木村多江初主演舞台『わたしの書、頁を図る』公演ビジュアル解禁

2026.04.17


木村多江舞台初主演作に、豪華実力派キャスト集結!本に囲まれた躍動感あふれるビジュアルが解禁!共演者コメントも到着!

紀伊國屋書店創業100周年記念公演『わたしの書、頁を図る』につきまして、公演ビジュアルと公演詳細が発表になりました。


第31回読売演劇大賞3部門受賞、新進気鋭の作・演出家・小沢道成の最新作は図書館を舞台にした笑いと涙と音楽のヒューマンエンターテインメント!

自ら作・演出・美術を手がける演劇プロジェクトEPOCH MANの『我ら宇宙の塵』(2023)にて、第31回読売演劇大賞3部門受賞の快挙を遂げ、国内外を問わずオファーが殺到する新進気鋭の作・演出家、小沢道成の「静かな図書館を舞台にした“華やかな”物語が観てみたい」という構想から誕生したのが本作です。
図書館職員として何の変哲もない毎日を繰り返すだけの柳沢町子。しかし、突如現れた年下の青年によって大きく心を揺さぶられ、図書館の常連利用客たちの真の姿や想いを知ってゆくに連れて、葛藤し、変化していく……。


本に囲まれながら指揮をとって楽器を奏でる躍動感あふれるビジュアルが解禁!

本作の主人公・図書館職員の柳沢町子を演じるのは木村多江。 自身にあて書きされたともいえるキャラクターを通して、自分自身の新たな一面に出会うために、そして、これまでの印象を一新し、本来自分の中に有るという“ロックな魂”を開花させます。共演には自主映画監督として町子に出演を持ちかけ運命を大きく動かしていく岸口慶太役に味方良介。さらに、光嶌なづな、中井智彦、坂口涼太郎、猫背 椿が、一癖も二癖もある図書館の常連利用客を演じます。この度公開となった公演ビジュアルでは、図書館職員の町子が常連客の姿を観察するかのように目元をフィーチャーしたビジュアルに加え、本に囲まれた躍動感あふれる登場人物たちが描かれています。ギター・アコーディオン・フルート・サックス・ドラムとそれぞれ違う楽器を演奏する個性豊かな常連利用者たちと、指揮棒を持った町子の姿。静かな場所というイメージのある図書館の中で奏でられる本作ならではの物語と舞台演出にぜひご期待ください。

 

【ストーリー】
とある町の図書館職員・柳沢町子(木村多江)。
図書館を訪れる常連客たちの様子や選ぶ本から、その人物像や職業、日常を想像する──そんな退屈で平凡な、それでいてかなり妄想過多な毎日を過ごしている。
町子の目には、図書館に通う常連客たちもまた、社会に馴染めず、何かしらの煩いを抱えた人間のように映っていた。不登校の中学生:小山田奏那(光嶌なづな)。無職の男:財前鼓一朗(中井智彦)。売れない舞台役者:佐藤伊吹(坂口涼太郎)。現実逃避にやって来る主婦:飯島千弦(猫背 椿)。図書館で静かに本を開く彼らの姿を見ながら、町子はいつもそんな物語を思い描いている。彼らもきっと、自分と同じように、一冊の本を開き、物語に触れている時だけ満たされる。そこだけが自分の居場所なのではないか、と……。

ある日、最近よく図書館を訪れる青年・岸口慶太(味方良介)が町子に声をかける。自主映画を撮っているという彼は、いつも通りの町子の姿を「撮らせてほしい」と言う。
「なぜ私を?」
自分の人生にはありえないはずの出来事に、天地が揺らぐほど戸惑う町子。
やがて慶太の撮影は、図書館に通う常連客たちも巻き込んでいく。カメラが向けられることで、次々に映し出される彼らの真の姿や想い。静かな図書館の日常は少しずつ揺らぎはじめ、堅い鎧に覆われていた町子の心も大きく揺れ動き出す。そして、カメラを向ける慶太自身もまた、ある葛藤を抱えて生きていた。

図らずも彼らと関わっていくうち、町子はこれまで想像もしなかった思い切った行動へと踏み出すのだが──。

 

