劇団おぼんろ第26回本公演『ラルスコット・ギグの動物園』9月11日(木)開幕!ゲネプロ写真到着!

2025.09.11


閉館を控えたTheater Mixaにて、おぼんろが贈る愛と狂気と祈りの新作。
物語は、二つの視点で描かれる二本立て同時上演。観る順番で意味が変わる、“仕掛けられた動物園”。

9月11日(木)、池袋・Mixalive TOKYO 6F Theater Mixaで劇団おぼんろ第26回本公演『ラルスコット・ギグの動物園』が開幕しました。2020年に「ひとりしばい」で公演し話題を呼んだ短編『ラルスコット・ギグの動物園』を、今回は「動物園ができるまで」の新たな物語として上演します。

物語は二つの視点で描かれる二本同時上演で、劇団員の末原拓馬、さひがしジュンペイ、わかばやしめぐみ、高橋倫平に加えて、井俣太良(少年社中)、塩崎康生、そしておぼんろ初出演で「ひとりしばい」では虎のガラを演じた佐藤拓也が出演。加えて、物語の鍵を握るカラス役には、萩谷慧悟(7ORDER)、荒牧慶彦、泰江和明、石川凌雅、横井翔二郎、菊池修司、福圓美里、前川優希、鈴木拡樹(出演日程順)という豪華俳優陣が日替わりゲストとして出演します。さらに「ひとりしばい」でクレバオーヌを演じた下野紘が、声の出演として本公演に参加します。

公演は9月20日(土)まで。過去最大級のスケールと感情で紡ぐ、哀しくも美しい寓話を是非、劇場で体感してください。

初日を迎えた本作よりゲネプロの舞台写真とおぼんろ主宰の末原拓馬から開幕コメントが到着しました。

 

おぼんろ主宰・末原拓馬 開幕コメント

劇作家なので言葉の力を念入りに念入りに信じてるけど、万能じゃないことも知ってる。だけどなんだか、僕らが芝居という盛大なるごっこ遊びで伝えようとしたことは、目には見えない何かになってどこにでも届いてしまう気がしてるのです。それは「お祈り」と呼ばれるものに近しいのかも知れないけど、盲信したいくらいには僕はその力を愛してます。
サントラを創ってくれた亡き最愛の父、今年で閉館するこの場所ーー僕らの根城であったシアターミクサ、そして春先にゲラゲラ笑ったまま俺らを幸せにしたまま死んじゃった我らが親友衣装家の永田光枝さん、そして今回の座組のスタッフキャスト、参加者のあなたにこの作品を捧げます。これらの人々がいなければこの物語は生まれなかったと確信していますし、これらの人々の笑う顔を見たいなと心から思って物語を紡ぎます。届けたいものです、キンキラキンのラブをあなたに。

 

[あらすじ]

「命を嫌いながら、命を集めてつくった園。」
昔々・・・はたまた未来かあるいは現在か・・・
猛獣を恐れ、管理と秩序に支配されたチノイという都市がありました。
その周りに広がる果てしない荒れ地ラガキナ

――その片隅に残酷なギグという青年がいました。彼はただ一人の親友ラルスコットと共に「人間」として認められる日を夢見て生きています。

ある日、金色のヘビが現れてささやきます。
「命を連れ、街へ行け。見世物にするのだ――」
ギグは動物たちをじょうずに説得し引き連れ、都市へと旅立ちます。
夢見ぬ現実主義のバク、争いを嫌う気弱なクマ、レッサーパンダを装う承認欲求の強いタヌキ、そして、彼の足元を黙ってついてくるボロ犬。
個性豊かな動物たちとともに、ギグは命を見世物にしながら、都市の中心へとのし上がっていきます。
けれど、その背後には、魂を喰らうという〈カラス〉の影が忍び寄っていました――。

命を憎んだ青年が、命と生きた、ちょっと不思議で、すこしだけ怖くて悲しくて
それでもとても、綺麗であたたかい物語。

 

舞台写真

 

★豪華日替わりゲスト出演!

<タイムテーブル>
9/11(木)18:30 ☆ 萩谷慧悟(7ORDER)
9/12(金)18:30 ☆ 荒牧慶彦
9/13(土)13:00 ☆/18:00 ☆ 泰江和明
9/14(日)13:00 ★/18:00 ★ 石川凌雅
9/15(月祝)13:00 ★/18:00 ★ 横井翔二郎
9/16(火)休演日
9/17(水)13:00 ★ 菊池修司 /19:00(謝肉祭)
9/18(木)13:00 ☆ /18:30 ☆ 福圓美里
9/19(金)13:00 ★/18:30 ☆(収録予定) 前川優希
9/20(土)11:00 ☆ /15:00 ☆ 鈴木拡樹

※9月17日19:00の謝肉祭は出演者によるトークイベントになります。本編の上演はございません。佐藤拓也、日替わりゲストの出演はございません。
※9月19日は終日収録用カメラが入ります。
※本公演は☆と★の2種類の物語を上演いたします。佐藤拓也は☆のみに出演いたします。