“今月の”優先順位高めです【2026年6月号】

2026.06.01

6月になりました。今月で2026年も折り返しを迎えます。つまりは上半期が今月で終わりということですね。上半期ベストに登場する作品に出会えるかも。今月も観たい公演盛りだくさん。というわけで、今月の「優先順位高めです」です。よろしくどうぞ。

脚本家/演出家/俳優・滑川喬樹の優先順位高め!

劇場まで行くのが億劫だなって思う時もあると思いますが、早めにこの日に行こうって決めて予約しちゃうとほぼ行くことになりますのでおすすめです。

『フェスティバルご理解ありがとうございます』
SNSなどで口コミとかみて「これ観たいな」と思って観劇しに行く、などしていてもきっと辿り着けないような変わった催し物が並んでいます。なんか変な感じです。HP見てみてください。なんか変な感じです!

劇団普通『春』
ムリウイでの公演と聞いて驚いた方も多いのでは。私は大きな劇場でしか観たことないので、今回チケット取れた方はすごく贅沢な観劇体験になるのではと羨ましく思うと同時に商業主義とは真逆の作品主義というかそう言うところが好きです。

画餅『ユートピア』
思えば配信でばかり拝見しており劇場ではあまり観れていなかった画餅。役者さんの面々も素敵で、ビジュアルもおしゃれでカルチャーの匂いがして、新しいおもしろを開拓していく姿勢に憧れています。

Nanori『狂言マニフェスト』
こちらも新しいおもしろを開拓しているというところでは共通しているのかな。お笑い主義ではないユーモアを見せてくれるNanori。まだ劇場では観たことないのですが動画でもその独自性を伺うことができます。

くによし組『塔の上の』
随分前からフェイバリットな団体でありまして、自由でちょっと変わった物語を観てはこんな物語が書けたらいいのになーとよく思いました。都内からはちょっと遠いけど面白いのでおすすめです。

Volkano vol.3ひとり芝居公演『みちみちるみち』
松井香乃さんのソロユニット。エトエでもお世話になりました。表情豊かで伸びやかな芝居は目を奪われます。そんな個性派役者さんの一人芝居がムリウイであります。作演出出演全部一人でやるってすごい。

滑川喬樹
脚本家・演出家・役者。
自称武蔵野市代表コントユニット「エトエ」主宰。
X:@nametakaki
エトエ公式HP:https://etoe.amebaownd.com/

脚本/演出/俳優・尾崎優人*の優先順位高め!

おはようございます!名古屋から優しい劇団尾崎優人です。
暑いですね。
名古屋では多くの人がマヨネーズ入り冷やし中華を食べ始めました。
祭り囃子が聞こえはじめた名古屋から、今月の優先順位高めをご紹介させて頂きます。

【ろーまの平日】愉快なコント集「コントじゃない」
最近では東京でも活動されている名古屋のお笑い怪人、麓貴志さん率いる【ろーまの平日】。

気楽に、気軽に見ていられる。
でも、気楽に見ていたはずなのに、いつのまにか変な景色まで連れていかれる。
麓さんのユーモアに出会うたび夢中になっています。

絶妙に力の抜けた会話と、突然やってくる意味不明の破壊力。
数日間引きずること間違いなしのコント集です。
コントじゃないらしいですが。

【刈馬演劇設計社】PLAN-19「フラジャイル・ジャパン」
話題作を8年ぶりに再演。
刈馬さんの作品は、社会や時代を扱いながらも、人間の体温がしっかりと客席に伝わってくるのが面白いです。

見たくないものや、目を背けたくなるものを、いつのまにか手渡されているような演劇。

今回は、名古屋の若手注目株と言われる俳優さんたちが多く出演されているのも気になるポイントです。

【モノローグ演劇会ナゴヤ2026】
5分以内の“モノローグ”のみが集められた【モノローグ演劇会】が、今年も名古屋で開催されます。

自分は3年連続で出演させて頂いております。

モノローグ、つまり独白ですから、一人芝居です。
5分経つと、次の物語と演者がやって来る。

お客様にとっては、俳優見本市のように楽しんで頂けるのが、この企画の面白いところだと思っております。

そして演者としては、5分という限られた時間の中で、モノローグという制約の中で、どのようなお芝居を作り出すか。
燃えます。痺れます。


迫りくる夏に負けないように、名古屋メシで身体を、素敵な演劇で心を満たしていきたい所存です。
どうか健やかにお過ごし下さい。
名古屋からお送りしました!!

尾崎優人
優しい劇団 主宰
脚本・演出・俳優も務める。
2000年生まれ
名古屋と東京を反復横跳びしながら活動中!
X:@yasashiigekidan
(*尾崎優人の「崎」の字は、タツサキが正式表記)

脚本家/演出家・海路の優先順位高め!

海路です。みろって読みます。
2026年もう、前半が、終わりですって…。そんな訳ない。あっていいはずがない。
ということで、6月の優先順位高めな作品はこちら!!

