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物語の舞台はとある一軒家の2階、主人公の部屋。ベッドやパソコンはもちろん、冷暖房完備で、テレビがあり、冷蔵庫があり、オーディオがあり…と、快適に生活できる全ての物が買い与えられている空間だ。丘の上に建つ家だから、窓からは海だって眺められる。足りないのは──“今を生きるリアル”?
本作は、2007年4月に劇団モダンスイマーズにて初演された蓬莱竜太の作によるオリジナル戯曲。
2016年1月には「PONKOTSU-BARON project第2弾」(演出:和田憲明)として、赤澤 燈・西島顕人・味方良介ら実力派キャスト陣によって上演され、大きな話題を呼んだ。
そしてこのたび、8月14日(金)より東京・シアターサンモールにて、古谷大和の演出により和田琢磨、赤澤 燈、星野勇太、横田龍儀、京典和玖、立道梨緒奈という気鋭のキャスト6名で上演されることが決定した。

あらすじ
石川県のとある田舎町。丘の上、この辺りにはちょっとそぐわない洒落た洋風一軒家に貿易商を営む一家が暮らしている。
長男のサダオは両親から家業を引き継ぎ、同居しているサダオの弟・ノボルの家庭教師だった千穂と結婚。一方のノボルは窓から海が見える2階の快適な自室にて、未だ定職にも就かずモラトリアム生活進行中だ。
ある夜、風邪で寝込んでいたノボルは熱に浮かされながら「あの日」の「あの場面」の夢を繰り返し体験していた。
それはおそらく自分の人生の分岐点。
ノボルは過去の一夜と現在の一夜を何度も行き来しながら、実現しなかった「もしも」を追想し、本当の自分の在処に手を伸ばしていくのだった……。
