演劇『あの出来事』に南 果歩、小久保寿人 出演決定!

2019.05.14

ノルウェーのウトヤ島事件をもとに描かれた舞台が日本初演。

今年3月、日本でも公開された映画『ウトヤ島、7月22日』の題材でもある、2011年にノルウェーのウトヤ島で起きた、極右青年による銃乱射事件をモチーフに描かれたフィクションです。登場人物は、たった二人。生き残った合唱団の女性指導者に対し、犯人の少年役の俳優が、他のすべての役を演じます。合唱団と伴奏者は、劇中で歌うだけでなくコロスとして参加する面白いスタイルで、2013年にエジンバラ演劇祭で初演、高い評価を得た本作の日本初演となります。新国立劇場初登場のミナモザの瀬戸山美咲が演出、本作の英国公演も見ている谷岡健彦が翻訳をつとめます。

【出演】
南 果歩、小久保寿人

【ものがたり】
教師をしながら合唱団の指導者も務めるクレア。彼女がいる合唱団は、移民や難民、子供を持つ母親など、さまざまな立場の人たちを受け入れていた。ある日、練習中に突如入ってきた少年が銃乱射事件を起こし、たくさんの人が亡くなる。生き残ったものの、目の前で団員が殺されるのを目撃したクレアは、それ以来、魂が自分から離れてしまったような気持ちになってしまう。クレアは自らの魂を取り戻すべく、犯人の少年を「人間」として捉えようと、自分や少年の関係者との対話を試みるが・・・。