東葛スポーツ『アルファード』
小劇場最後の砦、東葛スポーツの新作公演。情報が発表されると毎度の様にチケット争奪戦が繰り広げられる訳ですが、ついに今回は販売開始1分で完売でした。自分が見始めた時はまだ半日くらいは売ってた気もするのですが、それがどんどん3時間になり40分になり5分になり、でついに1分。もうこれ誰が買えるんだと。ここ最近、今回こそは取れないんじゃないかと毎回ヒヤヒヤしてます。会場はお馴染みのシアター1010の稽古場。出演者にはなんと本谷有希子さんが名を連ねるなど、見逃せない!是非!

六月大歌舞伎
20代後半の方々、朗報です!歌舞伎座でU30割チケットが登場しました!というのも、昨年10月に念願のU25割が登場して若者よ、歌舞伎を観に行こう、となっていたところ、個人的な話なのですが、ちょうど昨年7月に26歳になってしまったので、アンダー割の恩恵を受けれず涙を飲んだという経験をしてました。それがこの6月からU30へ変更になるということで、これは観に行きまくるしかない。し、ついに夢の1等席に、なんて高揚しております。3階から全体を観るのもいいけど、やっぱり近くで表情も観たい。同世代、1階で会いましょう。

劇団普通『春』
昨年12月に世田谷パブリックシアター フィーチャード・シアターに選出され、シアタートラムで公演を行った他、岸田國士戯曲賞最終候補へのノミネート、読売演劇大賞優秀演出家賞受賞など今演劇界で最も注目されていると言っても過言ではない石黒麻衣さん主宰の劇団普通新作公演。しかも会場がムリウイなのがまた良い。ムリウイは祖師ヶ谷大蔵にある雑居ビルの屋上に建っている元カフェなのですが、この空間がとても良い。数年前に『写真』という作品を同じくムリウイで発表されていたのですが、それもとても良かった。東京なんだけど、時間が止まって茨城のどこかの実家へ帰ったような気持ちになったのです。本作も要チェックや!

海路
脚本家。演出家。監督。
劇団papercraft主宰。アミューズ所属。『檸檬』にて第29回劇作家協会新人戯曲賞を受賞。
1999年7月20日生まれ。
X:@nonde_miro

俳優・片桐美穂の優先順位高め!

片桐美穂です!
5月だと言うのに30度超えてきやがる日がありましたが、皆様ご体調はいかがですか。
暑さには強い方なのですが、寒暖差は堪える。
変な風邪も流行ってるみたいだけど、6月はどんな日々になるでしょうかね。
観劇の為にも元気でいたい!
身体には日々気を付けつつ梅雨も気圧も吹っ飛ばす6月の優先順位高めですです!

PARCO PRODUCE 2026「カッコーの巣の上で」
10年ちょっと前に専門学校舞台芸術学院の卒業公演で「King of Hearts(邦題:まぼろしの市街戦)」を上演し、私は爆弾が仕掛けられている街に取り残される精神病院の患者達を演じました。
色んな資料や作品で勉強をしていた頃に「カッコーの巣の上で」にも出会い、「全然他人事じゃないな。自分ならどうするんだろうか…」と感じた記憶があります。
個人的な思い出をつらつらと書きましたが、激しく変動する世の中、何だかもっともっと他人事じゃなくなってきてるので、この作品が抱えるテーマに対して今の私はどんな感情になるのか確かめに行きたいです!
だって松尾スズキさん演出だし!(?)
あと、超絶シンプルに大好きな菅原永二さんを拝みに行きたいです!!!!!

COCOON PRODUCTION 2026「海辺の独裁者」
こちらも松尾スズキさんだ。
一応バレリーナを目指してた私。ダンスは生活だった私。
演劇に出会って少し離れてしまったけれど、ずっと心にいるダンス。
「演劇とダンスは別物じゃない。ダンスは特別じゃない。」
そんな事を思いながら泣きに行く予定です。

フライングシアター自由劇場「豪華客船タイクツニック号沈没」
「串田和美さんとノゾエ征爾さんの共作」だなんてパワーワードにも程がありますって。
情報解禁と共に「行く。」と決めました。
フライングシアター自由劇場のInstagramを覗きに行ったら、なにやらみんな楽器を持っているぞ…?そして、予想はしてたけども音楽お洒落過ぎるやろぉ…!
「戦友」と私が勝手に呼んでる専門学校の同期・織詠が出演するので、堪らず見どころをお伺いしたところ、「おふたりの本や演出のマリアージュ(?)に、ベテランも若手も総力で創る、大人の悪巧みごちゃまぜバーレスク」とのこと。
なんて、小気味よくて美味しそうな舞台なんだ。
楽しみすぎちゃうぜ!

あとは、私が2015年からずっとお世話になってる劇団ソラカメが約2年半ぶりに本公演を行うとのことでこれは行かねばです。
本公演「きっと世界は終わらない」と同時上演で、0歳から楽しめる作品「ともだちのわ」も1公演限定で上演するそうな。心があったけえ。

それと、こちらも外せません。
劇団スポーツ主宰/作・演出の田島実紘による個人企画・満広場「溢れるリズム」。田島さんって、あの低音ボイスでこちらが抱えきれない、とんでもなく大きな「愛」を急に転がしてきて、「っぶね!インディー・ジョーンズか!」ってなるんですけど、なんかきっとそんな作品なんじゃないかと勝手に思ってます。(?)

