4月某日、東京都内のとあるライブハウスにて、5/25(土)から東京芸術劇場で上演される舞台「BACKBEAT」の製作発表が行われた。
登壇したのは演出の石丸さち子、戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平ら9人。
製作発表でまず始まったのは、戸塚、加藤らが扮する5人のビートルズによる楽曲のパフォーマンス。ビートルズのカバーで有名な「ロックン・ロール・ミュージック」と、エルビス・プレスリーの「ラブミー・テンダー」の2曲の一部を披露し、勢いのあるパフォーマンスで会場を沸かせた。
戸塚はかつてビートルズのメンバーだったスチュアート・サトクリフ役を演じる。「今日初めて舞台上でバンド演奏をして、気分が高揚している。本番でもこういった気持ちになれるのかと思うと今から楽しみ。」と、作品への期待を膨らませていた。
そのスチュアートを音楽の世界に誘う親友、ジョン・レノンを演じるのは、自身でもコンサートツアーを行う加藤。「これから20曲を超える楽曲を舞台上で、毎日お客さんに届けていくことになる。バンドのグルーヴ、たぎるような若さ、作品のエネルギッシュさを多くの人に届けていきたい」と語った。
「ほとんどギターが弾けない状態で練習が始まった」という辰巳は、バンドのギタリスト、ジョージ・ハリスンを演じる。ギター演奏は周りに追いつくために1日に8時間練習するという実直さを見せ、時にはJUONに教わったりもするという。
ポール・マッカートニー役を演じるJUONは、実際のポールと同じく左利きでのギター演奏に挑戦。「子供のことから音楽に触れていく中で、生活の一部となっていたビートルズの物語に携われることを幸せに思う。」と話した。
もう一人のビートルズ脱退者、ドラムのピート・ベストを演じるのは上口耕平。一人でも「ピートもビートルズに残っていてもよかったんじゃないかな」と思ってもらえたら嬉しいと話した。
今回が舞台初挑戦という夏子、レコードショップの経営者など4役を演じる鈴木壮麻、そしてビートルズが演奏していたクラブのオーナーなどを演じる966年のビートルズ来日公演で前座を務めた尾藤イサオなど、豪華な面々が揃っている本公演。実際に20曲程度生披露されるという、数々の楽曲にも注目だ。
5/25(土)から東京芸術劇場、その後兵庫、愛知、神奈川でも上演される。