作・演出・美術家 コメント

小沢道成
図書館を舞台にした〝華やかな〟物語が観てみたい。
そう思いながら構想を書いているあいだ、僕の頭にはずっと木村多江さんの姿が浮かんでいました。静かな日常のなかで、忘れられない記憶の声と、手に入らない妄想に飲み込まれていく──そんな姿が。
周りでは生々しい楽器の音が鳴り響き、目の前の人たちが騒がしいほど歌や会話を繰り広げる。静かにしないといけない場所なのに。演技だけでなく、歌や楽器の演奏もできる多彩な才能をもつ俳優陣が集まりました。それぞれの豊かな個性が重なり合い、どんな演劇が生まれるのか、今からとても楽しみです。
本に囲まれた劇場・紀伊國屋ホールで贈る、賑やかで華やかな図書館の物語。劇場でお待ちしています。

キャストコメント

木村多江(きむら たえ)
紀伊國屋ホールは幾度となく芝居を観た、私の人生のページを作った場所。そして小沢さんが、あてがきのように書いてくださった、今はまだ私のような私でない人の物語。それが才能ほとばしる小沢道成という人に導かれ、どう私の中に生まれみなさんの元に届くのか。今は怖くて足がすくみそうだけれど、きっと、いや必ず私の物語になる、みなさんの物語になるはず。そんな予感を抱かせてくれる、演出の小沢道成さんと素晴らしいスタッフ、そして共演者の方々とこの場所に立ち、この物語の中に生きるんだ。険しい道のり、でもすでに走り出してしまってるんです。7月、その瞬間を目撃してください。


味方良介(みかた りょうすけ)

今作の舞台は図書館。僕には馴染みがあるようでない場所。本に囲まれた紀伊國屋ホールは馴染みの深い場所。小沢道成さんの作る世界、木村多江さんをはじめとする個性豊かな俳優さんたち、今は未知なことばかりで想像することしかできませんが、この作品に触れた人は、改めて自分を見つめることのできる作品になるはずです。「舞台を観る」と聞くと、少しだけ特別なことのように感じるかもしれません。でも「図書館に行く」と思ったらどうでしょう。紀伊國屋の図書館で、お待ちしています。


光嶌なづな(みつしま なづな)

舞台は、私にとって表現を学び、お芝居の楽しさに出会った原点です。そんな大切な場所で尊敬する皆さんと作品を創れることが、本当に夢のようです。不登校の中学生という、繊細で壊れやすい心を抱えた役に挑みます。稽古を重ねながら、今の不安や期待と真っすぐに向き合い、役を通して成長していきたいです。小沢さんの演出において、音楽によってぱっと世界観が広がる瞬間がとても好きなので、今回はどんな景色が生まれるのか楽しみです。紀伊國屋書店100周年という節目にふさわしい舞台を届けられるよう、全力で挑みます。ぜひ、劇場で見届けていただけたら嬉しいです。


中井智彦(なかい ともひこ)

「図書館が舞台」。こんなに心躍る設定があるでしょうか。振り返れば、高校・大学の頃の勉強場所であり、大人になった今も集中するために通い続けている大切な場所です。中でも「ここに座ると作業が捗る!」と自分の中で決めている、縁起の良い特別席もあります。通ううちに同じ時間を過ごす同志のような存在も生まれ、この空間での人間関係って面白いなと想像することはあったのですが、まさかその世界が舞台になるとは…。小沢道成さんの発想力に乾杯!この愛着ある空間の魅力を、舞台を通して丁寧にお届けできるよう心を込めて挑みます。


坂口涼太郎(さかぐち りょうたろう)

親友のみっちー(演出:小沢道成)と大好きな本屋さんの中にある劇場で、居場所だった図書館の演劇ができて幸甚の極みです。出演者が楽器を奏でて生演奏しながら歌うのですが、私は吹奏楽部で鍛えたアルトサックスを演奏します。気分は「BLUE GIANT」の主人公になって吹き鳴らしたいと思います。図書館にいい思い出がある方も、なんだかきゅっと切ない気持ちになる方も、本の海で物語と音楽に合わせて気持ちよく泳いでいただけるように全力を尽くしますので、私たちと一緒に劇場で同じ時間を過ごしていただけたら、これ以上ない幸甚の極みです。


猫背 椿(ねこぜ つばき)

「わたしの書、頁を図る」このタイトルからは、自分の人生を編纂するようなイメージが浮かびました。本や資料の編纂であれば、捨てることの出来る項目もありますが、人生において起きてしまったことは無かったことには出来ません。実際には無かったことにしたいことの方が断然多いのにね!!それでも前向きに生きようと進むあなたに寄り添う芝居であったなら、と自分にも言い聞かせながら参加させていただきます♡