最後に、みんな大好きこちらもご紹介させてください。
コンプソンズ大宮企画#4「浅草フェヌア」が間もなく開幕です!
私も出演させていただくのですが、もう、本当に馬鹿みたいな感想で恐縮です。
馬鹿面白いです!!!
優しい怪物みたいな出演者ばっかりで、面白すぎて「観てる方が疲れる」って藤家さんが言ってました。
是非大宮さんの体力との喉の向こう側を一緒に堪能しましょう。

片桐美穂
茨城県出身。俳優。舞台芸術学院を卒業後、いろいろ出演。10月には「獅子 THE LION-BEAT」にも。

★次回出演予定:
コンプソンズ大宮企画#4「浅草フェヌア」
脚本・演出:大宮二郎
6月5日(金)〜6月7日(日) 東京・浅草九劇

アル★カンパニー特別公演
「その後、火を焚いて踊ろう」
作・演出:野田慈伸(桃尻犬)
7月27日(月)~8月2日(日) 東京・新宿三丁目 雑遊
8月8日(土)~8月9日(日) 東京・穂の国とよはし芸術劇場PLATアートスペース

映画「バナ穴 BANA_ANA」
監督・脚本:山内ケンジ
2026年6月27日(土)より公開

X:@____obese
Instagram:@katagiri_miho
公式サイト:https://mash-info.com/profile/m_katagiri.html

俳優・田代明の優先順位高め!

みなさんこんにちは、田代明です。
このコラムを書いてる今は、暑いんだが寒いんだかわからない5月ですが、これが読まれる頃には暑く、そしてジメジメとしてくる6月へと移り変わっている事でしょう。
さぁ、空調の効いている快適な劇場へ。

『カッコーの巣の上で』
間宮祥太朗さん主演、松尾スズキさん演出、名作映画の舞台版です。松尾さん自身も大好きな作品らしく、松尾さんの手によってこの名作がどのように”2026年版”として立ち上がるのか、とっても楽しみです。
精神病院を舞台に、型破りなアウトロー主人公のマグ・マーフィーが人間として当たり前に持つ【自由】と【権利】を主張し、自由な魂の清らかさ、潔さ、尊さを描きます。

『ハムレット』
市川染五郎さん主演の舞台『ハムレット』も只今大阪でやっておりますが、こちらはまた別のカンパニーです。俳優・成河さんと演出家・ニシサトシさんの共同企画。シェイクスピア劇を、現代の「話し言葉」として再構築し上演するというもの。長期の準備期間を設け『ハムレット』を徹底的に戯曲分析した上で、現代の「話し言葉」に変換。シェイクスピア好きの方のみならず、古典作品に苦手意識のあるお客様にとっても身近に感じていただけるような“アップデートされたシェイクスピア”として、新鮮な感動を味わえる作品になっているようです。
シェイクスピア作品がより身近に感じられるような、そんな演劇体験ができることを期待しています。

『りんごが落ちる』
「[はじめに]
タフな人に憧れる。でも生きるの難しい。そんな人たちに贈るエール演劇。」
…思わず、「え、私に贈ってくれてる?」と思ってしまった入り出し。
小川絵梨子芸術監督、任期最後のシリーズ企画「いま、ここに──」シリーズ最後を飾るのは、ノゾエ征爾さんの新作書下ろし『りんごが落ちる』。物語の主人公は、久々の大舞台で主役を射止めながらも、初日の舞台上で突如セリフを忘れ、ラスト10分を沈黙劇にしてしまった舞台俳優・田端光太郎。光太郎を中心に、心に痛みを抱えた人々の姿を、ノゾエ征爾さんが誠実さとユーモアを交えながら、愛情いっぱいに描き出します。
この現代をタフに生きるだなんて、そんな夢物語を応援してもらう為に、私も劇場へ足を運ぼうと思います。

6月って個人的には、派手な思い出がない月なんですよね。ということで、遂に今年の6月は何か派手なことをしてみたいなと思っています。
宣言!

田代明
俳優・歌手
北海道札幌市出身。東京藝術大学声楽科卒業。

次回出演:
音楽劇『シミグダリ氏~鉄靴の姫と麦粉の王子~』
8月7日(金)・8月8日(土)@東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール

ハレノワプロデュース ミュージカル『拝啓 ナイチンゲール様』
12月5日(土)〜12月20日(日)@岡山・岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場 他

X:@akkarindays
公式Instagram:@akkarindays

脚本家/演出家・萩田頌豊与の優先順位高め!

