音楽劇『エノケン』舞台映像配信決定!コメント&舞台写真が到着

2025.11.21

10月7日(火)より東京・日比谷シアタークリエおよび全国の劇場にて、音楽劇『エノケン』が上演中。

戦前・戦中・戦後……と、昭和の日本をとびきりの笑いで照らしつづけ、“エノケン”の愛称で親しまれた榎本健一。彼は、東京・浅草の小さなレビュー劇団「カジノ・フォーリー」の舞台に登場し、一躍注目されると、わずか数年のうちに、座員150名、オーケストラ25名を擁する日本一大きな劇団「ピエル・ブリヤント(エノケン一座)」の座長となった。

当時流行していたジャズと、スピーディーでナンセンスなギャグにあふれたその舞台は、エノケンの天賦の感性と体技、音楽性なくしては実現できない、まったく新しい喜劇として人気を博しました。浅草のエノケンは、やがて、数々の喜劇映画がヒットし、日本劇場、東京宝塚劇場、芸術座などの名だたる劇場で喝采を浴び、日本における喜劇俳優の第一人者となった。

喜劇俳優エノケンの波乱の人生を、又吉直樹が新作戯曲として書き下ろし、市村正親が主演する新作舞台。温かい笑いと涙に包まれたエンターテインメントは、東京・日比谷シアタークリエでの開幕以来、全国各地で満員御礼の大盛況となっており、このたび舞台映像の配信が決定した!

映像特典として、10月からの長期公演の終着点、ウェスタ川越での大千穐楽特別カーテンコールの映像も配信される。特別カーテンコールでは、市村正親をはじめとするキャスト陣が舞台上から挨拶を行う。

さらに、東京・日比谷シアタークリエでの配信映像の収録日に意気込みを語った、市村正親、松雪泰子、豊原功補、本田響矢、作者・又吉直樹、演出・シライケイタからのコメントが到着した。

コメント

市村正親・松雪泰子・豊原功補・本田響矢

市村「この公演始まって中日を過ぎたんだけども、日に日にテンポが良くなって、今日も少し手直しをして、何かいい感じになっていると思いません?」

松雪「すごく皆さんが楽しんでくださっているようで、とても嬉しいです」

豊原「又吉さんの芸人ならではの脚本が、華やかに観やすく楽しい舞台にしてくれているんじゃないかと思います」

本田「毎公演お客様と一緒につくりあげている感じがしてすごく楽しいです」

市村「俺も何だか芸人になったような気がしているところです!」

本田「ところでお父さん!」

市村「どうした鍈一!」

本田「音楽劇『エノケン』のビッグニュースがございます!」

市村「よし、言ってみろ!」

本田「はい!全国で公演させていただいている、音楽劇『エノケン』の舞台映像の配信が決定いたしました!」

(4名拍手)

市村「配信ってことは日本中の方が観られるってこと?」

本田「はい、観られます」

市村「そりゃいいね。俺のファンはね、結構全国に散らばっているのよ。もう53年やっているとね」

本田「(拍手)」

市村「そういう人が画面を通して観られるってことね。嬉しいな!嬉しい!」

松雪「劇場で楽しんでいただいた方でも、またさらに配信でもご覧になっていただいてお楽しみいただけると思います」

豊原「やっぱり生の舞台で観るのと全然別の楽しみ方になると思いますので、舞台で観た方も是非また違う楽しみを味わっていただきたいですね」

本田「もう一回このシーンを観たい!と思った時に巻き戻せばもう一回観られるというのが、映像ならではだと思います」

市村「細かいところまで観られちゃうわけだね。細かいところをしっかりやらないとね!」

本田「音楽劇『エノケン』は12月7日(日)から舞台映像の配信を行います。詳細は公式ホームページに掲載されます。楽しみにしていてください。それでは、お父さん、締めくくりのメッセージをお願い致します」

市村「音楽劇『エノケン』、本当に面白いです。これからその配信の映像を撮りに行ってまいります。(カンパニー)皆で今日は頑張りましょう!」

3名「頑張ります!」

作者・又吉直樹

戯曲を書くのは初めてでした。書いているときは、魂をこめ、全力を尽くして、面白いものにしようと思っていましたが、初日を観させていただいたら、市村(正親)さんが本当に全力で演じておられて、松雪(泰子)さんの二役にしても肉体的にも精神的にも削れるようで、演者の体力をもっと考慮した方が良かったのかと反省しました(笑)。そして、自分の書いた戯曲以上のものが、舞台上で完成されているのを嬉しく思いました。演者の方それぞれの声や体や顔が、戯曲をどんなお芝居にされるのか気になって、他のお芝居も見るなど、演じられる方を気にしながら、戯曲は何度か書き直しました。実際に観させてもらうと、想像通りの場面もあったし、いい意味で「そうなるんねや」と立体的になっていたところがあって面白かったです。例えば市村さんが、本田(響矢)さん演じる若い劇団員に「返事だけは天才だ」と言った後に、エノケンの師匠への返事で「はい!」と声を張ってくださいました。市村さんはそうした方が面白いと思って演じてくださったのでしょう。どうしたら一つ一つの場面が面白くなるか、工夫してくださっていたのが嬉しかったです。舞台上でこうやって完成した音楽劇『エノケン』を、ぜひ観てもらいたいと思います。

演出・シライケイタ

この度、配信が決定いたしました。チーム一丸となって作り上げた音楽劇『エノケン』を、より多くの方にご覧いただけることを、大変嬉しく思っております。どうぞ御期待ください!

音楽劇『エノケン』舞台映像配信については公式サイト参照
https://enoken-stage.jp/stream.html

舞台写真