半太による作・演出「朗読劇ROOM」第二弾上演決定!俳優・声優・アイドル界から総勢27名の豪華キャストが出演!!

2025.05.09

6月26日(木)~7月6日(日)、東京・シアターサンモールにて『朗読劇ROOM2025』の上演が決定した。

小説・舞台・映像・漫画原作など多方面に渡り活躍するクリエイター、鬼才・木下半太が新たに書き下ろした4つのストーリーを、木下自身の演出でお届けする新感覚朗読劇ROOM。俳優、声優、アイドル界の豪華キャストが新宿に結集し、さまざまな“ROOM”で繰り広げられるストーリー。恐怖のサスペンスや登場人物のドタバタぶりが笑えるコメディなど、互いに絡み合うストーリーを、光と音を駆使した新感覚の朗読劇としてエンターテインメント化。好評を博した2024年の公演に続き、更なる進化を遂げて待望の第二弾が開催される。
ローソンチケットでは5月31日(土)からの一般発売に先駆け、5月22日(木)18:00~5月25日(日)23:59までプレリクエスト抽選先行受付を実施。詳細は下記公演概要欄に記載の「チケット情報はこちら」よりご確認ください。

ストーリー

4つのオムニバスストーリーを終えたとき、予想もしないまさかの展開が待っている!?

ドアを開けて
郊外のとある団地。鬼塚幸介30歳は両親と3人で暮らしているが、17年前から引きこもりの生活。食事や洗濯もドア越しのやり取りで、部屋からは一歩も出てこない。心配する両親は毎日ドアの外から声をかけるが、中の様子を窺い知ることはできない。趣味のオンラインバトルゲームにハマっているのか、「敵を撃て!」「まだ死ぬな!戻って来い!」など部屋の中からは叫び声が聞こえてくる毎日。手に負えなくなった両親は、引きこもり支援のカウンセラー岡山に息子の説得を依頼することに。岡山は、中学の時に幸介をイジメていた同級生の犬島と、当時の担任猿田を連れてくる。しかし、幸介は動揺を隠せない。犬島は2年前から行方不明、猿田も同じく2年前に不慮の事故に遭い今も意識不明のままであることを、なぜか幸介は知っている様子で‥。

教室のシンデレラ
学芸会の劇の練習をしている小学生5年の春香、夏美、秋恵、冬子。演目は誰もが知る『シンデレラ』。お馴染みのストーリーで練習をしていると、シンデレラ以外を演じる3人が面白くないと言い始め、本番を翌週に控える中、作品を変えることに。『白雪姫』や『マッチ売りの少女』『桃太郎』などが候補に挙がるも、今の時代、教育上良くない表現や発言、描写が多いと却下し行き詰まる4人。そこで、シンデレラの台本を令和の時代でも問題ないようコンプライアンスに配慮した内容に書き換えることに。強要しない、怒らない、相手を尊重するのがんじがらめで、ストーリーはおかしな方向に進んでいく‥。夏祭りの夜フリーターの楠木は、バイト仲間の砂川とその姉ちえりの3人で花火大会へ行くことに。会場に着くとどこも人でごった返している。すると、ちえりが超穴場があるからそこに行こうと提案。言われるがまま、楠木と砂川も着いていくと、なんとそこは心霊スポットとしてうわさになっている病院の廃墟であった。ちえりに引っ張られ、3人は最上階の病室まで上がる。花火の打ち上げが始まるまでの間、怪談話をして待つことに。子どもの頃から霊感があり、時たま幽霊を目にすることがあった楠木は、怪談話を聞いていると砂川の様子がおかしいことに気づく。まるで誰かが乗り移ったかのように言動がおかしくなっていき‥。

月の裏側で
西暦3338年、双子の宇宙飛行士ツキとタイヨウは火星で暮らしている。この時代の人間は、政府がコンピュータ制御をして機械から生まれてくる。一人で生まれ、一人で死んでいくため、”カゾク”という概念がない。ある時、1000年前に凶悪なウイルス感染で死の星となった「地球」に探査ロケットが送り込まれると世紀の大発見が。DVDと呼ばれていた円盤形の化石が見つかり、“ケッコンシキ”という風習が記録されていた。これをきっかけに火星内で一大カゾクブームが巻き起こる。中でも一番のヒット商品は、カゾクの疑似体験ができるキット「クローン・ファミリー」である。これを使いカゾクがどういうものか、その素晴らしさを知っていくツキとタイヨウだったが‥。