ローソンチケット演劇部所属、東京にこにこちゃんの萩田頌豊与です
皆様におかれましては、もう部活はどこに入るか決まりましたか?まだの人はローソンチケット演劇部にぜひ。
さて、6月です。来たる夏本番に向け、海とかはもう見にいきましたでしょうか?
もしまだ見に行っていないようでしたら、早めに行っとくと、大きさとかもわかって良いと思います。
では、誠に僭越ながら6月、優先度が高いものを発表させていただきます。

コンプソンズ大宮企画『浅草フェヌア』
僕の友達(主宰の大宮二郎)の最高の企画です。僕の友達(この場合はコンプソンズの主宰の金子鈴幸のことです)が主宰をしているコンプソンズという劇団に所属している、僕の友達(大宮二郎)の役者さんが、作・演出をしております。
僕の友達(この友達はコンプソンズの主宰をしている友達(金子鈴幸)でも、コンプソンズに所属している友達(大宮二郎)でもない、もう1人の友達(佐久間麻由)です)も、出演しています。
間違いなく面白いです。ぜひ。

キューブ『シャープさんフラットさん』
あの不朽の名作をマギーさん演出で!超楽しみです。
まずタイトルが本当に可愛い。なんでもさん付けすると上品で可愛らしくなっていいです。
フライヤーも、可愛さと格好良さが両方あってお得です。
超絶是非。

パルコ・プロデュース『カッコーの巣の上で』
盟友東野良平が出演しております。大きい舞台にどんどん飛び立っていく彼の姿は本当に格好いいです。
そして兎に角舞台の上での東野は本当に躍動感があって、面白いです。唯一無二です。どうか皆様、唯一無二を観に行ってください。

シベリア少女鉄道『降臨-ワールドヒーローズユニバース-』
先日ナカゴーでご一緒させていただいた、土田さんが出演しております。
土田さんはとっても優しく。人格者です。
これは自分事になってしまいますが、SNSでバズっていたどら焼きを出来心でオススメしたら、すぐに食べに行ってくれました。自分が勧めたものをそうやって食べてくれる人って本当に信頼できます。
きっと土屋さんや出演者の皆様も、おすすめしたどら焼きをすぐに食べに行ってくれそうな人たちです。
優しい人は面白いので、ぜひ。

YATSUI FESTIVAL! 2026
渋谷のありとあらゆるライブハウスで行われる、エレキコミックやついいちろうさん主催のカルチャーフェス。
誠に僭越ながら、東京にこにこちゃんも6月21日(土)に出演させていただけることとなりました。
ファイヤーサンダーさん、街裏ぴんくさん、パペットマペットさんとともに
KIRINJIさんからバトンを受け取り、サニーデイ・サービスさんへバトンをお渡しさせていただきます。
僕らなりのオルタナティブをぜひご覧ください。

さて、もうすぐ夏休み。夏休み中の部活動はどうなるのか?ローソンチケット演劇部に合宿などはあるのか?楽しみです。
引き続き宜しくお願い致します。

萩田頌豊与
脚本家。演出家。
日本で最もチケットの取れる劇団『東京にこにこちゃん』主宰。
1991年1月4日生まれ。
身長193cm
体重110kg
X:@CollinesBar
公式HP:東京にこにこちゃん 公式サイト

俳優・佐久間麻由の優先順位高め!

6月!びっくりするほど食品の傷みが早くなるこの時期、皆さまにおかれましても、どうかお気をつけくださいませ。今月も皆さまのご多幸を祈りつつ、6月の私的優先順位高めです、をお届け!よろしければぁ!

画餅『ユートピア』
情報公開のたび、「おもしろそう!」と思わせてくれる画餅。そして今回も違わず、「おもしろい」のだと思います!今回の公演では、クリエイションを最前線で支援するサポーターも募集してますね。演劇の文化をみんなで守る時代になっているのかなぁと。大好きな劇団や企画の灯りが消えてしまわないよう、みんなで支えあえたらいいなぁって想います!そんな意味でも、おすすめ!

劇団普通『春』
なんとムリウイのあの小さな空間で存分に劇団普通をあびれる機会。劇場での公演ももちろん面白いですが、以前観たカフェ公演での作品と空間の相性に痺れましたので、今回、あのムリウイで立ち上る現象のような『春』は、大変面白いのだと思います。しかしチケット、もうないですよね…。

舞台『俺節』
9年ぶりの再演。初演のさまざまなシーンを今でも覚えてますし、劇中歌でとても好きな曲があるので、きっとまた聴けるんだろうなぁと、とてもとても楽しみです!あの頃から時代が移り変わった今、この作品がお客さんの目にはどんなふうに映るのかなぁと、そんな意味でも楽しみです。

劇団新感線『アケチコ!~蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島~』
『俺節』の脚本・演出・福原充則さんが同時期に劇団新感線の脚本も!公演の解説には、「主宰・いのうえひでのりがこれまで書き下ろしてきた“ネタもの”のエッセンスを福原独自の解釈で取り入れた、SHINKANSEN☆Rシリーズの新作“RSP”(レヴュー・スチームパンクの略)。物語は、大正浪漫を感じる時代設定と、江戸川乱歩が描いたようなほの暗い匂いが漂うスチームパンクの世界です。これまでの新感線とは一風変わったアングラの色も滲ませつつ、もちろん“Rシリーズ”ならではの生バンドの演奏で、歌あり、踊りあり、アクションありのドタバタ音楽活劇ミステリーと、これは、ナニソレ?と想ったまま観に行きたいと想ってます。

PARCO PRODUCE 2026『カッコーの巣の上で』
兼ねてより『カッコー~』が好きだったという松尾スズキさんが挑むとなれば、見逃したくない想いです…!もうピッタリ!と想わせてくれる素敵な配役なところもわくわく!

そして、私ごとで恐縮ですが、コンプソンズ大宮企画#4『浅草フェヌア』に出演させていただきます。公演の概要として公式が発表してる、映画『MASK』のあらすじをもって、こちらをおすすめ文と代えさせていただきます。「【映画「MASK」のあらすじ】ある日、お人好しで気弱な冴えない銀行員スタンリー・イプキスは、窓口業務中に応対した歌手のティナ・カーライルという美女に一目惚れ。しかし、その後散々な目にあい再会したティナの前でも醜態をさらしてしまい、揚句ゴミの塊を水難者だと思い救助のため水に飛び込んでしまう。その際ゴミに混ざっていた変わった木製の仮面を拾い、自宅に帰りそれを顔につけた途端、猛烈な緑の竜巻とともに超型破りな魔人マスクに変身してしまう。仮面の魔力でスタンリーは過剰な本性を引き出され不死身の身体、数々の超能力を身に付ける。」お忙しいと思いますが、浅草でコントをやりますので、ぜひ、いらしてください!

以上、6月分でした。それでは演劇で会いましょう!

佐久間麻由
俳優・企画プロデュース。劇団「スリーピルバーグス」所属。企画ユニット「爍綽と」主宰。出演作品:コンプソンズ大宮企画#4『浅草フェヌア』脚本・演出:大宮二郎 2026年6月5日(金)~6月7日(日) @東京・浅草九劇
X:@mamamayuuuu
Instagram:@mayusakuma221
公式サイト:https://www.lespros.co.jp/artists/mayu-sakuma/

ライター・河野桃子の優先順位高め!

とくに90年代以降、韓国では女性の劇作家が活躍しています。
これまでも日本で何度も上演されてきた2人の作家──慰安婦、在日コリアン、児童虐待などのテーマを書いてきたキム・ミンジョン。殺人加害者家族、性的暴行、性的少数者、朝鮮人の強制移住などを書いてきたイ・ボラム──が今月上演されます。

劇団温泉ドラゴン×劇団58ROUTE 日韓共同製作
『長生炭鉱 ――生きたかった』
(作:キム・ミンジョン)
1942年に起きた炭鉱の水没事故で183名が犠牲となり、うち136名は朝鮮人鉱夫でした。しかし犠牲者がいたという真実は80年以上語られることはなかった……という史実に着想を得た作品です。韓国でも上演されます。

名取事務所・普遍的劇団(보편적극단) 共同制作
『四番目の人』
(作:イ・ボラム)
名取事務所が企画する「現代韓国演劇シリーズ」は2018年にスタートし、今回で8作目です。イ・ボラム作品は『少年B が住む家』『女は泣かない』などを上演し、高い評価を得てきました。 今回は「冤罪」をテーマに、生田みゆきさんが演出します。アフタートーク、プレトーク、バックステージツアー、事前舞台説明会なども設けられています。

そのほか、東葛スポーツ『アルファード』も……毎回ながら即日完売している!!

河野桃子
ライター。翻訳戯曲と小劇場を中心に、ミュージカルやコンテンポラリーダンスなど「舞台」と名がつくものはなんでも観に行きます!
X:@momo_com

ライター・岩村美佳の優先順位高め!

今月は先月開幕した現在上演中のミュージカル『BOOP! The Musical ブープ ザ ミュージカル』『レベッカ』のまだ拝見できていないキャストや組み合わせを観劇の予定です。
『BOOP! The Musical ブープ ザ ミュージカル』は、これぞブロードウェイミュージカルという華やかなナンバーが盛り沢山。ブロードウェイの次に日本で上演されるスペシャルな機会です。宝塚退団後初のミュージカル出演の礼真琴さんをはじめ、キャストの皆さんのクオリティも素晴らしく、“ミュージカル”を存分に味わえます。

新キャストの皆さんで上演中の、新たな『レベッカ』は、濃密に情念が渦巻くミステリーと、耳にこびりついて離れないクンツェ&リーヴァイコンビの名曲の数々を堪能しています。

宝塚からは月組東京公演が開幕しますが、三国志演義をベースに描かれる新作『RYOFU』が天晴れの仕上がり。宝塚で観劇しましたが、ケレン味と濃厚な大芝居がたまらないあっという間の1時間半でした。三国志だからなのか男性客が多かったのも印象的。来年3月での退団を発表された鳳月杏さん&天紫珠李さんトップコンビ率いる充実の月組を堪能したいです。

さらに、『舞台「鬼滅の刃」其ノ陸 柱稽古』も楽しみにしています。炭治郎が初のダブルキャストで、阪本奨悟さんと高橋 颯さん。そして、出演が発表になった時に騒然となった童磨役・浦井健治さんがついに鬼滅の舞台に生出演!ワクワクします!

岩村美佳
ライター。フォトグラファー・ライター。初観劇は小学生の時に観た宝塚。ミュージカルを中心に色々と観劇しています。配信観劇も存分に楽しめるようになりました。超絶猫好き。
X:@nyanyaseri

ライター・井ノ口裕子の優先順位高め!

劇団☆新感線×宮野真守名作『カッコーの巣の上で』×間宮祥太朗
今月もワクワクする作品が上演されますよ。
 
2026年劇団☆新感線46周年興行・夏公演
SHINKANSEN☆RSP 怪奇骨董音楽劇
『アケチコ!~蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島~』

生バンドで演奏する“R(ロック)シリーズ”の新作。大正浪漫を感じる時代設定と江戸川乱歩が描いたようなほの暗い匂いが漂うスチームパンクの世界で、二人の探偵とそれを取り巻く一癖も二癖もある変な人物たちが繰り広げる、歌あり、ダンスあり、アクションありのドタバタ音楽活劇ミステリー。これは面白くないわけがない。秘密大好きな名探偵・アケチコ五郎役を宮野真守さん、もうひとりの名探偵・新田一耕助を神山智洋(WEST.)さんが演じる。
 
PARCO PRODUCE2026『カッコーの巣の上で』
ジャック・ニコルソン主演の映画を観たのは遠い昔。2014年に観た小栗旬さん主演×河原雅彦さん演出の舞台は強く印象に残っています。1960年代、オレゴンの精神病院が舞台。刑務所の強制労働から逃れるために精神異常を装って入院してきた主人公マクマーフィーが、絶対的権力を誇る看護婦長と対立しながら、入院患者たちの尊厳を取り戻すために奮闘する姿に胸打たれる感動作。今作は主演・間宮祥太朗さん×演出・松尾スズキ氏のタッグ。間宮マクマーフィーVS看護婦長役・江口のりこさんの演技バトルも楽しみです。
 
今月の2.5次元舞台のおススメは、この4作品!
 
ミュージカル『憂国のモリアーティ』緋色の研究 Reprise
19世紀末のロンドンを舞台に、“犯罪卿”ジェームズ・モリアーティと、“名探偵”シャーロック・ホームズ、宿命の二人の戦いを描いた同名漫画が原作のミュージカル。2019年の初演以来、ピアノとヴァイオリンの生演奏とキャストの魅力的な歌唱で、観客を魅了してきた人気シリーズの原点であるOp.1を『緋色の研究 Reprise』として上演。モリミュシリーズ初の2チーム体制での公演も注目です。
 
 
舞台「鬼滅の刃」其ノ陸 柱稽古・無限城 突入
舞台「鬼滅の刃」シリーズ6作目。今作では、刀鍛冶の里での激闘を制した炭治郎たちが、宿敵・鬼舞辻無惨との戦いに備え、鬼殺隊最強の剣士“柱”のもとで厳しい訓練を受ける“柱稽古”、そして無限城での戦いが描かれる。主人公・竈門炭治郎役は続投の阪本奨悟さんと、今作から加わる髙橋颯さんのWキャスト。前作では映像出演した上弦の弐・童磨役を浦井健治さんが続投するのも嬉しい。
 
『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Requiem from Knights-
スマートフォン向け男性アイドル育成ゲームアプリ『あんさんぶるスターズ!』の舞台化作品「あんステ」シリーズの新作公演。騎士をモチーフにしたユニット、Knights(ナイツ)がメインのゲーム内ストーリー「レクイエム*誓いの剣と返礼祭/Knights」を上演。個人のレベルが高いことが特徴のメンバーを演じるのは、橋本祥平さん、高崎翔太さん、荒牧慶彦さん、北村諒さん、北村尚弥さんの実力派5人。
 
Butlers’ 歌劇『悪魔執事と黒い猫』~天使が来たりし古の塔編~
原作「悪魔執事と黒い猫」は、本格ノベルゲームとして楽しめるだけでなく、執事たちがプレイヤーの悩みに寄り添う声がけやスケジュール管理など日常生活のサポートもしてくれる「現実と連動するコンシェルジュゲームアプリ」。美しい執事たちを愛でながら楽しめる舞台です。今作では各公演の開演前に執事たちによる瞑想タイムの実施も決定。開演前から楽しめちゃいます☆

井ノ口裕子
エンタメ系雑誌の編集者を経てフリーライター&編集者に。観劇の入口は中学生のときの宝塚で、それから観劇は一番の趣味。小劇場からグランドミュージカルまで、ジャンル問わず面白そうと思ったら何でも観る。

ライター・中川實穗の優先順位高め!

6月の福岡からこんにちは、中川です。暑くなるの早くないですか?福岡はもうじめじめもしておりますが、海からの風が通るのでまあまあいいです。と言いつつ海風にも湿気があります。つまりほんとに「まあまあ」いいだけです。
 
今月まず楽しみにしているのは、ギンギラ太陽’sの 『PARCO最後のワクワク大冒険 -Hey!みんな「一番おもしろいさよなら」を一緒に作るわよ。-』です。ギンギラ太陽’sは、福岡市を活動の拠点にした、「地元の人にしかわからない芝居」をする劇団です。毎回、福岡の建物や乗り物が擬人化して登場するのですが、今回は来年2月に営業終了する福岡パルコが主役の新作、大冒険活劇だそうです。公式サイトを見ると、「本店ビルが閉店となった電器店の家電業界ネタ」「天神をド派手に走り回る広告トラック軍団」「生まれ変わる旧岩田屋ビルのモノ語り」「同じく来年引退予定の500系新幹線」「絶対に退かない例のビル」と、福岡で暮らす人ならピンときて、この時点でクスッとしてしまう。でもこれがただのあるあるネタにならないのがギンギラ太陽’sで、徹底した取材をもとにした物語が展開されるので、笑えるし驚くし泣けてしまう。想像もしない世界が繰り広げられます。めっちゃたのしみ!
 
そして今年もありがとうございます!と待ち構えているのが、入江雅人グレート一人芝居『福岡のパンクスタイル7』です。入江雅人さんが劇場受付から音響、照明まで公演のすべてを一人でやられる究極の一人芝居公演シリーズです。福岡に住んでる人は、これがアクセス抜群のアクロス福岡で観られるのは、ラッキーですよ!と言いたい。「一人芝居」と言われるとストイックな感じを想像して、「私が客席に座っていいんでしょうか」とハードルを感じたりするものですが、一度体験すると「また観たい」となると思います。すごく笑いますし感動します。
 
さらに今月は、万能グローブガラパゴスダイナモス 20周年記念公演第2弾 第35回公演 『甘い手』『甘い手2ピース!』もあります。『甘い手』は人気作の再演、『甘い手2ピース!』はガラパ初の続編なのだそうです。高校が舞台になっていて、『甘い手』は文化祭の話、『甘い手2ピース!』は学校生活の話なのかな、とにかくもうこれだけでもおもしろそうだなと思わせる、万能グローブガラパゴスダイナモス!
 
さらに、シニア劇団かっこん党『親の顔が見たい』、1989年結成の劇団風三等星の『笑われガスター』も楽しみにしております。

中川實穗
ライター。日本の戯曲が多めですが、ジャンル問わずに観ます!
X:@miho_sgt

ライター・吉永美和子の優先順位高め!

6月は1年ぶりの台湾旅行が待機しているため、いろいろと浮き足立っていたり、逆に旅行の散財に向けて節約モードに入っていたりする吉永です。というわけでここで紹介している作品も、スケジュール的に自分は観られないものもあります。皆さんはぜひ観に行って下さい。
 
 ●6月5日(金)~6月8日(月) コトリ会議『この上のない下水筒』@大阪・扇町ミュージアムキューブ CUBE02ほか
『おかえりなさせませんなさい』で「第69回岸田國士戯曲賞」の最終候補になった山本正典が率いるコトリ会議が、この『おかえりなさせませんなさい』以来の山本の長編新作を引っ提げて、大阪&東京ツアーを行います(ちなみに彼らの本拠地は兵庫県です)。常に身近な人の死、あるいは自分の死とどう向き合うのかをテーマにしてきているコトリ会議ですが、今回は「ゴミ拾い部」の部員だった人々が、亡くなった元部員が遺した謎の言葉を考察していく一夜を描くとのこと。シュールな設定と、大笑いというよりも、引きつり笑いを起こすような絶妙な会話を通して、誰もが避けられない「死」を真正面から考えさせる舞台。特に身近な人の死から立ち直れない、または希死念慮があるという人には見てもらいたい劇団です。
 
 
●6月19日(金)~6月21日(日) 川畑泰史・兵動大樹 この先10年プロジェクト『ふたり、静かに…!?』@大阪・ABCホール
吉本新喜劇元座長の川畑泰史と、漫才コンビ「矢野・兵動」の芸人で、演劇作品の出演の機会も多い兵動大樹。関西ではおなじみの顔の2人が、初心に立ち返るために組んだユニットの第3弾は、現代版の人情喜劇が人気の「空晴(からっぱれ)」の岡部尚子の代表作を改訂した作品です。もともとは女性3人のすれ違いの会話を見せていく3人芝居でしたが、今回は男2人+女2人とキャラクターをガラリと入れ替えるので、3人バージョンの時にはなかった恋愛要素も入ってくるとか……?カラッと笑える岡部の作品世界が、芸人たちと相性がいいのは随所で証明されているので、今回も満足度の高いものになりそうです。
 
●6月20日(土)・6月21日(日) 『STILL LIFE -スティル・ライフ-』@兵庫・神戸文化ホール 中ホール、ほか
今年の夏に放送されるという主演ドラマ『笹まくら』の放送が今から楽しみでならない森山未來ですが、彼が俳優だけでなく、世界レベルのコンテンポラリー・ダンサーなのも広く知られているところ。そんな彼が「ブッパタール舞踊団」にも作品を提供したアラン=ルシアン・オイエン、「英国批評家協会賞最優秀男性ダンサー賞」を受賞した注目のダンサー、ダニエル・プロイエットと共同で作り上げた作品が日本で初上演されます。暗黒舞踏で使われる、詩のような言葉の振付のスコア「舞踏譜」をヒントに、言葉と身体と映像と、コーラス隊の発する「音」が溶け合うパフォーマンスになるとのこと。「ダンサー・森山未來」のすごさをまだ観たことがないなら、ぜひこの機会に。 

吉永美和子
フリーランスのライター&編集者。関西の情報誌「SAVVY」や「Meets Regional」などで演劇の連載を持つ一方、映画やグルメや旅行などノンジャンルで活動中。
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批評家・山崎健太*の優先順位高め!

6月はプライドマンス。1969年6月28日にニューヨークで起きたストーンウォールの反乱にちなんでLGBTQの存在を祝福する月であり、今年はたとえば東京では、代々木公園で6月6日(土)・6月7日(日)にPride Festivalが、6月7日(日)にPride Paradeが開催されるのをはじめ、Tokyo Pride2026として1ヶ月を通して様々なイベントが予定されています。
そんなプライドマンスにちなんだ優先順位高めを。

1本目は趣向『THE GAME OF POLYAMORY LIFE』
(作:オノマリコ、演出:稲葉賀恵)。
タイトルにあるポリアモリーは互いの合意のうえで複数の人と恋愛・性愛関係を結ぶ生き方のこと。性的指向や性自認とは異なるカテゴリーの概念ですが、「普通」とされる規範を問い直すことはすでにある多様性と向き合うためにも大事なことです。ポリアモリーとして生きる人々の日常から見えてくるものとは何か。監修には『ポリアモリー 複数の愛を生きる』の著者・深海菊絵さんが入っています。

2本目は果てとチーク『きみはともだち』
(作・演出:升味加耀)。
ノンバイナリーの野澤とその幼馴染・園を中心とした人間関係に横たわる「わかりあえなさ」を抉り出す本作は昨年1月に初演されたばかり。それが早くも再演されるのは、それだけこのような作品が今の社会に必要とされているからにほかなりません。東京公演では付随イベントとして「『わかりあえなさ』を囲む会」も実施されます。エリス・ヤング『ノンバイナリーがわかる本』(上田勢子訳)や周司あきら・高井ゆと里『トランスジェンダー入門』も合わせて是非。

3本目は劇団「薔薇族」の旗揚げ公演・ミュージカル『薔薇族’70』
(脚本・演出・音楽:外崎銀河)。
「クィア当事者の視点からクィア演劇を創作する」を掲げたこの作品は、かつてあったゲイ雑誌『薔薇族』の文通欄を通じての交流を描くミュージカルとのこと。NHK連続テレビ小説『虎に翼』に出演していた水越とものりさんも出演。『薔薇族’70』が描くのおよそ半世紀(!)前の物語ですが、文筆家・小沼理さんによるエッセイ『共感と距離感の練習』『悲しい話は今はおしまい』を読むと今の日本でゲイとして生きる個人の生が見えてきます。

山崎健太
批評家・ドラマトゥルク。演出家・俳優の橋本清とともにy/nとして舞台作品も発表しています。
X:@yamakenta
(*山崎健太の「崎」の字は、「タツサキ」が正式表記)

ローチケ演劇部_白川の優先順位高め!

もう6月ですって。1ヶ月経つのが早いですね。
さて、今月の私の「優先順位高めです」な公演を観劇予定順にご紹介。

まずは1週目。
劇団普通『春』からスタート予定。なんとムリウイで劇団普通ですよ。チケットもすぐに完売だそうで。そりゃそうですよね。あの空間で観る劇団普通、絶対面白いだろうなって今からワクワクしています。

そして、時を同じく公演をするのが、コンプソンズ大宮企画#4『浅草フェヌア』。コンプソンズ大宮さんによる演劇人のコント公演。本人曰く「最高傑作」ってことなので、否が応でも期待しちゃうよね。きっと最高に大きな声も出してくれるはず。楽しみ。

2週目には、画餅『ユートピア』が開幕。ちょっと待ってください…!っていうくらい、なんか私の大好きな人ばっかり出てるんですけど!神谷さんの世界にどっぷりと浸かりたいと思います。楽しみ。

そして、Nanori『狂言マニフェスト』。こちらも素敵な人ばっかり出てるじゃないですか(気が多い?)!!Nanoriは以前「Mix tape」を観たんですが、なかなかにカオスで楽しかった。今回はどうかな。楽しみ。

3週目は東葛スポーツ『アルファード』があります!今回チケットなくなるのめっちゃ早かったですよね。日曜11時に無事確保。芸劇で物議(?)をかもした東葛スポーツ。やっぱり東葛スポーツは、シアター1010の稽古場で観たい。

4週目には、劇団スポーツ田島さん企画、満広場『溢れるリズム』に、7Aさんが出演するsomeports『ある港』シベリア少女鉄道『降臨』、もあるし、他にも、ザジ・ズー西崎さんが脚本を手掛ける『パーフェクト・ビーチ』、松尾スズキさん演出『カッコーの巣の上で』(菅原永二出演!)などなど今月もてんてこまいになりそうで、スケジューリングに時間を費やすことになりそうです。観劇頑張ります。ちゃんと仕事もします。